たんぽぽといえば、道端や公園でよく見かける身近な草花ですよね!
ふわふわの綿毛をフーッと吹き飛ばしたことのない人はいないでしょう。そんな春の代表的な花・たんぽぽですが、
- そういえば花言葉って何だろう?
- 怖い?思わせぶり?って聞いたことがあるけど、どうして?
こんな疑問が思い浮かびますよね。
この記事では、たんぽぽの花言葉を知りたい!人向けに以下6点に沿って解説していきます。
- 花言葉とは?
- たんぽぽの花言葉は怖い?
- たんぽぽの花言葉は思わせぶり?
- たんぽぽの色や綿毛で花言葉は違う?
- たんぽぽをドライフラワー にしてみよう
- 韓国でのたんぽぽの花言葉は?
5分程度で読める内容ですが、読み終わってからたんぽぽを見つけるとハッと記事のエピソードを思い出してしまうような由来もありますよ。
知っているようで知らないたんぽぽの花言葉!では早速いきましょう!
花言葉とは?
花言葉とは文字の通り、花に意味を持たせるために付けられた言葉です。
例えば、「バラは愛の象徴」は有名な花言葉ですよね!
花言葉の歴史
主に西欧の19世紀が起源と言われています。
正確なはじまりは不明ですが、フランスの貴族の間で草花の性質を歌に載せたり、恋愛の様々な場面に当てはめた花の詩作ノートが回覧されていたそうです。
1819年に、世界で始めての花言葉辞典「シャルロット・ド・ラトゥール」が出版されると、ヨーロッパで一大ブームとなりました。
ここには270の花言葉が紹介されていたそうですよ。
元々ヨーロッパで1300年ごろから花束を贈る文化があったり、神話や伝承にも花がよく登場してきます。
ヨーロッパの人々にとっては「花」は昔から身近で大切な物だったようですね!
日本に伝わってきたのは、明治時代に入った頃でした。
当時は外国からきた花言葉がそのまま使われましたが、園芸や花の販売が活発になるにつれて、日本独自の花言葉も命名されるようになってきました。
あまり知られてはいませんが、日本では草や樹木、キノコにも花言葉があるんですよ。
このように花言葉は、国の文化や歴史に紐づけられたりすることが多いので、1つの花であっても複数の意味を持つことがよくあります。
そして日本と世界の花言葉においては共通のものもあれば、異なるものもあるんですよ。
日本ではたくさんの花言葉の辞典や図鑑がありますが、ガーデニングなんかもする私が、これは!と思ったものを1冊紹介します。
「ちいさな花言葉・花図鑑」
花の基本情報はもちろん、花にまつわる素敵なエピソードや実用的なコラムも入っている辞典です。
口コミもぜひ覗いてみてくださいね。
たんぽぽの花言葉は怖い?
たんぽぽは、黄色くて可愛らしいイメージのある花ですが実は怖い花言葉も持っているんです。
たんぽぽの綿毛が空へ飛んでいく様子を模した花言葉として「別離」という意味を持っています。
これはアメリカに伝わる昔物語から由来しているんですよ。
どんな物語なのでしょうか?
「南風と黄色い髪の少女のお話」
毎日穏やかな風を吹かせていた南風さん。
のんびりとしていたある日、黄色(ブロンド)の髪が美しい少女が丘に現れました。
南風さんは、その彼女にひとめぼれをしたのです。
夢中になり、毎日彼女のことを見つめてうっとりとしていました。
毎日彼女を見つめるあまり、南風さんは時が経つことすら忘れていました。
どれくらいの日にちが立ったのでしょう。
とある日、いつものように黄色い髪の美少女を見ると、彼女は白髪の老婆に変わっていました。
南風は、悲しくなり大きなため息をふーっとつきました。
そしてため息に飛ばされて、白髪の老婆もふっといなくなってしまったのだとか。
この少女は「たんぽぽ」の花だったと言われています。そしてこの物語に由来して「別離」」という花言葉が生まれたんですよ。
少し切ない物語ですが、たんぽぽもなかなかに奥深いな!と思いますよね。
たんぽぽの花言葉は思わせぶり?
たんぽぽの花言葉として1番に出てくるものと言えば「思わせぶり」ですね。あまりいいイメージのない言葉に聞こえますが、なぜこの花言葉がついたのでしょうか?
たんぽぽはヨーロッパで恋占いによく使われていた花でした。
綿毛を一息で吹き飛ばせば、恋が叶う。吹き飛ばすことができないと、恋が叶いそうなのに、かなわない、、、もどかしい!
というこの心の状態を「思わせぶり」と表したんですね!
たんぽぽの花言葉
- 思わせぶり
- 愛の信託・西洋では恋占いに使われた花と言われています
- 真心の愛(誠実)たんぽぽは日向ぼると花が開き、日が沈むとしぼむ姿から誠実なイメージが持たれています。
- 幸せ・一息で綿毛を全て飛ばすことができたら、恋が叶うと言われています。
このようにたんぽぽには花言葉がたくさんあります。
「真心の愛」なのに「思わせぶり」ってどっちなの?!と思ってしまいますよね。
もしかすると「花言葉は1つの花に対して1個ではないの?」と思った方もいるかもしれませんね。
花言葉は、その国の文化や歴史、そして宗教や昔話などたくさんの要素が関わって作られるんですよ。そのため、1つの花であっても複数の意味を持つことがよくあります。
例えば、よく知られている花を紹介すると、ひまわりは10個以上、さくらは5個以上も花言葉を持っているんですよ。
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