小学校でおこなう最後のイベントといえば、卒業式ではないでしょうか。
小学校は中学校や高校とくらべると、6年間とながい時間をすごしてきたのですから、より特別なものです。
あなたも5年生、6年生と2年間にわたって、生徒のみなさんを見守ってこられました。たくさんの思い出と伝えたいことがあることでしょう。
- 2年間、一緒にすごした生徒のみなさんへ感謝の気持ちを伝えたい…
- いつまでもみんなで仲良くしていてほしい…
- 中学校にあがっても、困難なことにもまけないでほしい…
そのような気持ちのひとも多いことでしょう。でも、伝えたい言葉やメッセージはなかなか出てこないものですよね。
この記事では、小学校を卒業する6年生を担任している若い先生にむけて、おすすめする卒業おめでとうメッセージや黒板アートの作り方をご紹介させていただきます。
黒板アートも初心者でもかんたんに描けるものを選んでいますので、ぜひチャレンジしてみてください。
小学校卒業に贈りたい黒板アート!
黒板にかくメッセージやイラストは、黒板アートとして広く知られるようになる以前からありました。もともとは先生が生徒にむけてのお祝いのメッセージを伝えるために書いたことがはじまりとされています。
海外でも黒板アートの技術はあり、その技術を学んだ人たちが日本に持ち帰りました。もとからあったものと、それらが合わさり進化してひとつの芸術作品のようなレベルまでになりました。
現在では黒板アートはチョークアートともいわれており、学校の黒板などをキャンパスにして、チョークを使ってえがくアート作品となっています。
2015年から黒板メーカーの日学によって『黒板アート甲子園』が開催され、より多くの人に知られ、注目を集めるようになりました。
現在では先生への感謝の気持ちをこめてメッセージやアートをつくる生徒さんたちもいるみたいですよ。
有名な作品としては、高校の先生をしているはまーさんが描いた「鬼滅の刃」のキャラクターの黒板アートなどがあります。
そのほかにも黒板にチョークだけで書かれたとおもえないほどのすばらしい作品がありますので、ご紹介させていただきます。
いつまでも残すことのできない黒板アートやメッセージだから、気持ちをこめてかかれているのでしょうね。
私の学生時代のころは、かんたんなイラストとメッセージや慣用句を主体としたものが多かったですが、うれしかった気持ちはいまでもおぼえています。
黒板メッセージ&アートをうまく書くコツは?
黒板アートって、どう描けばいいの? いつから準備すればいいのかな? うまくかけるかな? と、いろいろ気になってしまいますよね。
描くアートにもよりますが、簡単に描けるものもたくさんありますので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
使う道具
- 黒板
- チョーク(白・赤・黄・青)
- 黒板消し
構図に使う道具
- 画用紙(黒板と同じ縦横比のもの)
- 筆記用具
チョークは描くアートより使う本数が変わりますが、各2~4本くらいあればいいでしょう。
使う道具はすべて100均ショップやAmazonなどで揃えることができますよ。
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流れを簡単にまとめると、次の4ステップです。
- 構図を決める。
- 黒板を濡れた雑巾と乾いた雑巾できれいにする。
- 黒板に構図を下書きする。
- 下書きにそって描いていく。
黒板アートはまず何を描くか、アートやメッセージをどう配置するかなどの構図をきめなくてはいけません。
人にもよりますが、描く前の1週間~10日ほどでよいでしょう。
黒板をきれいにしないと黒板アートはつくれません。
黒板消しをつかって拭いた後、濡れた雑巾で拭き、乾いた雑巾で拭けば下準備はOKです。新しい黒板をつかう場合は、「シーズニング」という黒板全体をチョークで軽く塗りつぶす作業が必要です。普段から使われている黒板でしたら「シ―ズニング」は必要ありません。
黒板に構図を下書きするときには、うすく全体を描いて徐々に部分ごとに仕上げていくことがきれいに仕上げるポイントです。
全体像より先にパーツを完成してしまうと、左右非対称なアートなどになりやすいので注意しましょう。
私も学生時代に絵を描くとき、下書きをせずに書いたことがありますが、うまくバランスがとれなかったことがよくありました。
面倒くさくてもきれいに仕上げるためにはやはり下書きは大事ですよ。
卒業おめでとうに加えるメッセージ例は
小学校5年、6年と一緒にすごした生徒のみなさんに「卒業おめでとう」だけでは、すませたくはないですよね。
なかなか気持ちをメッセージにするのは難しいでしょうから、私がおすすめするメッセージの例文を3個紹介させていただきます。
ご参考になさってください。
メッセージの例文
学生になる生徒のみなさんに、希望にみちたメッセージを贈ってあげてください。
あなたの応援が中学校にいく生徒のみなさんにとどくはずです。
生徒のみなさんとの小学校ですごした時間に感謝を伝えてあげてください。
楽しい思い出がより深くのこるものになりますよ。
努力がかなわなくても、いつも先生はみているし応援しているよ。
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