そこで効率よく終わらせるためのコツを4つにまとめます。
1、スケジュールを立てる
学校で計画表をもらうことが多いので、最初にこの計画表を作りましょう。そうすることで、出された宿題の全体量を確認することができますね。
これが効率よく終わらせるために一番大切なことです。できた計画表は見えるところに張り出して、可視化しておくように。
スケジュールを立てるコツ
- 一日に分散しながらやる(適切な休憩をとること)
- 好き、嫌いを平行する
- 空いてる日には自由研究
- 生活のリズムを崩さない(学校に行く日と同じ生活を)
2、ごほうびをあげる
なかなか宿題をやらない場合には、ごほうび制度を活用することもおすすめ。
成果によってクリスマスプレゼントやお年玉を変えるというやり方もありますが、それよりも「終わったら遊んでいい」「終わったらお菓子を食べていい」といったように、すぐにあげられるごほうびが良いでしょう。
まだ小さな子供には、お金やモノよりもプライスレスを意識してくださいね。
3、大人が環境を整える
宿題にとりかかるには、勉強する環境を整えてあげることも大切。
しかし「勉強する環境」と聞いて、あなたは静かな子供部屋の勉強机を想像しませんか?
勉強の習慣が身についている、勉強の大切さを理解している子供には静かな環境は有効ですが、そうでない子供には生活音のあるリビングでやらせるほうが良いです。
親が見える場所にいることで子供に安心感を与えることができますし、わからないところもすぐに聞けるので、一人でやるよりも効率的に勉強が進められるでしょう。
親のあなたは別のタスクを設けて、子供と一緒にがんばってくださいね。
4、朝の時間の活用
冬休み中でも生活のリズムを崩さず、朝の時間を勉強に使いましょう。朝や遊ぶ前の方が頭がスッキリしているので、集中して勉強することができます。
また、早寝早起きの規則正しい生活を維持することも大切です。とくに冬休みは2週間と短いので、一度乱れた生活リズムを戻すことは大変ですよ。
親はどこまで手伝うべき?
宿題の進め方がわかったところで次に考えるのは、親がどこまで手伝っていいのかという問題。基本的には手伝わずに子供の力だけでやるべきです。
宿題の本質は「学習をすること」と「提出物を期限内に終わらせること」。
実際に宿題を自分の力だけで終わらせていた人は、ひとりでやり切る力が備わったという声もあります。
しかし、小さい子供には勉強する習慣が身についていないのが事実。そんな子がひとりで勉強するのは難しいでしょう。なので小学生のうちは親が関与することも必要です。
注意してほしい点として、親は代わりにやるのではなく、サポートすることがメイン。具体的には、勉強できる環境を作ってあげることです。
普段の環境もそうですが、例えば書き初めを始められる準備をする、読書感想文の本探しを手伝うなど、勉強に取りかかる準備をしてあげましょう。
もう一つ親のやるべきことは、丸付けをしてあげること。
最近では答えの丸写しを防ぐためにドリルの解答がない場合もあり、答え合わせをしてあげるのは親の仕事でもあります。
余裕があれば、間違えたものをチェックして新しい問題集を作ってあげたり、親が関与することで子供のためになることもありますよ。
ですから、親が手伝うべきかそうでないかは、自分の子供の状況に合わせて対応してあげてくださいね。
冬休みの予定がパンパンで宿題をやる暇がない!
それにしても忙しい冬休み。予定がたくさんありすぎて宿題をやる暇がない・・・。
たしかに冬休みはイベントも多く、泊りがけの旅行に行くなんていう場合もあるかもしれません。そういう時こそスケジュールを工夫してみてください!
まとまった時間に宿題をやる必要はないので、例えば朝の10分、寝る前の10分など、すきま時間を活用すればいいのです。
あらかじめ用事やイベントの予定がわかっているのなら、時間の取れる日を狙って労力のかかる自由研究や絵画に取り組むようにしましょう。
まったくやらないのは大丈夫?
宿題をやらないでおくのは良くありません。遅れても良いので「終わらせた」という結果を出すことが大切です。
それでも勉強が苦手、面倒でやらないという子供は一定数います。そんなとき、親のあなたが子供を信頼しないのが一番やってはいけないこと。
どうせやってないからとガミガミ叱る、親がスケジュールを立ててしまう、勉強をつきっきりで指導するなど、あなたが子供をコントロールしてはいけません。
子供を信頼して見守ってあげるのも親の仕事。「やればできる」という気持ちで子供と接してあげてください。
子供もその気持ちに応えようとしてくれるはずです。
まとめ
- 楽しいイベントの多い冬休みにも夏休みのような宿題がたくさん出されるので、無計画に過ごしてしまうと終わらない場合がほとんどである
- 効率よく終わらせるためには、子供が宿題の全体量を把握してスケジュールをしっかり立 てることと、親が勉強する環境を整えてやることが大切
- 自力で出来ない子供には、間接的に親が勉強をサポートすることも有効
- 子供を信頼して見守ってあげることも、子供が勉強するようになるひとつの方法である
宿題は、子供にとって嫌なものであり面倒なもの。毎年の長期休暇は楽しい反面、後半には苦労を重ねたことでしょう。
しかし今年はきちんとスケジュールを立てて、親子で協力して宿題に取り組んでみてください。
これからはそんな苦労の日々をなくし、親子共に最後まで楽しい冬休みを過ごしていけるようにしましょう!
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