冬は椿が見頃です!寒い冬に花を咲かせる椿は、寒気に震える私たちの心に癒しを与えてくれますよね!
石川県では、椿を見ることのできる名所スポットがいくつも点在しているのをご存知でしたか?
初耳だと驚いた貴女はぜひ最後までこの記事を読んでいって下さい。
この記事では、
- 冬に開花する椿はどんな植物?一番の見ごろは?
- 石川県の椿の名所3選を紹介!!
- 椿の名所のNGマナーと注意点!
- 石川近郊にも名所がありますよ!石川県近郊の椿の名所を紹介!!
- 椿だけじゃない!冬に見頃をむかえる花は?
を紹介していきます!
最後まで読んだら今年の年末年始は椿を見に行きたい!となること間違いなしです!!
冬に開花する椿はどんな植物?一番の見ごろは?
ツバキとはツバキ科ツバキ属の樹木です。日本に自生している椿の多くは「ヤブ椿」と呼ばれる種類で、赤い花を咲かせます。
開花時期は12月~4月にかけてです。
椿の花びらはくっつくようにして筒のように折り合わさっています。そのため椿の花は、独特な落ち方をします。折り合わさった椿の花は他の花とは違い、花びらが一枚、一枚落ちるのではなく、花ごと落ちるのです。
散り時になると、一面に椿の花が落ちる光景は印象的で、あの松尾芭蕉も短歌を残すほど風情のあるものです。
花の美しさもある椿ですが、すごいのはそれだけではありません。種子から取れる油は「椿油」として食用品、化粧品としても使われています。
特に「椿油」が使われているシャンプーは評判が良いです!
通常のシャンプーに比べると割高ですが、値段以上の価値があります。「椿油」の保湿成分が髪の芯から毛先までしっかり保護してくれるので、いつでも潤いのあるまとまった髪質にしてくれます。
冬は乾燥の季節。ぜひ「椿油」のシャンプーを使って、パサつく髪と卒業してみてください。
石川県椿の名所3選!その1:野々市中央公園 「ののいち椿館」・「椿山」
最初に紹介するのは、野々市中央公園「ののいち椿館」・「椿山」です。
野々市では椿を市花と採用するなど、地元の人に椿は親しまれています。市の名前をつけられた「野々市」という椿の品種もあるほどです。
そんな「野々市」の生まれ場所が野々市中央公園にある「ののいち椿館」です!
名前の通り椿を専門とした椿園です。
約300品種もの椿が集められています。初冬~春までの開花時期になると、赤、白、黄色など、色鮮やかな椿の花が出迎えてくれます。
椿の品質も良く、「国際つばき協会」に優秀な椿園の認定をもらっています。国内ではまだ九つの椿園しか認定されていいないので、「ののいち椿園」の椿がどれだけ美しいのかがわかりますね
野々市中央公園にはもう一つ「椿山」という椿の名所スポットがあります。
「椿山」も200品種の椿が植えられているので、散策しながら椿の花と香りを存分に堪能できます。山といっても、少し高めの丘ぐらいなので、気軽にハイキング感覚で登れますよ!
晴れた日には頂上で、日本三大霊山のひとつ「白山」を拝むこともできます。見れたらラッキーですね!!
野々市の中央公園に行って、ドラクエウォーキングしてきたよー
公園の園路沿いで桜と椿の花が、椿山や椿館で椿の花やフラワーボールが見られてよかったよー
自販機にのっティのイラストも入っていたよー#野々市#中央公園#椿山#椿館#桜#椿#フラワーボール#のっティ#ドラクエウォーク pic.twitter.com/InT1Ft9zp1— かえるねこ (@kaeruneko7) March 31, 2020
住所 | 石川県野々市下林三丁目 |
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電話番号 | 076-227‐6092 |
開園時間 | 9時~16時(ののいち椿館) |
定休日 | 5月~10月 毎週木曜日、12月29日~1月3 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
石川県椿の名所3選!その2:大乗寺丘陵公園(だいじゅうじきゅうりゅこうえん)
二つ目に紹介するのは「大乗寺丘陵公園」です。
大乗寺丘陵公園は自然豊かな丘陵を未来に残すため公園として整備されました。地元の人たちの憩いの場でもあり、休日になると家族連れの姿が多く見られます。
冬になると椿の赤い花が咲きます。その他にも、桜やアジサイ、紅葉など、四季の花が植えられているので、どの季節にいっても様々な花を楽しめます。
また、「大乗寺丘陵公園」は金沢市と日本海を一望できるスポットです。夜になると街並みの明かりを楽しめる夜景スポットにもなります。
石川県の大乗寺丘陵公園です。観光地でも何でもないですが、金沢で一番お気に入りの場所です。夜もいいですよ✨ pic.twitter.com/zqAwGmceTU
— ねうめ (@hajejejeckson) May 13, 2018
住所 | 石川県金沢市長坂町313 |
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電話番号 | 076-6244‐9939 |
開園時間 | 4月~9月 8時~19時、10月~3月 8時~18時 |
定休日 | 12月29日~1月3日は閉鎖 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり |
石川県椿の名所3選!その3:兼六園(けんろくえん)
最後に紹介するのは「兼六園」です!!
金城市の中心に位置します。金城城に併設された日本庭園で、日本三名園のひとつに選ばれています。四季折々の花が楽しめる庭園で、冬になると様々な品種の椿が花開きます。
その中でも「コトギツバキ」という品種の椿が兼六園で一番最初に花を咲かせます。ことじ灯籠という「兼六園」のシンボルである灯籠が名前の由来です。名前の由来通り、濃い赤い花が印象的です。料金所近くに植えられているので、入ってすぐに見ることができます。
兼六園 椿と近くにあった雪だるま pic.twitter.com/uLrVEPClkD
— おきしむ(しゃしん) (@phosgene_photo) December 28, 2018
【日本縦断16日目】石川
・兼六園
特別名勝に登録されている日本庭園
正直どこ撮っても絵になるから困る
四季折々の花が園内にあり、今は梅と椿が見頃。
園内にある時雨亭でお抹茶で一服し、今日は富山までレッツゴー! pic.twitter.com/Dr3vBjWial— こーりん@2日目南へ-36a (@kourin_bayasi) March 13, 2020
その他にも冬になると雪つりが名物です!
縄で作った柱を木の周りに建てて、雪で枝が折れないようにする吊るす作業です。冬の兼六園の風物詩で、最大で9メートルもある木々が縄でつるされる光景は圧巻です。
ライトアップされた姿も綺麗です!
兼六園内には様々な見所があるので、すべて見て回りたい場合は、ガイドツアーに参加するのがオススメです。ガイドさんが優しく案内してくれます。
住所 | 石川県金沢市兼六町1 |
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電話番号 | 076-234‐3800 |
開園時間 | 3月1日~10月15日 7時~18時、10月16日~2月末 8時~17時 |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 大人 320円 子供 100円 |
駐車場 | あり |
椿の名所のNGマナーと注意点!
椿の花に触れる
一見すると丈夫でも意外ともろく儚いのが花です。不用意に触れてしまったことでぽきっと枝が折れてしまった経験があるのは私だけではないと思います。
椿に限らず、花は丹精込めて育てたもの。花を傷つけると花だけでなく、育てた人も悲しみます。不用意に触れるのは控えましょう。
ゴミを捨てる
ゴミを捨てるのは景観を汚すだけではありません。人の心も汚します。貴女がゴミはゴミ箱へ、もしくは持ち帰ることで周りの人も貴女に倣います。
一人一人の行動で景観を守っていきましょう!
もし、花を傷つけたら…
不注意から意図せずに花を傷つけてしまった場合は、施設のスタッフに連絡しましょう。スタッフの人は優しいので素直に謝れば怒られることはありませよ。
石川近郊にも名所がありますよ!
石川県の椿の名所を紹介してきました。
ですが、石川近郊にも椿の名所はまだまだあります。いくつか紹介します!
勝興寺(しょうこうじ)(富山県高岡市伏木古国府)
「勝興寺」は文化財に認定されたお寺です。
古国府という地名から地元の人たちから「ふるこはん」という愛称で呼び慕われています。椿寺とも言われていて、冬になると1000本ものヤブ椿が椿の道一帯に彩りを咲かせます。
境内には重要文化財にも登録された建造物があり、歴史を感じさせてくれます。
お寺の言い伝えとして七不思議があります。どれも怖いものではないので怪談が苦手な貴女もごお安心を。
ボランティアのガイドさんが優しく案内してくれるので、勝興寺の魅力をたっぷり堪能できますよ!
新潟県立植物園(にいがたけんりつしょくぶつえん)(新潟県新潟市秋葉金津)
「新潟県立植物園」は花と遺跡のふるさと公園内の施設です。
園内は池の周りにを囲むように建てらています。休日には、ピクニックにきた家族連れや散策にきた地元の人たちが訪れる名所スポットです。
園内には椿園があり、冬の見頃になると椿が開花します。様々な椿の品種が500本も植えられているので、色とりどりの椿の花が楽しめます
常設の施設として「熱帯植物ドーム」があります。ガラス張りの施設で中には熱帯地域で生息する珍しい植物たちが見ることができます。
普段、私たちが口にするコーヒーやカカオなどの食べ物や飲料のもとになった植物の展示に焦点を当てています。その他にも普段の生活では目にする機会のない植物が多く展示されています。この機会にぜひ訪れてみたください。
老谷の大椿(ろうたにのおおつばき)(富山県氷見市老谷)
「老谷の大椿」は推定500才~700歳ともいわれている老木で、木の又が三つに枝分かれていることから「さすまたの椿」とも呼ばれています。
戦国時代から生きてきたおじいちゃん椿ですが、まだまだ元気で生い茂った葉のつやも良く、冬になると赤い花を咲かせます。ヤブ椿の中では日本一の大きさを誇る「老谷の大椿」は市の天然記念物にも選ばれています。
歴史の生き証人、ならぬ歴史の生き証木。機会があればぜひ訪れてください!
椿だけじゃない!冬に見頃をむかえる花は?
椿について紹介してきましたが、実は冬に見ごろを迎える花はまだまだあります。
どの花も見ごろは冬しかありません!ぜひチェックしてみてください!!
山茶花(さざんか)
「山茶花」は日本では一番遅く咲く花と言われています。
「椿」の近縁種で、姉妹とも言える関係です。九州や四国の方言では「ひめつばき」と呼ばれることもあるとか。
「山茶花」と「椿」は一見すると非常によく似ていますが、花ごと落ちる「椿」に対して、「山茶花」の花は一枚ずつ落ちるのが違いです。
水仙(すいせん」
「水仙」は芳しい香りが特徴です。
「雪中花」という別名のように雪の中でも凛として咲き誇ります。石川県では「水仙の里」が水仙の名所として有名です。
福寿草(ふくじゅそう)
福寿草は福と長寿の名前を持つ縁起の良い花です!
自然の福寿草は黄色の花ですが、江戸時代から品種改良が行われており、赤や緑の花を咲かせる品種もあります。
春を知らせる花として知られていて、冬になると鉢植えに植えた福寿草が販売されています。
福寿草は、花を咲かせる冬の期間以外は休眠しています。福寿草の花を見られるのは、今がチャンスですよ!!
冬に咲く花は暖かい季節に咲く花と比べると競争相手が少ないです。だけどその分、環境は過酷です。栄養となる太陽の光が少ないことや土の中の水分が冷たくなって植物の根を腐らせてしまうからです。
そんな厳しい気候を耐えてきた冬の植物達は鮮やかな花を私たちに見せてくれます。普段の生活の中で道端に健気に咲いている冬の花たちを見かけた際は、心の中でもいいので応援してあげてください。
まとめ
以上が石川県とは近郊の椿の名所スポットになります。
- 椿の見ごろは冬から! 「椿油」の入ったシャンプーでツヤツヤ髪に
- 石川県の椿の名所スポットは以下の三つ!!
- 「ののいち椿館」「椿山」
- 「大乗寺丘陵公園」
- 「兼六園」
- 石川県近郊の椿の名所スポットは
- 「勝興寺」
- 「新潟県立植物園」
- 「老谷の大椿」などあります
- 椿以外にも「山茶花」・「水仙」・「福寿草」など冬に花咲かせる植物はあります!
花は暖かい季節に咲くというイメージがありましたが椿に限らず冬に花を咲かせる植物がいることにビックリしました。
今年の冬は一段と寒くなります。石川県は日本海に近いので、特に寒くなるかと思います。
お出かけの際は、防寒対策をしっかりとして風邪を引かないように気をつけましょう!