あっという間に一年も終わり、もうすぐクリスマスシーズン。そろそろクリスマスの準備を始める保育園や幼稚園も多い事でしょう。
子供たちが楽しめるよう計画を立てたり、園内を飾り付けるなど、クリスマス会には様々な準備が必要ですね。
今回は、そんな保育園・幼稚園の先生に向けて、3~5歳児の幼児でもお金をかけないで簡単に作れる工作や、クリスマス会当日のプログラムについて、また、みんなが喜ぶサプライズサンタの登場方法をご紹介します。
幼児向けクリスマス工作アイデア3選! その1:紙皿と毛糸で作るクリスマスリース
まず一つ目は、紙皿と毛糸を使って作るクリスマスリースです。
こちらは、どの材料も100均で購入可能です。
紙皿の真ん中をくり抜く、色を塗る、毛糸を通すなど、手先と頭を使って楽しく工作することができます。
材料
- 紙皿 1枚
- 毛糸(白やピンク)
- 折り紙 1枚(ベル用に黄色系)
- 麻ひも 20cm
- はさみ
- 穴あけパンチ
- 緑色のペン
作り方
- 紙皿1枚を用意し、ハサミを使って真ん中をくり抜く
- 穴あけパンチで、8カ所穴を開ける
- 緑色のペンで全体に色を塗る
- 穴を開けた部分に毛糸を遠し、網状にする
- 折り紙は半分に折って折り目をつける
- 折り目に合わて角を折り、裏返す
- 下を少し折り、裏返す
- 三角の部分が少しはみ出るように下に折る
- 角を頂点に合うように折る
- 上の角を少し折って形を整える
- 穴あけパンチで上の方に穴を開ければベルの完成
- 20cmの麻ひもを使い、紙皿にベルを取り付ける
- 装飾をしたら、クリスマスリースの出来上がり♪
ベルの折り方など、詳しくはこちらの動画を参考にしてください。
完成のコツ・完成までにかかる時間はどのくらい?
30分程で完成できるでしょう。
穴を開ける際も、穴あけパンチを使うので安全ですし、紙皿の真ん中を丸くくり抜くのが難しい年少さんには、①番の工程だけ先に済ませたものを使えば、残りの工程は十分自分達だけで完成までもっていくことができます。
飾り付けにはシールやリボンの他に、それぞれ子供たちの顔写真を貼るのもオリジナル感が出て可愛いですね!
幼児向けクリスマス工作アイデア3選! その2:紙コップツリー
次に紙コップを3つ重ねて、切り込みを入れて作る、とても可愛らしい紙コップツリーのご紹介です。
基本的に切ったり貼ったりするだけの作業なので、簡単に作ることができますよ!
材料
- 紙コップ 3個
- トイレットペーパーの芯 1個
- 大小円形に切った折り紙(みどり色・きみどり色)
- 飾りパーツ(リボン・星型のシールなど)
- はさみ
- のり
- 木工用ボンド
作り方
- 用意した3つの紙コップそれぞれに丸形の折り紙をのりでまんべんなく貼りつける
- 紙コップの口に4cm程の切り込みを8カ所入れる
- 切ったところを巻くようにして上にあげる
- 3つの紙コップをボンドでつけていく
- 重なった紙コップとトイレットペーパーの芯をくっつける
- 飾りをつけたら完成♪
詳しくはこちらの動画を参考にしてください。
完成のコツ・完成までにかかる時間はどのくらい?
20分ほどで完成できるでしょう。
③の切ったところを巻くように上にあげる工程ですが、そのままだと切り込みからV字に折り曲げてしまう子もいるかもしれないので、鉛筆やペンなどを沿わせて巻くと良いのではないでしょうか。
また、動画では丸く切った折り紙を使用していますが、四角く切る・ビリビリ破るなど年齢に合わせて変えてみてもいいかもしれません。
幼児向けクリスマス工作アイデア3選! その3:靴下バッグ
3つ目は靴下型に切った画用紙に毛糸やリボンを通すだけの簡単な工作です。
この靴下バックに、プログラムやちょっとしたプレゼントを入れて持ち歩くことができるので。クリスマス会当日にも大活躍しますよ!
材料
- 画用紙(赤) 1枚
- 画用紙(白) 1枚
- 毛糸やリボンなど
- 飾り用の折り紙・シールなど
- ハサミ
- 鉛筆
- 穴あけパンチ
作り方
- 赤色の画用紙を半分に折り、折り目を利用して靴下を描く
- 描いた線にそって、ハサミで切り抜く
- 細く切った白色の画用紙を靴下の口の部分に貼りつける
- 穴あけパンチを使って穴を開けていく
- 毛糸やリボンを長めにとって穴に通していく
- 穴から出ている糸を上で結び持ち手を作る
- 飾りをつけたら完成♪
詳しくはこちらの動画を参考にしてください。
完成のコツ・完成までにかかる時間はどのくらい?
20分ほどで製作できます。
あらかじめ画用紙に靴下の形の線を描いて人数分印刷しておけば、よりスムーズに進めることができます。動画では持ち手にする程度に紐を結んでいますが、もっと長く使って、ポシェットのように肩にかけても可愛いですね。
保育園・幼稚園のクリスマス会はどのような流れ?プログラムにする?
保育園・幼稚園で行われているクリスマス会は、12月中旬~下旬の開催が多く、当日の出し物によって開催場所も変わりますが、劇や合唱など園全体で盛り上げようという場合は遊戯室が使われます。
プログラムは、子供たちの集中力も考え、平均1~1.5時間を目安に終わるように計画されているところが多いです。
内容は、子供たちが主役となる出し物と、先生たちが主体となって行う出し物の2つをメインに取り入れている園がほとんどで、
子供たちが主役となる出し物
- 合唱・ハンドベルやタンバリン・カスタネットを使ってのの合奏
- ダンス
- オペレッタや劇
先生たちが主体となって行う出し物
- 劇や人形劇、パネルシアター、絵本の読み聞かせ
- 手品
- ゲームやクイズ大会
他にも、サンタクロースが登場したり、プレゼントの配布・交換や記念撮影などがあります。
子供たちが劇や合唱・合奏を行うクリスマス会では、保護者を招いて一緒に盛り上がったり、参観も兼ねて子供の成長を感じてもらえる場にする園も多いですよ!
子供たちが主役となって行う劇や合唱・合奏をプログラムに取り入れる場合は、題目決めや担当する役、楽器の割り当て、練習期間も必要になってくるので、11月初旬には取り掛かりたいところです。
当日子供たちが会場のみんなを喜ばせようと頑張る姿は、心にグッとくるものがありますよね。
子供たちにサプライズ!サンタクロースの登場方法は?
クリスマス会で子供たちをあっと驚かせて、たちまち笑顔にさせるためには、なんといってもサンタクロースが欠かせませんよね。
私も小さい頃に、保育園のクリスマス会にサンタクロースが来たことを覚えています。
当日のサンタ役として一番多いのはやはり園長先生で、子供たちの中には「あ!園長先生だー!」なんて、サンタの正体に気が付いてしまう子もいますが、それもきっと良い思い出になるのでしょうね。
他には園長先生以外の先生方や、保護者の中から選ばれた人がやる、というパターンもあるようですが、子供たちに楽しんでもらうためにはサンタクロースになりきることが最大のポイントです。
サンタクロースの登場方法は
- 鈴の音が近づいてくるようにだんだん音を大きくする
- ♪ジングルベルなどクリスマスソングをかけながら登場する
- プレゼントの入った大きい袋を背負って登場する
などがあります。
鈴の音が近づいてくるように音を出すことで注目しやすくなり、大きなプレゼントの入った袋に子供たちの目も釘付けになります。
サンタクロースが登場するタイミングとして、先ほど紹介した子供が主役の出し物・先生方が主体となる出し物の前後が良いでしょう。
また、サンタクロースの正体がバレないように、日本語が話せない設定にしたり、「サンタクロースは○○と言っています」などと、コソコソ話で先生を介して話すことも大事なポイントの一つです。
サンタクロースの衣装は、安くて3,500円から購入できます。Amazonや楽天はもちろん、実際に物を見て選びたいという方は、ドン・キホーテでも取り扱っています。
まとめ
◆幼児向けクリスマス工作アイデア
- その1:紙皿と毛糸で作るクリスマスリース
紙皿の真ん中をくり抜いて色を塗り、穴を開けた部分に毛糸を通してドリームキャッチャーのようなリースを作ります。折り紙一枚で鈴を作るのもポイントです。
- その2:紙コップツリー
みどりやきみどりの折り紙を貼りつけ、切り込みを入れた紙コップを3つ重ねてツリーを作ります。
- その3:靴下バック
半分に折った画用紙に靴下の絵を掻き、切り取って穴あけパンチで穴を開けて毛糸やリボンを通して手提げのバックを作ります。
◆保育園・幼稚園のクリスマス会はどのような流れ?プログラムにする?
◆子供たちにサプライズ!サンタクロースの登場方法は?
以上、幼児向け工作アイディア3つと、保育園・幼稚園のクリスマス会のプログラム、サンタクロースの登場方法をご紹介しました。
私の子供たちが通っていた幼稚園は、仏教系の幼稚園だったので、残念ながらクリスマス会もサンタクロースの登場もなかったのですが、
七夕会など他の行事で、子供が歌を歌ったり、劇で役を演じたりするのを見て、子供の成長を感じるとともに、ここまでのことを小さな子供に教える先生方の大変さに、頭が下がる思いでした。
今回ご紹介したクリスマス工作は、身近にあるもので、どれも簡単に作ることができますし、プログラムの内容やサンタクロースの役決め・登場方法など、ひとつでも参考ししていただけたら幸いです。
年末で先生方も忙しい中での準備ですが、子供たちと元気いっぱいの楽しいクリスマス会にしてくださいね!