2学期終業式校長挨拶例文!中学生向け・高校生向けには何を伝える?

今年も最終月に入りました。

終業式には一年を締めくくり新年を迎えるための気持ちを整理する言葉をかけてあげたいもの。

一年を通して挨拶の機会は何度もありますが、なかなか満足のいく挨拶は難しいやはりどうせなら画一的で心に残らないものよりは生徒の関心を引きつける言葉を伝えたい

退屈だと思われないためには上手なスピーチのコツも大切です。

そこでこの記事では2学期終業式の挨拶にスピーチのコツとともに挨拶例文を載せています。中学・高校の校長先生のみではなく、学級担任の先生にも参考としていただける内容です。

ヒントになる記事になっています!

終業式挨拶の話の構成の考え方は?

話の基本構成

終業式挨拶など短いスピーチには基本となる構成があります。

「イントロ」→「主題」→「結論(メッセージ)」

このシンプルな3段構成が有効です。

物語には「起・承・転・結」が重要だというのは定説ですし、実際にそうなのですが、話をする際にはあまり向いていません。特に挨拶やスピーチなど人前で、それほど長い時間をかけずに話す場合は不向きです。

理由は、簡単に言えば長くなってしまうから。

承→転の流れは物語としては盛り上がりに大きな役割を果たしますが、スピーチにはあまり考えなくていい部分です。

特に終業式などの挨拶において適切な長さを考えると、最初にお伝えした「3段構成」を意識したほうが良いのです。

短いスピーチで大切なこと

また、短いスピーチで最も大切なことは、

「結論=メッセージ=生徒に伝えたいこと」は何なのか、です。

メッセージが明確でないスピーチは心に残りません。生徒に伝えたい「コレ」を明確にすることで、おのずと話の構成も流れも決まりやすくなります。

また、結論=メッセージは一つに絞ること。

生徒に伝えたいことはたくさんあります。しかし、一度の話の中であれもこれも詰めようとすると結局は話全体が曖昧なものになってしまい、締まらないもの、心に残らないもの、つまらないものになってしまいます。

メッセージから組み立てを考えればおのずとシンプルな3段形式で収まります。難しく考える必要はありません。イントロ(序章)で興味をひいて、結論へ持っていくための主題(話の流れ)を考えればいいだけです。

どう結論へ繋げるかの部分を複雑にしたものが、承→転なのであり、スピーチはここをもっとシンプルにひとまとまりにすればいいのです。

話を長く感じさせないコツは?

終業式挨拶に適切な長さは?

さて、始まりから「短いスピーチ」にフォーカスをしていますが、終業式挨拶は実際にどれくらいの長さが適切なのでしょう?

始業式などの挨拶は毎回何分にしていますか?

一般的にスピーチに適した時間は3〜5分であると言われます。相手が生徒であるなら尚更です。長くて5分が限界です。

いや、私の話は面白いし、やはりもう少し話したい。と思っている方にはこの記事はそもそも役に立たないと思います。

しかし、生徒に集中させて、心に残る話をするには3〜5分のスピーチが有効です。

1分の話には文字にして約300文字が必要だと言われます。3分から5分となると、900文字から1500文字です。原稿用紙に2枚半〜4枚弱ですね。

スピーチ原稿の大切さ

また、話をする時に考えながらですと、あらぬ方向へ寄り道して終わってみれば長くなってしまったなどということにもなり兼ねません。

あらかじめ、原稿を起こしておくことは大切です。文字数を決めて原稿を起こすことで自ずと時間も決まってきます。また、書き起こすことで無駄な一文に気づきやすくなります。

余計な言葉が少なくなればなるほど、全体がシャープにまとまります。

ところで、スピーチ原稿を起こすときに気をつけなければいけないことがあります。

それは一文の長さです。

私は健康に気遣い、規則正しい生活を送る手段として、毎朝地域のラジオ体操に参加しています。
私は健康に気を使っています。毎朝、地域のラジオ体操に参加しています。規則正しい生活が身につきます。

下の文章は一文に情報がひとつです。幼稚な文章に思えますが、スピーチの原稿としては正解です。

話を聞く側として、いくつも情報の入った文は最後まで聞かないと理解ができないので疲れます。聞きづらいので集中力が切れます。心にも残りませんし、つまらない印象で終わります。

聞き手に集中力を持続させ、かつ理解しやすい文章で話すことが重要です。

一文は短く、を意識して原稿を起こしましょう。また、書き終えたら音読をしてみることをお勧めします。

盛り込みたい言葉や話題は?

盛り込みたい言葉や話題のポイントは?

クリスマス、お正月と大きなイベントが控えた冬休みに入ります。

実際の日数より短く感じる休みだと思います。生活ペースを大きく変えずに過ごすよう促します。

特に3年生は年が明けると受験本番となります。冬休みはさらにペースアップする生徒もいるでしょう。それも大切ですが、うまく息抜きをすることも必要です。メリハリのある生活を心がけるように伝え、体調面に気を配ってあげたいですね。

また、この1年もコロナウィルスに翻弄されて終わりました。生徒達は貴重な学生時代を不完全燃焼の思いでいっぱいなのではないでしょうか?

生徒達が自分の向かう方向を見失わないよう気にかけてあげます。さらに視野、関心を広げられるような内容が望ましいです。

また、生徒の気持ちに寄り添う言葉が重要です。

  • 将来どんな自分になりたいか。
  • まだまだいくらでも進路変更は可能であること。
  • 自分を信じる力。
  • 周りに応援してくれる人が必ずいること。

そのようなことを気づかせてあげられればいうことなしです。

また、時には自分の失敗談を盛り込むと、生徒との距離を縮められます。

こんなツイートを見つけました。

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