クリスマスが近づくと、なんだかワクワクして楽しみな気分になりませんか?
街にはキラキラしたイルミネーションが飾られ、お店に行けばクリスマスの音楽が流れています。どこに行ってもクリスマスの雰囲気でいっぱいですよね。
しかし高齢者施設で働いている職員さんは、毎年クリスマスが近づくとクリスマス会の余興を考えなくてはなりません。
「去年は○○をしたけど今年は何にしようか?」
「なにをしたら面白いだろうか?」といろいろ考えるけれど、アイデアが出てこなくて煮詰まってしまうこともあるでしょう。
私も友人数名で結婚式の余興をしたことがありますが、なかなか決められず結局、定番のカラオケになりました。練習もあまりできず、ぶっつけ本番になってしまい良い思い出にはなりませんでした。
カラオケならば選ぶのはラクですが、ダンスとなると練習時間も必要になるので早めに決めないとなりませんよね。
そこで、高齢者施設のクリスマス会で楽しめるダンスをいくつかご紹介します。
「踊って楽しい」「見て楽しい」ダンスを厳選しました。職員さんも含めて、皆さんが楽しめるクリスマス会になるでしょう。
ぜひ参考にしてください。
高齢者施設向けのクリスマス会のプログラムおすすめは?
ショッピングモールなどではハロウィンが終わり11月に入ると、すぐにクリスマスモードになりますよね。
「まだ11月なのに早くない?」と毎年ツッコミたくなりますが、クリスマスは12月に入ってからが本番です。
そのため、クリスマス会は12月20日前後に開催するのがいいでしょう。
本来クリスマスは、キリストの誕生を祝う12月25日に教会に集い、礼拝をおこないます。しかし、日本ではあまりなじみがありませんよね。
海外では1月初旬までクリスマス期間が継続するのですが、日本では12月26日になると、すぐにお正月モードに切り替わります。
クリスマス会は早めに開催して、クリスマスまでしばらく余韻を楽しめればいいですね。
開催時間はお昼ごはんのあと13時ごろ開始して、15時のおやつを挟んで2時間くらいで終わらせるのがちょうどいいでしょう。
2時間を見込むと下記のようなプログラムになるので参考にしてください。
- 合唱
- ハンドベル
- 高齢者の方々と一緒にダンス
- 職員さんのダンス
- おやつタイム
- ビンゴ大会
合唱とハンドベルはクリスマスらしい雰囲気になるのでイベントには欠かせません。
「毎年同じになるな」と思われるでしょうが教会では欠かせない出し物なので、ぜひプログラムに入れてください。そしてダンスで和んだところでおやつタイム。
このときに高齢者の皆さんからダンスの感想を聞けるので、一緒におやつを食べながら団らんするのもいいですよね。
そして、最後はビンゴ大会&ハズレなしのプレゼント争奪戦です。宝くじに当たるような感覚になるので、かなり盛り上がるでしょう。
いくつになってもプレゼントをもらうのは嬉しいですよね。
クリスマス会のはじめに、プログラムを記載したクリスマスカードを皆さんに配りましょう。カードには一言メッセージとそれぞれのお名前を書き、これからおこなうプログラムも載せておくとわかりやすいです。
しかも、後から振り返ったときに「去年はこんなことやったな」「職員さんのダンス面白かったな」と思い出すキッカケにもなるので、ぜひ作ってください。
クリスマス会の職員からのダンス余興5選!
いつも身近でサポートしてくれて、真面目に仕事をしている職員さん。
そんな職員さんたちの頑張っている姿を見ると、高齢者の皆さんは安心して施設内で過ごせていることでしょう。
しかしクリスマス会では、いつもの真面目な感じとは違う愉快なところをアピールして、皆さんに楽しんでもらいましょう。
「今年は何をするんだろう」と毎年楽しみにしてくれている高齢者の皆さんの期待に応えられるように、練習が必要ですよね。
余興を決めるとき、職員さん全員で協力して決めていますか?
基本的に余興のダンスは職員さん全員が参加しますよね。しかし、だれか一人に任せてしまうのではなく各自がネタをひとつずつ持ちより、そこから絞っていく方法がいちばん効率的です。
ダンスはチームワークが大事なので、決めるところから協力して決めましょう。
1)メリークリスマス エブリワン
「おーすごい!」と誰もが釘付けになること間違いなしです!
チームワークが重要なダンスなので練習がかなり必要ですが、やり終えたあとの達成感は大きいでしょう。
2)ジングルベルロック
(1)のメリークリスマス エブリワンと同じくラインダンスになります。
こちらは立ち上がったりするので動きも大きく、遠くからでもわかりやすいので見ごたえがありますよ。
3)学園天国/フィンガー5
この曲を聞くと不思議と元気になりませんか?
ノリノリの曲なので、みんなで手拍子を合わせ盛り上げましょう。クリスマスの歌ではありませんが、ハッピーな気分になれるのでピッタリです。
4)スーダラ節/植木等
30代の職員さんたちは、この曲を聞いたことがあるでしょうか?
陽気なおじさんが歌っているイメージのこの歌、50年以上も前に発売されました。
昭和感を存分に味わえる曲なので、高齢者の皆さんにとっては懐かしい日々を思い出させる一曲になります。
5)サザエさん(エンディングテーマ)
とにかく、まず動画を見てください!かなりインパクトがあります!
お面をつけているので表情がなく、シュールで笑えますよね!
ダンス自体はシンプルなので覚えるのにあまり時間はかかりません。センターの人のように本気モードで踊ったほうが断然ウケがいいので、恥ずかしさは捨てて踊りましょう。
どの曲も明るくリズム感があるので、高齢者の皆さんも楽しめるでしょう。誰もが人前でダンスをするのは恥ずかしいし緊張もします。しかし、まずは職員さんが楽しまないと皆さんにも伝わりませんよね。
ちょっとくらい間違えても、それも愛嬌。とにかく頑張って練習しましょう!
頑張ることに意味がありますよね。
忙しい職員の練習方法や場所は?
職員の皆さんは出勤日もバラバラなことが多いので、全員そろって練習できる時間はなかなかありませんよね。
YouTubeを参考にするならば、自宅で一人でも練習できるのでオススメです。しかし、ひたすら一人で練習するのはちょっと寂しくないですか?
「こんな感じでいいのかな?」なんて不安になりますよね。
小学校の運動会で、ダンスの練習をした記憶がありませんか?
私も家に帰って一人で練習していたのを覚えています。幼稚園の弟が、私の真似をして一緒になって踊ってくれたこともありました。
小学校ならば体育の時間に練習するのが当たり前ですが、職場だとなかなか時間を取るのが難しいですよね。仕事の空き時間に練習もできますが、できれば練習時間をきちんと作って取り組みましょう。一日に10分だけでも、継続することでいい練習になりますよ。
仕事中は忙しいでしょうが、2~3人でローテーションを組んで練習をするのがいちばんいいでしょう。また別の日には、違う人の組み合わせにすれば本番でも問題なく踊れるでしょう。
高齢者の皆さんには決して見つからないように練習してくださいね。
クリスマス会当日に皆さんを驚かせましょう。
高齢者と一緒に踊る!ダンス余興5選!
高齢者の皆さんと一緒に踊るダンスは細かい動きのない、体操のような感覚でできるものがいいですよね。
なかには長時間立っていることが難しい人もいるので、座ったままでもできるダンスがベストです。
クリスマス会なのでクリスマスソングがいちばんふさわしい音楽ですが、クリスマスの曲だけに絞ってしまうと選ぶ範囲が狭くなってしまいます。
そして最近の新しい曲よりも、皆さんが知っている童謡や昔の歌謡曲のほうが親しみやすいですよね。
誰でも初めて聞く音楽にリズムを合わせるは難しいです。好きなアーティストならば別ですが、なかなか楽しむことはできません。
昔、友人の付き添いで仕方なくコンサートについて行ったことがあります。興味のないアーティストだったので知っている歌はひとつもなく、私は全く楽しめませんでした。
やはり、多少は知っている曲のほうがリズムも取れ、踊りやすく楽しめるので、そういった曲を選びましょう。
1)ジングルベル
楽しいクリスマス気分が満載のこのダンス。
動画の皆さんは手に何も持っていませんが、鈴を持って踊ればもっとクリスマス感がアップして楽しく賑やかになるのでオススメです。
2)365歩のマーチ / 水前寺清子
「幸せは歩いてこない、だから歩いてゆくんだね」改めて聴くと、本当に素晴らしい歌詞ですよね!
曲もリズミカルなので体も動かしやすく、歌いながら楽しくダンスしましょう。
3)リンゴの唄 / 美空ひばり
美空ひばりさんのファンは年配の方にはとても多いですよね。私の祖母も大ファンだったので、機嫌がいいときはよく口ずさんでいました。
それに気づいて、クリスマスにひばりさんのCDをプレゼントしたら、とても喜んでくれたのを覚えています。
懐かしい曲や思い出の曲を聴くと、突然タイムスリップしたように当時の思い出がよみがえります。
動画のなかの女性たちのように、歌いながら踊ることでさらに楽しめますよ。
4)パプリカ / NHK 2020年応援ソング
こちらは最近の曲ですがNHKで毎日流れていたので知っている人も多いでしょう。子供たちの歌声がかわいいので愛着がわきますね。
ひとつひとつのダンスの動きが大きいのでとてもわかりやすく、踊りやすくなっています。
5)サザエさん(オープニングテーマ)
日本中の誰もが知っているサザエさんのテーマ。
こちらは座っておこなうダンスですが常に手足を動かしているので、とてもいい運動になります。
しかしこちらの動画、再生速度が標準のままではちょっと早いので速度を0,75にすると、少しゆっくりになり踊りやすくなります。
設定方法は、動画の「設定ボタン ➡ 再生速度 ➡ 0,75」で設定完了です。
ちなみに速度を0,5までさらに下げてしまうと、スローモーションになってしまい逆に踊りにくくなってしまうのでオススメしません。
高齢者の皆さんのなかには体を動かすことが難しい場合もありますよね。
無理をしないで楽しめるように、ダンスを調整しながら踊れるようにしましょう。
ダンス以外に高齢者と一緒に盛り上がる余興は?
1)クリスマスソングの合唱
みんなでクリスマスソングを歌って、クリスマス会をもっと盛り上げましょう。
高齢者の皆さんのなかには「クリスマスソングを聞いたことはあるけど、歌ったことはない」という人もいますよね。
誰もが聞いたことのある「赤鼻のトナカイ」「ジングルベル」などのクリスマス定番の歌ならば、初めてでもあまり難しくはありません。
鈴やタンバリンなど、ちょっとした楽器を手に持って歌えば活気も出るので、さらに盛り上がるでしょう。
2)ハンドベルの演奏
誰もが一度はハンドベルを演奏したことがありませんか?
私も子供のころ、クリスマス会でハンドベルを演奏した思い出があります。
両手に2つのハンドベルを持って演奏したので、緊張して鳴らすベルの手を間違えてしまったこともありました。
手を振るだけで音が出るので、だれでも簡単に演奏できますよね。高齢者の皆さんには1つずつベルを担当してもらい演奏しましょう。
オススメの曲は「きよしこの夜」です。
演奏するとなると「ジングルベル」のように早いテンポでは難しいですよね。ゆっくりとしたこの曲ならば演奏しやすいでしょう。
ハンドベルをすでに持っている施設もありますが、ない場合はレンタルすることも可能です。しかし、レンタルは購入するよりも料金は高めです。
お店によって違いますが、2週間で¥5,000くらいが相場になります。毎年クリスマス会で使うのであれば、購入したほうがかなり安くすみますよ。
【日本製】メロディーベル8音セット/¥5,280
クリスマス会だけのためにハンドベルを購入するのは、ちょっともったいない気もしますよね。この機会に施設内でハンドベルのクラブを作ったらどうでしょうか?
定期的に練習をすることで、他の人たちと交流する機会も増えます。ハンドベルはクリスマスだけのものではないので、他のイベント等でお披露目をするのもオススメですよ。
目標を設定して練習すれば、やりがいも生まれ頑張れますよね。
3)ビンゴゲーム
ビンゴゲームはクリスマスプレゼントをもらうキッカケになるのでオススメです。
ただプレゼントを渡すだけではシンプル過ぎておもしろくないので、ビンゴゲームを兼ねておこなったほうが、かなり盛り上がれるし楽しいですよ。
ビンゴになった人から順番にプレゼントをもらえるようにするといいですね。
せっかくの楽しいクリスマス会なので「はずれなし」にして、全員がプレゼントをもらえるようにしましょう。
かといって、豪華なプレゼントを用意する必要はありません。
テーブルに飾っておけるクリスマスの小さな置き物や、タオルやソックスなども日常的に使えるのでいいですよ。
最近では100円ショップに、かわいいものがたくさんあるので便利ですよね。無料で使えるビンゴゲームの携帯アプリもたくさんあるので、ぜひ活用してください。
携帯をテレビにつなげば大画面表示ができるので、高齢者の皆さんでもとても見やすいのでオススメです。
まとめ
このクリスマス会をキッカケに職員さん、高齢者の皆さんとの交流がさらに深められたらいいですね。職員さんからの余興はユニークなものが、皆さんを笑顔にできるので喜ばれます。
ぜひ参考にしてくださいね。
【 職員さんからのダンスの余興5選 】
メリークリスマス エブリワン
- 座ってできるラインダンスで、誰もが釘付けになること間違いなし!
ジングルベルロック
- こちらもラインダンスで、立ったり座ったりと動きが大きいので見ごたえがあります。
学園天国
- この曲を聞けば誰もがノリノリ、元気でハッピーな気分になれます。
スーダラ節
- 懐かしい昭和時代を思い起こさせてくれるこの曲。
サザエさん(エンディングテーマ)
- シュールなお面とダンスで、笑いを巻き起こしたいならコレ!
クリスマス会はハッピーな気持ちになれる時間なので、元気の出る明るい曲をオススメします。
曲によっては、衣装の準備や練習に時間がかかるものもあるので、早めに余興を決めて練習ができるようにしましょう。あまり完璧さを求め過ぎず、楽しむことを第一ですよね。
ぜひ楽しみながら練習に取り組んでください。
施設によっては、家族が来られて一緒にクリスマス会を楽しめることもあるでしょう。
参加された皆さん全員で、心温まるクリスマス会をお過ごしください。