今は廃止されていますが昔は「社格」という名称で、国が神社のランク付けをしていた時代があります。その決まりの中で全国の神社はランク付けされていたわけですが、熱田神宮は最も位が高く、非常に権威のある神社なんです。
もう廃止されている格付けではありますが、病気平癒を祈願するなら熱田神宮は外せません。それぐらい格式高い神社です。
また、病気平癒の祈願をしたい方にはぜひ、熱田神宮の境内にある内天(うちてん)神社にも行ってほしいです!
小さな小さな神社ですが、ここには少彦名命が祀られています。少彦名命は医薬の神と言われていて、病気平癒を祈願する人にはぴったりの神様です。参拝する際は内天神社にも立ち寄ってみてくださいね。
わたしも何度か足を運んだことがありますが、みなさんにも人生に1度は行ってほしいくらい、迫力のある神社です。
ちなみに敷地面積はなんと東京ドーム5個分の広さです!とっても広いですよね。それだけ見応えはありますが、初めての方は迷われるかもしれません。境内の中にはマップもあるので目的の場所を確認しながら参拝するのがいいと思います。
開門時間
24時間あいているので、いつでも参拝できます!
混雑状況
お正月は非常に混雑します。三が日のみならず、4日以降も混雑が予想されます。大晦日から元旦は混雑するので、混雑を避けたい方は2日以降の夕方が比較的参拝しやすいでしょう。4日以降の夕方がおすすめです!
駐車場はたくさんありますが、それ以上にお正月は混雑するため、毎年交通規制もかかっています。お正月の駐車はかなり時間がかかるので、できれば電車がいいでしょう。名鉄名古屋本線の神宮前駅から徒歩3分なのでアクセスもいいですよ。
愛知の病気平癒ご利益初詣5選! 5:少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)
最後は今までと少し違う神社をご紹介します。名古屋市中区にある少彦名神社です。
とても小さな神社で知らない人もたくさんいるのではないでしょうか?中区丸の内の賑やかな街中でたくさんのビルの中にひっそりとあります。
そんな少彦名神社をおすすめする理由は少彦名命(すくなひこなのみこと)が祀られているからです。
熱田神宮の内天神社でもすこし触れましたが、少彦名命は日本神話の中で国造りの重要な神様として登場し、大国主命(おおくにぬしのみこと)と一緒に酒造や医薬、稲作などを文化を世に伝えて広めました。
とりわけ人間や生き物の病気を治す技術を広め、医薬の神とも言われています。
そんな神様を主祭神として祀る神社のため、小さな神社ですが、病気平癒を祈願しにたくさんの人が訪れています。医療関係者の方や製薬会社の人たちも参拝にみえるそうですよ。ちなみに主祭神として祀る神社は愛知県にここだけです!
小さな神社のため、実際に参拝するとびっくりされると思います。ただ、少彦名命が祀られている神社は全国的にみても多くはないため、名古屋市に住んでいる方にはぜひ参拝していただきたい場所です。病気や健康にご利益がある神様に祈願したいですよね。
また、ここの神社はうさぎがモチーフとなっていて、本殿にも石造にもうさぎがいてとってもかわいらしいですよ。参拝される際は、ぜひ石造のうさぎをなでてみてくださいね。
開門時間
小さな神社のため、いつでも参拝可能です。
混雑状況
知らない人もいるため、他の神社に比べて混雑していない穴場です!
街中にあるので、電車で行かれるのをおすすめします。地下鉄桜通線の久屋大通駅から徒歩5分でつくアクセスのいい場所です。街中なので、帰りに買い物などしてもいいですよね。
病気平癒のお参りの正しいお作法とは?NG行為は?
さて、ここまでは愛知県で病気平癒にご利益のある神社・寺院を紹介しました。
初詣に行かれる時は、神様仏様に失礼のないように正しい作法で参拝したいですよね。地域や地方で若干の違いはありますが、ここでは一般的な作法をご紹介します。参拝する場所が決まったら、お参りの正しい作法を復習してくださいね。
神社と寺院で作法が違いますので、順番にご紹介します。
神社
- 鳥居をくぐる前に一礼
- 水で清める
左手→右手→左手で口をゆすぐ→左手をもう一度水で流す→ひしゃくをたてて残りの水でひしゃくの持ち手を流す - 賽銭箱の前で一礼
- お賽銭を入れる ※投げないように
- 2回深くお辞儀
- 2回拍手 ※左手が少し上になるように
〜感謝してから祈願〜 - 深いお辞儀を1回
- 帰りは鳥居の前で一礼
5〜7がいわゆる二礼二拍手一礼ですね。一度覚えるとどこの神社でも作法は一緒なので安心です。詳しくは動画をご参照ください。
お寺
- 山門の前で合掌して一礼 ※右足から入る
- 手を清める
作法は神社と一緒でOK - お賽銭→合掌→一礼
- お焼香をあげる
お香は左手で添えておでこの前に掲げる - 合掌→祈願→一礼 ※神社の二礼二拍手一礼はNG
- 山門からでたら合掌して本堂に一礼
詳しくはこちらの動画を参照ください。
初詣は神社ではないといけない、と言われているところもありますが、そんなことはありません。自分が参拝したいところでお参りしてくださいね。
ちなみに、お賽銭はみなさんいくらにしていますか?5円(ご縁)を納める方が多いかと思います。金額相場はありませんが、縁起のいい額は他にもありますよ。
11円→いい縁、20円→二重に縁、25円→二重にご縁、115円→いいご縁、などあります。5円や50円は真ん中が空いているので「見通しがよい」とされ、縁起がいいなんて考えもあります。
逆に10円などは遠縁と言われることもあるのであまり使用しないほうがいいです。お賽銭は金額で決めるのではなくて、縁起のよい額で決めてくださいね。
あと、家族で1つのお賽銭ではなく一人一人お賽銭するのが一般的ですので、ご注意ください。
また、お願い事は人には言わない方がよいとされています。他人に話すことで余計な邪念が入るからです。病気平癒を強く願うのであればむやみに人に話すのは避けましょう。
そして参拝した際には、おみくじをひく方もたくさんみえると思います。
わたしも毎年おみくじをひいています。1年に1回のことですからワクワクしますよね。引いたおみくじは結ぶのか持って帰るのか悩む方もみえるかもしれません。一般的に悪いみくじは結ぶと言われているのは、悪い運を持ち帰らずに、神社に結んで神様に吉に変えてもらうためです。
ただ本来の意味は「神様との縁を結ぶ」から来ています。なので実際にはどんな内容であれ結んで帰ってOKです。持って帰ってもいいのですが、その際は丁寧に扱って最終的には結びにきてくださいね。
参拝にはいろいろなルールがあるように思いますが、1番は気持ちが大事です。神様仏様に日頃の感謝を目一杯伝えてください!
お守りやご祈祷は?
病気平癒を祈願する人にとって、お守りも気になるところではないでしょうか?
お守りはいわば「小さな神様」です。お守りの中には小さなお札が入っていて、その中には神様のお力が宿っています。
ですのでお守りを身につけておくと、神様がいつも近くにいてくれます。すごく心強いですよね。病気平癒を祈願される方にはぜひお守りも準備していただきたいです。きっと強い味方になってくれますよ!
ちなみに小さくても神様ですので、お守りの中身は決して見ないようにしてくださいね。神様を直接みるのはよくないことです。わたしは小さい頃、興味本位で中身を見ようとしたら、父に怒られた記憶があります・・・。みなさんは気をつけてくださいね!
お守りは常に持ち歩くようにしておくと良いです。
心臓の近くに身につけておくとよいでしょう。持ち歩くのが難しい方は、自宅のタンスの上など少し高い場所においえおけばOKですよ。神棚がある方はそこが1番です。小さな神様ですので、丁寧に扱ってくださいね。
さて、病気平癒を望む方にとってはご祈祷も気になるところだと思います。ご祈祷とは望む願いを神主さんなどが代わりに執り行ってくれることです。通常の祈願は、自分自身で神様にお願いするものなので、誰がお祈りするのかで違ってきます。
ご祈祷はここぞというときに活用してください。
病気平癒は健康に関わるものなので、参拝する神社やお寺が決まったら、ご祈祷もぜひ検討ください。納める金額(初穂料)ですが、神社によって金額が変わりますがだいたい5,000円から10,000円が相場となっています。
納めるときには「御初穂」と書いたのし袋に入れるのがマナーです。
当日すぐには受けれないところがほとんどなのであらかじめ電話して予約しましょう。病気平癒を願うときにはぜひ祈願と一緒にご祈祷も頼んでみてくださいね。
まとめ
愛知県の病気平癒にご利益のある神社・寺院5選
① 津島神社(愛知県津島市)
- 須佐乃男命(すさのおのみこと)が祀られている(疾病除けの神様)
- 元旦は終日参拝可能。夕方であれば少し混雑緩和。
- お正月は終日参拝可能です。混雑しているので早朝と夕方がおすすめ。
② せんき薬師(愛知県稲沢市)
- せんき薬師如来が祀られている(病を取り除いてくれる神様・がん封じ)
- 朝8時から夕方5時まで。比較的人混みが少なく穴場。
③ 無量寺(愛知県蒲郡市)
- ガン封じ寺として全国的に有名(不動明王が祀られている)
- 朝8時から夕方5時まで。三が日は混雑。午後の遅い時間がおすすめ。
④ 熱田神宮(愛知県名古屋市熱田区)
- 社格が最も上位になる神社(境大内の内天神社もおすすめ)
- 24時間参拝可能。お正月は非常に混雑。4日以降の夕方がおすすめ。
⑤ 少彦名神社(愛知県名古屋市中区)
- 少彦名命が祀られている(医療・医薬の神様)
- いつでも参拝可能。他の神社より混雑は避けられる。電車がおすすめ。
参拝方法 ➡️ 神社と寺院で違うので注意です。特に神社では二礼二拍手一礼が基本的なマナーですが、お寺ではNGです。
お賽銭相場 ➡️ 金額で決めるのではなくて、縁起のよい数字を選びましょう。また縁起の悪い数字はさけるのも大事です。
- ◯・・・5円、11円、20円、25円など。
- ✖️・・・10円など
おみくじ ➡️ おみくじを結ぶのは「神様とのご縁を結ぶ」のが本来の意味です。
基本結ぶのが良いとされているが、持ち帰る際は最終的には結ぶのが吉。
お守り ➡️ 「小さな神様」です。基本は持ち歩くのがよいですが、持ち歩きが難しい場合は自宅の高い位置に置いておきましょう。中身は見てはだめです。
ご祈祷 ➡️ 相場は5,000円から10,000円。のし袋に入れるのがマナーです。あらかじめ予約して行きましょう。
このご時世ですから、特に病気平癒を祈願したい人は多いのではないでしょうか?
今回は愛知県のおすすめの神社・寺院を紹介しましたが、一番大事なのは病気平癒を願う気持ちだと思います。
みなさんと、みなさんの大切な方の病気平癒を心から願っております。ぜひ今回の記事を参考にしていただいて、素敵な1年のスタートを切ってくださいね!
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