弁護士会とも連動しているので、最終的に法的処置で解決したい場合はおすすめです。
次にパワハラ問題を実際に解決したい場合にやることを説明します。
上司に相談する
直接上司に訴えるか、仲の良い先輩に相談してみましょう。そもそも余興はいらないと思っている人もいるかもしれないので案外早く解決するかもしれません。
ですが、逆上したり、関係が悪くなる場合もあるので慎重に対応しましょう。
証拠を確保しておく
相談する際にはパワハラを立証するために、余興を強要された時のボイスレコーダーや、日記、メモ書きにパワハラを受けた内容や日時を記録しておきしょう。
社内の相談窓口や人事に相談する
会社によっては、社内に相談窓口があることが多いです。余興を強要されている現状と困っていることを相談してみます。
会社にパワハラの改善要求を内容証明で書面で送付することもできます。これはもし訴訟になった場合に、内容証明で送ることで郵便局が書面の文面を証明し、証拠化してくれます。
中小企業であっても労働安全衛生法上、使用者は社員に安全かつ健康に働ける職場環境を構築しなければならないので、担当部署はしっかり改善、対策してくれるはずです。
解決したあとに、弊害として人間関係が悪くなったり、働きにくくなることもあります。
これは極論かもしれませんが、つらい思いをして精神的に病んでしまっては元も子もないので、自分を守るためにも転職することも選択肢にいれておくことも考えておきましょう。
そもそも忘年会など会社の飲み会に参加することのメリットは?
忘年会とは本来「その年の苦労を忘れるために年末に催す宴会」です。その年の大変だったこと、嫌なこと苦しかったことを忘れて、新しい一年を迎えるために行うものです。
会社で行う忘年会は「社員を慰労する」目的のものと、「接待のため」の取引先の方たちと”今年はお世話になりました、来年もいいお付き合いをしましょう”というあいさつ目的の2つがあります。
まず社員を慰労する目的の忘年会のメリットをいくつかあげます。
社員を慰労する目的の忘年会のメリット
- 上司や先輩、同僚と普段できない話ができる
- 交友関係を深め、ネットワークを広げることができる
- 社会人としての付き合い方やマナーを学べる
余興に参加するメリットも同様です。
私も基本的には余興もしたくないのが本音ですが、あとから振り返ってみれば普段の仕事よりあの時一生懸命ダンスの練習や忘年会の幹事をして苦労したことのほうが思い出されます。
当時は大変でしたが、振り返ってみると失敗したことも含めて楽しかったなと思えるのも事実です。
次に会食、接待のための忘年会のメリットです。
会食・接待のための忘年会のメリット
相手との信頼関係を構築する
お酒の力も借りてリラックスできるので、取引先と良好な関係を深めることができます。
交渉を円滑に進めるために行う
交渉を希望通り進めるたに説得したり、スムーズに行うことができます。
会食、接待はプライベートで参加しているわけではく、ビジネスの一環と捉えるのが一般的です。会社の代表として参加することが大切です。
近年ではクリーンで平等な立場でビジネスを行うべきだという観点から接待禁止の企業も増えているようです。
そのため相手側の接待のルールを知っておくことも大切です。
忘年会や余興をスマートに断る方法は?
忘年会や余興を断る方法として、もちろん「その日は先約があり行けない」や「子どもが小さくて行けない」など本当に行くことができない理由もあります。
ただ単に行きたくないという場合使われることが多いのは、以下です。
- 体調不良・・・医者にアルコール飲んではいけないと言われている、など
- 冠婚葬祭・・・親族、古くからの友人の結婚式と予定がかぶっている、など
まず共通して言えることは断るときは堂々としていることです。曖昧に断ったり、当日ドタキャンなどは今後の信用や人間関係にも差し支えるので、避けた方がいいです。
断り方のポイント
きちんと連絡をすること
上司や幹事と毎日顔を合わせているのであれば、直接断るほうが印象がいいです。
直接伝えた方が誠意が伝わりますし、毅然と参加できない理由を伝えれば(体調不良、冠婚葬祭など)それ以上追求されることも少ないでしょう。
低姿勢で謝る
”せっかく誘っていただいたのに申し訳ない”というスタイルが大切です。”行きたいけど行けない” ”行きたかったのに残念”という姿勢でいけば断られたほうも悪い気がしません。
さらに”誘っていただいた感謝の気持ち”も伝えると失礼な断り方にはなりません。
ただ体調不良、冠婚葬祭はそう何度もは使うことはできません。いつか怪しまれて嘘だとバレてしまいます。そもそもできれば嘘はつきたくないのが正直なところです。
いさぎよく、忘年会に参加するのは苦手だから行きたくないと伝えてみるのもひとつの方法です。
時代の変化によって、飲みニケーションも形を変え、お酒に頼らず業務時間内でコミュニケーションをとることが求められています。
普段の仕事をきちんとやっていれば信用は得られますし、例えばランチを一緒にとったり普段から上司、先輩たちとコミュニケーションをとっておけば親睦も深められます。
”お酒が飲めない” ”お酒の場が苦手”ということを普段からアピールしておくと、いざ忘年会に誘われた時断りやすいですね。
明らかに嘘とわかったり、ドタキャンすることは迷惑をかけますし、今後社内での信用をなくすことになり得るので避けましょう。
行かないと決めたのならできるだけ早く、誠意をもって伝えるようにしましょう。
こちらの動画も飲み会の断り方を紹介されているので、参考にしてみてください。
まとめ
- 忘年会の余興を新入社員に強要するのはパワハラにあたるのか、断り方について紹介しました。
- 若い人が忘年会に行かない理由は、人間関係ができあがってない、プライベートのことを聞かれたくない、余興をしたくないがあげられます。
- 最近の若い人は出世欲も低く、飲み会や余興への参加に消極的になっています。
- 忘年会、余興への参加の強要はパワハラにあたり、相談するなら公的機関、実際に解決したいなら会社の担当部署に相談しましょう。
- 忘年会に参加することで、上司と先輩と話す機会をもてたり、ネットワークを広げることができます。
- 忘年会、余興を断る時は早めに、低姿勢できちんと連絡することが大切です。
今回忘年会、余興について述べてきましたが、もちろんこの記事を読んだだけでは、問題は解決しません。
余興を強要された!パワハラだ!という訴えも、ときに自分を守るためには重要なことですが、できれば今後の会社員人生を考えると穏便に過ごしていきたいですよね。
まずは、普段から仕事への姿勢、上司先輩とコミュニケーションをとり親睦を深めておきましょう。自分とはどういうキャラクターか知ってもらうことで、気兼ねなく飲み会を断れるようになります。
ぜひこの記事を参考にして、自分のプライベートも大事にし、気持ちよく働ける環境をつくっていきましょう。
忘年会シーズン乗り越えて、新しい1年も頑張りましょう!
断るスキルを身につけるためにおすすめの書籍
なぜか印象がよくなるすごい断り方
上司の気持ちを知りたい人におすすめの書籍
あなたが上司から求められているシンプルな50のこと
コメント