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函館の教会でクリスマスを過ごそう!おすすめ場所5選とミサ参加の作法は?

みなさん、クリスマスの予定は決まりましたか?

もし迷っているなら、今年は冬の函館で、北の異国情緒あふれるクリスマスを過ごしてみるのはいかがでしょうか?

実は函館は、いろいろな国の教会が集まっている街なんです。

鎖国後、函館を諸外国との窓口として開いたので、いろいろな国の外国人たちが、たくさん移住してきたから。小さな地域に、いろいろな宗派の教会が集まっているのは世界的にもめずらしいことなんです。

「かなり周りづらいんじゃないの?」と思われるでしょうが、そんなことはありません。函館を代表する観光地である元町に、主要な教会が揃っているので、とっても観光しやすいんです。各教会で行われるクリスマスは幻想的でロマンチック!

冬の函館を代表する一大イベント・「はこだてクリスマスファンタジー」で気分を盛り上げてからミサに参加すれば、より特別な時間を過ごせますよ。

でも、

  • 「ミサに参加するなら、どの教会がいいの?」
  • 「事前に予約が必要?」
  • 「ミサって、どんなことをするの?」

など、疑問や不安がたくさんあると思います。

そこで今回は、函館の教会とクリスマスミサでのマナーについてご紹介します。

クリスマスを過ごす函館のおすすめ教会5選 その1:函館ハリストス正教会

函館といえば、ハリストス教会が有名です。日本初のロシア正教会聖堂で、函館・元町のシンボルといえる教会です。

美しい音色を響かせる鐘があることから、『ガンガン寺』の愛称で親しまれており、『日本の音風景100選』にも選ばれています。

1916年に、2代目である現在の聖堂が再建され、1983年に国の重要文化財に指定されました。

残念ながら、現在は建物の耐震補強と聖堂の保存修理のため冬季休館中です。そのまま、2022年のクリスマス前まで拝観できません。

でも、クリスマス期間中の教会は、とっても幻想的!教会の修復が終わったら、ぜひ見に行ってみてくださいね。

例年のクリスマスイベントの日程は下記のとおりです。

  • 12月24日:市民クリスマス会 18時~19時

毎年、聖夜の祈とうが行われており、どなたでも参加できるよう、一般公開されています。今年の市民クリスマス会は修復作業中のため行われません。

函館ハリストス正教会

  • 住所 〒040-0054 北海道函館市元町3-13
  • 電話 0138-23-7387
函館ハリストス正教会 | 正教会 キリスト教 orthodox |日本 北海道 函館
函館ハリストス正教会は、日本ハリストス正教会に所属するキリスト教の教会(Orthodox Church)である。聖堂名は「主の復活聖堂」。1983年に国の重要文化財の指定を受ける。鐘の音は日本の音風景100選に選ばれている。

屋根の上の小さなタマネギ型のドームが目印です。

クリスマスを過ごす函館のおすすめ教会5選 その2:カトリック元町教会

次にご紹介するのは『カトリック元町教会』です。

名前にもあるとおり、元町にある3教会のうちの1つ。大三坂(だいさんざか)という美しい石畳の坂道の途中にある教会で、横浜・長崎のカトリック教会とならび、国内では いちばん古い歴史があります。

クリスマスには、正面の扉をリース型のイルミネーションが彩り、ブルーの灯りでライトアップされます。オルガンの演奏で歌う聖歌が、聖堂内に美しく響いて、とっても幻想的! 家族づれや友達同士で訪れる人が多く、比較的 賑やかな雰囲気です。

例年のクリスマスミサの日程は下記のとおりです。

  • 12月24日:19時~20時
  • 12月25日:10時半~11時半

2020年はコロナウィルスの影響により、一般向けのミサは中止となっています。今年も中止となる可能性がありますので、ご参加の際には事前にお問い合わせすることを おすすめします。

カトリック元町教会

  • 住所 〒040-0054 北海道函館市元町15-30
  • 電話 0138-22-6877
Catholic Motomachi Church official -        函館カトリック元町教会
This is the official website of Motomachi Church 日本で最も古い起源を持つ教会。ローマ教皇から直々に贈られた祭壇や壁像は素晴らしい。ミシュランでも推薦。

高くそびえる大鐘楼が目印です。

クリスマスを過ごす函館のおすすめ教会5選 その3:函館聖ヨハネ教会

プロテスタント系 英国聖公会の教会で、こちらも元町にある3教会のうちの1つです。

函館山の頂上やロープウェイから この教会を見下ろすと、茶色い屋根が十字架の形になっています。

パイプオルガンのやわらかな音色が流れるなか、赤いろうそくに火を灯す『キャンドルサービス』は とてもロマンチックです。どなたでも参加できるイベントなので、ぜひ体験してみてください。

例年のクリスマスイベントの日程は下記のとおりです。

12月23日・24日 セントジョーンズバー 13:00~17:30
12月24日 クリスマスマーケット 15:00~19:30
キャンドルサービス 18:30~ ※人数制限あり
深夜ミサ 23:00~
12月25日 クリスマス礼拝 10:30~

他の教会と比べて、盛りだくさんの内容となっています。

23日・24日に開かれるセントジョーンズバーでは、ホットワインやココアなどの温かいドリンクを100円で販売。キャンドルサービスの様子を、屋外スクリーンでライブ配信もしています。無料休憩所も開放されているようです。

函館聖ヨハネ教会

  • 住所 〒040-0054 北海道函館市元町3-23
  • 電話 0138-23-5584
函館聖ヨハネ教会 of 日本聖公会北海道教区
日本聖公会 北海道教区。教会・施設一覧、年間行事予定、公示・事務所報、主教による月ごとのメッセージなど。

基坂(もといざか)の下にあります。

クリスマスを過ごす函館のおすすめ教会5選 その4:函館基督教団函館教会

函館山の麓、八幡坂と大三坂の間に建っている、プロテスタント系の教会です。

会堂内には『ひいらぎ文庫』という図書コーナーが開設されています。幼児向けの絵本からサザエさんなどの漫画本まで、ジャンルを問わず揃えられており、どなたでも利用することができます。

例年のクリスマス礼拝の日程は下記のとおりです。

  • 12月20日:クリスマス主日礼拝 10:30~11:45
  • 12月24日:聖夜礼拝 18:30~19:30
  • 12月26日:キッズ・ユース クリスマス礼拝 14:00~15:30

参加料は無料です。

函館基督教団函館教会

  • 住所 〒040-0054 北海道函館市元町31-19
  • 電話 0138-22-3342
函館の教会 日本キリスト教団「函館教会」
1874年のM・C・ハリス宣教師の伝道に始まる北海道函館市元町にある日本キリスト教団 函館教会のホームページです。沿革や定例集会の案内、教会学校の紹介など。

バスで行く場合は『元町』バス停で降りると、すぐ正面です。

クリスマスを過ごす函館のおすすめ教会5選 その5:天使の聖母トラピスチヌ修道院

最後にご紹介するのは、トラピスチヌ修道院です。

湯の川温泉の近くにある女子修道院で、年間たくさんの観光客が訪れます。見学ができる敷地内には、資料館や売店の他、ジャンヌ・ダルクの像や聖母マリアの像などもあり、ちょっとした美術館のような場所です。

クリスマスには、修道院内の聖堂で『クリスマス・ご降誕のミサ』が行われます。ミサへの参加者は、毎年 一般公募で選ばれ、この日だけは聖堂の中へ入ることができ、男性の参加も許されます。粛々とした雰囲気の中、厳かに始まるクリスマスミサは見ごたえがありますよ!

『クリスマス・ご降誕のミサ』への参加者は、毎年、一般募集しています。お申し込みは電話で。男女を問わず申し込むことができます。

ですが、2020年はコロナウィルスの影響により、一般募集はしていません。今年、ミサへの参加をご希望の方は、お早めにお問い合わせくださいね。

例年の『クリスマス・ご降誕のミサ』の日程は下記のとおりです。

  • 夜のミサ:12月24日 20時~21時半頃 ※19時45分までに集合
  • 朝のミサ:12月25日 9時半~11時頃 ※9時15分までに集合

参加料の記載はありません。

申し込み期限がありますので、詳しくはトラピスチヌ修道院のホームページでご確認ください。

天使の聖母トラピスチヌ修道院

  • 住所 〒042-0914 北海道函館市上湯川町346
  • 電話 0138-57-2839
厳律シトー会 天使の聖母 トラピスチヌ修道院 | トップページ
厳律シトー会 天使の聖母トラピスチヌ修道院(通称 天使園)は、神に呼ばれ、心のまなざしを絶えず神に向けて、神の御顔を探し求めることに生涯を捧げ尽くす修道女たちの修道院です。日常の喧噪から離れ、神の御前で静かなひとときを過ごしてみませんか。

茶色いレンガ造りの建物が目印です。

はじめてのクリスマスミサ!参加の作法は?

ミサに参加する上で、特別なことは何もありません。

ですが、ご紹介した日本基督教団函館教会のホームページを見ると、「礼拝には、いつの礼拝でも、どなたでも出席できます。お待ちしています。」と書かれていますが、そう言われても不安ですよね。

はじめての方でも安心して参加できるよう、ミサでのマナーや儀式の流れにスポットをあてて ご紹介していきます。

参加のマナーは?

クリスマスミサは、本来、みんなでイエス・キリストのご降誕を喜び、お祝いする場なので、私語や雑談は慎み、途中退席なども控えましょう。ジーパンやセーターなどは避けて、少しだけドレスアップして参加するといいですね。

費用はかかる?

基本的には無料です。

ですが、文化財維持のため、席上献金や拝観献金をいただいている教会もあります。

服装は?

12月の函館は、とっても寒いです。

平均気温は0℃。日によってはマイナスになることも少なくないので、防寒対策は必須です!

おすすめの服装は、フード付きのダウンジャケット、マフラーや手袋はもちろん、滑り止め付きの冬靴も必要です。防寒下着を重ねたり、カイロを使用するのも温かいです。

反対に、建物の中は暑いので、簡単に温度調節のできる服装がおすすめです。

ちなみに、滑り止め付きの冬靴を用意するのが難しい方は、ブーツや長靴などに装着できる滑り止めもあります。Amazonで購入できますよ。

ミサと礼拝の違いは?

『ミサ』と『礼拝』。同じ意味じゃないの?と思いがちですが、実は違います。プロテスタント系の教会では『礼拝』、カトリック系の教会では『ミサ』と呼びます。

『ミサ』とは

キリスト教の救いに感謝して、パンとぶどう酒で儀式を行う祭儀や典礼のことです。

『礼拝』とは

聖書をとおして神様の言葉を学んで、神様に感謝を捧げることです。

 

という違いがあります。

ミサの流れは?

大まかな流れは下記のとおりです。

  1. 開祭の儀 …聖歌が歌われ、司祭との挨拶が交わされます。
  2. ことばの典礼 …聖書の朗読などが行われます。
  3. 感謝の典礼 …ミサの中心的部分。司祭によるお祈りがあります。
  4. 交わりの儀 …儀式が行われ、聖歌が歌われます。
  5. 閉祭の儀 …聖歌を歌い、終了です。

教会によって違いますが、ミサの時間は だいたい1~2時間ほどです。

キリスト教じゃなくても参加OK?

どなたでも参加できます!

先ほども書きましたが、クリスマスはイエス・キリストの誕生をお祝いするイベントなので、宗教や宗派も関係なく参加できます。

まとめ

この記事では、函館のおすすめの教会を5つと、ミサの流れとマナーについてご紹介しました。

おさらいすると、

 

  1. クリスマスミサは、宗教・宗派関係なく、どなたでも気軽に参加できます。
  2. トラピスチヌ修道院のクリスマスミサは、電話での応募が必要です。 男女問わず申し込め、参加することができます。
  3. 函館ハリストス正教会は現在 修復作業中のため拝観不可。美しく修復されるのを首を長くして待ちましょう!

函館に住んでいたころ、毎年、冬がくるのを楽しみにしていました。

駅や街角に『はこだてクリスマスファンタジー』のポスターが貼られると、うきうき わくわくしていたのを思い出します。

「教会は敷居が高そう…」と敬遠してしまう方も少なくないと思いますが、そんなことはありません。特にクリスマスは、はじめて参加する方も多いので、教会デビューを飾るには最高のタイミングです。

前から興味はあったけど踏ん切りがつかなかった方も、参加したいけど1人だとちょっと…という方も、ぜひ足を運んでみてください。

この記事をきっかけに、いつもとは違う特別なクリスマスを過ごしてください!

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