夜空に輝く神秘的な光のカーテン、オーロラ。
オーロラといえば、カナダのイエローナイフやアラスカのフェアバンクス、スウェーデンのキルナが有名です。
「オーロラを見るためには遠くに行かなければ。」
とお考えの方も多いですが、実は条件が揃えば日本でもオーロラを見ることができます。
今回は、意外と知られていない日本で見られるオーロラや見える条件、地域を中心にご紹介します。
オーロラは日本で見えるの?
結論から言うと、日本でもオーロラを見ることは可能です。
日本では、過去の文献からもオーロラが観測された記録が残っています。
太古の日本でオーロラは、「赤気」と呼ばれ、飛鳥時代(620年)から江戸時代まで、京都や江戸などで空が明るく光る現象が観測されています。
『低緯度オーロラ』と呼ばれ、現在は北海道や東北など寒い地域で条件が揃った場合に観測されています。
オーロラは神秘の大自然のカーテンですので、簡単に見れるわけではないんですね。
では、オーロラが見える条件はどんな時なのでしょうか。
次の章で、オーロラが見える条件について、詳しく説明します。
オーロラの正体は?見える条件は?
そもそもオーロラとはどういう現象なのでしょうか。
オーロラの発生には太陽の活動が深く関わっていると言われています。
太陽の表面で起こる爆発によってできるプラズマ粒子が、地球の大気に含まれる酸素原子や窒素原子と衝突した際に、衝突時のエネルギーによって発光します。
この衝突の際に起こる発光現象がオーロラなのです。
では、オーロラはどのような条件で見えるのでしょうか。
オーロラが見える条件は3つあります。
- 雲がなく天気がいい。
- 空が暗く、人工の光がない。
- 太陽活動が活発。
この3つの条件が重なったときに、オーロラを見ることができます。
なかでも、はっきりとオーロラを見ることができるのは、北半球の60度〜70度の範囲と言われています。
このオーロラの出現頻度が高いエリアを『オーロラベルト』と呼んでいます。
オーロラベルト以外でもオーロラを見ることはできるのですが、空がぼんやりと光るような低緯度オーロラがほとんどです。
綺麗なオーロラが見たい場合は、オーロラベルトにある都市に行くようにしましょう。
これだけの条件が揃わなければ見れないなんで、まさに神秘の大自然のカーテンですね。
オーロラが見える地域と旅費は?
オーロラが高確率で見える地域は、カナダやアラスカ、北欧と言われています。
このなかでもおすすめの地域を3つ紹介します。
1:イエローナイフ(カナダ)
オーロラ観測で有名なイエローナイフはカナダの北部に位置します。
イエローナイフは、空気が乾燥し晴れの日が多く、孤立した都市なので、人工の光があまりありません。
ですので、オーロラを観測するにはぴったりの地域です。
オーロラ観測ツアーを主催するオーロラビレッジの統計では、3晩連続で観測した場合に約95%の確率で出現するそうです。
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