私自身もアルコールを受け付けない体質なので忘年会は辛かったです。
「料理を人よりもたくさん食べられるわけでも、料理が豪華であるわけでもないのに、料金が一緒なのはもったいないな。」「上司や先輩の話に合わせないといけないのも疲れる…。」と毎回感じていました。
せめて余興だけは…!!上手い余興の断り方は?
忘年会には余興がつきものです。特に若手社員だと「若手」という理由だけで余興を準備してこいと言われます。
忘年会自体に参加しないのが一番いいのですが、そういうわけにもいかない人もいますよね。
そこで、忘年会には参加するけれど余興だけは断る方法を2つご紹介します。
①余興以外の盛り上げ方を提案
余興以外の盛り上げ方を提案することで、余興をしない方向へと話を持っていきます。
そもそも、若手社員の余興は顔を覚えてもらうという名目で設定されることが多いです。上司や先輩社員の多くは「若手の余興」という道を通ってきています。なので、単純に「やりたくない」と言っただけでは取り合ってもらえません。
そこで、顔を覚えてもらいやすい、かつ、余興よりも面白そうな「何か」を提案する必要があります。
どのくらいの規模かにもよりますが、○×ゲームなどはどうでしょうか。
一般常識などを問うものではなく、若手社員に関する問題を出します。たとえば「○○は毎朝10キロ走ってから出社する?」「○○はボーリングでパーフェクトゲームを達成したことがある?」などです。出題する問題は本人が考え、上司や先輩に知って欲しい情報を問題にします。
ゲームが終わったあとも話題が広がったり、話しかけてもらえたりするのでおすすめですよ。
②余興をやりたくないという賛同者を募る
若手社員の中にはあなたと同じく余興だけはやりたくないと考えている人が多くいるでしょう。その人たちを集めて上司に掛け合う方法です。1人では説得力がなくても、何人も仲間がいれば上司も「余興をやりたくない」という意見を無視できません。
ただし、単純に「やりたくない」と述べてもただのわがままにしか聞こえません。
そこは社会人なので、
- 「誰も楽しみにしていない」
- 「業務で練習する時間が一切取れない」
など、相手を納得させる理由を考えましょう。
忘年会に行かないとリスクがある?人間関係は?
では、忘年会に行かないとリスクはあるのでしょうか。
答えは「ある」です。
- 忘年会の席で悪口を言われる
- 忘年会の話題についていけない
- 「ノリが悪い」というレッテルを貼られる
- 新しい人間関係を作る機会を失う
これらが忘年会に行かないと被るリスクです。
「悪口を言われる」「話題についていけない」「ノリが悪いとされる」のはそんなに大きな被害ではないかもしれません。誠実に仕事をしていれば挽回なんてすぐにできます!
しかし、「新しい人間関係を作る機会を失う」のはかなりの痛手になります。
仕事は一人ではできません。チームプレイが基本となっているため、人脈が広ければ広いだけ有利です。そのため、仲良くなりたい人や憧れの人が出席する場合は、忘年会に参加してみてもいいのではないでしょうか。
参加した新年会で連絡先を交換さえしてしまえば、個人的に会うことだって可能になりますよ。
幹事や出席するほかの社員は「参加しない=協調性に欠ける」という理論であなたをどうにか参加させようとしてきます。
しかし、忘年会の参加・不参加はが自分にとって利益があるかどうかで決めましょう。
忘年会に参加しても利益が見込めない場合、時間とお金を無駄にするだけです。「忘年会に行きたくない」と思っているなら参加しなくてもいいと思います。ただし、参加しないことで起こりうることをしっかりと把握しておきましょう。
忘年会・余興を強要してくる場合はパワハラやモラハラになる?
断っても忘年会や余興を強要される場合、パワハラやモラハラになるのでしょうか。結論を先にお伝えすると「パワハラやモラハラに当たる可能性がある」です。
まず、パワハラから考えていきましょう。そもそも、パワハラとは「パワーハラスメント」のことです。
厚生労働省によるパワーハラスメントの定義は、
職場のパワーハラスメントとは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害されるものであり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。
(引用:あかるい職場応援団 ハラスメント基本情報)
となっています。
たとえば、
- 参加しなかったら給料やボーナスに影響する
- 忘年会に参加しなかったことを理由に人格否定をされる
- 嫌がっているのに上司が余興を命じる
このような場合にはパワハラに当たる可能性が高いです。
しかし、
- 忘年会に参加しなければいけない雰囲気
- 余興は若手がやる伝統
などの、「なんとなく」の場合はグレーゾーンになります。
一方、モラハラとは「モラルハラスメント」の略です。厚生労働省が運営している「こころの耳 は働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」には、
言葉や態度、身振りや文書などによって、働く人間の人格や尊厳を傷つけたり、肉体的、精神的に傷を負わせて、その人間が職場を辞めざるを得ない状況に追い込んだり、職場の雰囲気を悪くさせることをいいます。パワハラと同様に、うつ病などのメンタルヘルス不調の原因となることもあります。
と定義されています。
たとえば、
- 忘年会に行かないことで「ノリが悪い」とされ、職場に居づらくなった
- 余興を断ったら周囲から無視をされた
などは、モラハラに当たる可能性があります。
万が一、このような状況に陥ってしまった場合、まずは会社のパワハラ・モラハラ相談窓口や該当部署に相談しましょう。それでも取り合ってくれない場合には、各都道府県にある「総合労働相談コーナー」に相談をしましょう。
まとめ
<忘年会を断るポイント>
- 欠席理由は1つにする
- 納得する理由にする
- 具体的な情報を含める
具体的な断り文句の例は、
- 「その日、ずっと行きたかったセミナーがあるんです!」
- 「数年ぶりに会う友達が遠方から来るんです!」
- 「家族の誕生会なんです!」
などがよいです。毎年使ってもおかしくない理由なので、この3つを覚えておけばOKですよ。
忘年会には行くことになってしまったけれど、余興だけは回避したい場合は
- 余興以外の盛り上げ方を提案
- 余興をやりたくないという賛同者を募る
これらの方法を試してみましょう!
忘年会に参加しないことで被るリスクももちろんあります。
- 忘年会の席で悪口を言われる
- 忘年会の話題についていけない
- 「ノリが悪い」というレッテルを貼られる
- 新しい人間関係を作る機会を失う
忘年会に行くかどうかは自分にとって利益があるかどうかで決めましょう。行かない場合には、行かないことで起こりうる出来事をしっかりと把握しておきましょう。
忘年会や余興を断っても強要してくる場合、パワハラやモラハラに当たる可能性があります。
万が一、強要される場合には会社のパワハラ・モラハラ相談窓口や該当部署に相談しましょう。取り合ってくれない場合には、各都道府県にある「総合労働相談コーナー」に相談をしましょう。
忘年会に行きたくない気持ちや余興をやりたくない気持ちはよくわかります。年末が近づくと気分が下がりますよね…。
この記事にある断り文句を使って毎年忘年会や余興を断りましょう。断る初年度はかなり勇気がいります。しかし、毎年断り続ければ「忘年会に参加しないキャラ」が勝手に出来上がるので、年末が近づいても明るくいられますよ!
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