- 「年末年始に伊勢神宮に行きたいけど、どのくらい混雑するのかな?」
- 「コロナ禍だけど初詣できるの?」
- 「年末年始のおかげ横丁の様子が知りたい!」
- 「車で行こうと考えているけどできるだけ渋滞を避けたい!!」
2021-2022年の年末年始に伊勢神宮へお参りに行こうと考えている方はこのような疑問や希望をお持ちではありませんか?
私も「年末年始の伊勢神宮は、身動きとれないほど混雑するよ」なんて聞いたことあります。
また、コロナ禍での参拝になるので「例年とは違う対応をしているのでは」と不安になりますよね。
しかし、この記事を読めば安心して伊勢神宮へ参拝に行けるようになりますよ!
この記事では以下の6つのポイントを過去のデータや実際に体験した方の体験談を交えて解説します。
- 伊勢神宮とは
- 混雑ピーク予想と穴場時間
- 参拝方法
- 駐車場情報
- 年末年始のおかげ横丁の様子
- 伊勢神宮の名物とお土産5選
6分くらいで読める記事ですが、読み終えるとあなたの疑問や不安は解決されることでしょう。
それではさっそくいきましょう!
伊勢神宮とは?
伊勢神宮とは三重県伊勢市にある神社です。親しみを込めて「お伊勢さん」「大神宮さん」と呼ばれることもありますが、正式には「神宮」といいます。そして、内宮(ないくう)と外宮(げくう)と呼ばれる2つのお宮からなります。
内宮には日本人の総氏神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀っている皇大神宮があります。一方、外宮には、衣食住を始め全ての産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っている豊受大神宮があります。
それぞれ歴史は古く、内宮は約2000年、外宮は約1500年の歴史があります。
伊勢神宮は全国約8万の神社の中で最大の聖域であり、格別のお宮として崇められています。そのため、一年を通じて全国各地から参拝者が訪れるのです。
年末年始は「一年の感謝をするため」「新年のご挨拶をするため」に一番混雑する時期です。「混雑で何にも楽しめなかった」ということは避けたいですよね。
参拝当日を楽しめるように、しっかり予習していきましょう。
初詣の混雑ピーク予想と穴場時間
初詣のピーク時間予想と穴場時間予想をする前に、2021年までの参拝客数がどうだったのか見てみましょう。
伊勢原市観光情報によると、コロナ以前は三が日で約56万人が訪れ、大変混雑していました。
しかし、コロナ禍の2021年(令和3年)はコロナ前の2020年(令和2年)と比べ約7割も参拝客が減りました。
初参り参拝者数
(単位:人)
1月1日 | 1月2日 | 1月3日 | 3が日合計 | 前年比 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
内宮 | 平成31年 | 月 | 145,899 | 火 | 97,192 | 水 | 88,972 | 332,063 | 97.9% |
令和2年 | 火 | 173,283 | 水 | 97,783 | 木 | 97,187 | 368,253 | 110.9% | |
令和3年 | 金 | 43,095 | 土 | 42,141 | 日 | 31,357 | 116,593 | 31.7% | |
増減 (前年との差) | ▲130,188 | ▲55,642 | ▲65,830 | ▲251,660 | |||||
外宮 | 平成31年 | 月 | 86,041 | 火 | 48,482 | 水 | 46,526 | 181,049 | 98.2% |
令和2年 | 火 | 81,724 | 水 | 55,402 | 木 | 54,941 | 192,067 | 106.1% | |
令和3年 | 金 | 22,440 | 土 | 16,935 | 日 | 14,557 | 53,932 | 28.1% | |
増減 (前年との差) | ▲59,284 | ▲38,467 | ▲40,384 | ▲138,135 | |||||
計 | 平成31年 | 月 | 231,940 | 火 | 145,674 | 水 | 135,498 | 513,112 | 98.2% |
令和2年 | 火 | 255,007 | 水 | 153,185 | 木 | 152,128 | 560,320 | 109.2% | |
令和3年 | 金 | 65,535 | 土 | 59,076 | 日 | 45,914 | 170,525 | 30.4% | |
増減 (前年との差) | ▲189,472 | ▲94,109 | ▲106,214 | ▲389,795 |
前年12/31の20:00以降の参拝者数は、1/1の数に合算してカウント。(資料提供 神宮司庁 TEL24-1111)
(引用:伊勢市観光情報「令和3年 伊勢市初参り統計」
2021年は例年よりは混雑が少なかったようです。7割減ったといっても約17万人の人が参拝に訪れています。
初詣にいきます。
意外に人混んでいる。#初詣 #伊勢神宮 pic.twitter.com/UcQm3Aa5SD— らら@台湾出身 (@JustinianRu) January 4, 2021
実際に訪れた人の写真を見てみると、止まらずに歩けるくらいの混雑具合だったようです。
混雑を避けるためにも、2022年のピーク時間と穴場時間の予想をしていきます!
伊勢神宮の例年の参拝時間は下記の通りです。
- 12月31日:5時~終日
- 1月1日~4日:終日
- 1月5日:0時~20時
- 1月6日:5時~20時
- 1月7日以降:5時~18時
コロナ前の2020年以前も、コロナ禍であった2021年も、参拝時間に違いはありませんでした。なので、2022年も参拝可能時間はコロナの影響を受けず例年通りになると予想されます。
ただし、変更になる可能性もあるので、必ず伊勢神宮公式サイトで確認をしてから訪れましょう。

混雑のピーク時間は例年通りになると思われます。
全体の参拝客数が減っていても、行動しやすい時間は変わりないからです。
混雑ピーク予想
- 年越し:12月31日20:00~1月1日3時
- 1月1日:7時~18時
- 1月2日~3日:11時前後
伊勢神宮初詣でなう‼️この通り、大変な混雑です。 pic.twitter.com/J1CARXNEdk
— ゆういち (@sen882016) January 1, 2020
年越しは「伊勢神宮でカウントダウンをしたい」という人で溢れています。1月1日は「神様に挨拶をしてから行動したい」という人が多いので朝から混雑し始めます。
穴場時間はみんなが行動しにくい時間帯になるので、早朝や夜になります。
穴場時間予想
- ~12月31日::日中
- 1月1日:4時~6時or19時以降
- 1月2日~3日:4時から9時or18時以降
穴場時間に行くとスムーズに参拝できるので、ストレスなく過ごせますよ!
おかげ横丁のお店や屋台も朝早くから夜遅くまでやっているところがあるので安心です。
伊勢神宮の参拝作法
伊勢神宮の参拝作法を3つご紹介します。
①内宮と外宮の順番
伊勢神宮は内宮と外宮の2つからなる神社だと説明しましたが、どちらを先に参拝すればいいのでしょうか。
答えは「外宮→内宮」の順にお参りするのが正式な参拝順です。
伊勢神宮で行なわれる祭儀は「外宮→内宮」の順に行なわれるため、この順で参拝するのが古くからの習わしとなっています。
なお、外宮では左側通行、内宮では右側通行となっているので、ご注意ください。
ツアーなどで観光に行く場合は内宮に祀られている天照大御神のみ参拝をすることが多いようです。
しかし、せっかく訪れるのですから外宮に祀られている豊受大御神も参拝しましょう。
②手水と拝礼の仕方
手水と拝礼にも作法があります。知っておいて損はないですよ。
手水の作法
- 右手で柄杓を持ち、水をくんで左手を清める
- 柄杓を左手に持ち替えて、右手を清める
- 再び柄杓を右手で持ち、左手で水を受け、口をすすぐ ※柄杓に口はつけないこと!
- 改めて左手を清める
- 残った水で柄杓の柄を清め、元に戻す
拝礼の作法(二拝二拍手一拝)
- 神前で姿勢を正す
- 腰を90度に折り、2回お辞儀をする
- 胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらす
- 肩幅程度に両手を開き、2回拍手を打つ
- 最後にもう1回深いお辞儀をする
実際にこちらの動画で動作を確認できます。
③写真撮影の注意点
伊勢神宮では内宮・外宮ともに正宮と神楽殿の撮影を禁止しています。
板垣と呼ばれる屋根は神聖な場所であること、神前は心静かにお参りをするためだけの場所であるためです。
写真撮影は内宮では石段の下、外宮では板垣の外で行ないましょう。きっと素敵な写真が撮れますよ。
伊勢神宮の駐車場情報!
年末年始に伊勢神宮へ車で行こうと考えている人は駐車場情報や混雑状況が気になりますよね。
年末年始の伊勢神宮の渋滞は回避方法を知らないと2~4時間車の中で過ごすことになりかねません。
①年末年始の駐車場情報
臨時駐車場を含め内宮周辺では13箇所、外宮周辺では8箇所の駐車場があります。また、伊勢神宮から少し離れた三重県営サンアリーナ周辺にも7箇所駐車場があります。
内宮周辺駐車場
- 内宮A1駐車場 51台
- 内宮A4駐車場 53台
- 内宮B1駐車場 254台
- 内宮B2駐車場 98台
- 内宮B3駐車場 73台
- 内宮B4駐車場 110台
- 内宮B5駐車場 625台
- 内宮B6駐車場 385台
- 神宮工作所 330台
- 三重交通G スポーツの社 130台
- 西駐車場 480台
- 五十鈴公園駐車場 40台
- 進修小学校 230台
計2,859台
※有料(料金は場所によって異なります)
外宮周辺駐車場
- 外宮第一駐車場 50台
- 外宮第二駐車場 210台
- 外宮第三駐車場 60台
- 北御門広場 120台
- 三重県伊勢庁舎駐車場 150台
- 伊勢市役所駐車場 35台
- 伊勢市商工会議所駐車場 80台
- 厚生小学校 100台
計805台
※有料(料金は場所によって異なります)
三重県営サンアリーナ周辺
- A駐車場 400台
- B駐車場 500台
- C駐車場 1,100台
- 伊勢あさま苑横駐車場 850台
- 光の街駐車場 700台
- 二見JCT東駐車場 550台
計4,100台
※駐車料金:1台1,000円
内宮・外宮の方が参拝しやすいのですが、圧倒的にサンアリーナ周辺の方が駐車可能台数が多いです。
②年末年始の混雑状況
伊勢神宮周辺では年末年始は交通規制がされ大変混雑します。特に、内宮・外宮周辺の駐車場に停めようとすると「駐車場待ち2時間+駐車場待ちの列に並ぶのが2時間=計4時間車内で待つ」という可能性もあります。
せっかくお伊勢参りに来たのに、車内で長い時間待つのは嫌ですよね。
次に説明する渋滞回避術を使ってなるべく車内での待ち時間を短縮しましょう!
③渋滞回避術!
渋滞を回避する方法は、「サンアリーナ周辺の臨時駐車場に停めてパーク&バスライドを利用する」ことです。
例年12月31日夜~1月3日にサンアリーナ周辺の駐車場に車を停めると、「パーク&バスライド」と呼ばれるシャトルバスに内宮・外宮周辺まで送迎してもらえます。シャトルバス専用レーンができるので、渋滞知らずで行けますよ。
シャトルバスの乗降場所から内宮までは徒歩約15分、外宮までは徒歩約7~8分かかります。
それぞれの場所まで歩かないといけないのは辛いですが、2~4時間車内で過ごすことを考えると、楽といえます。
また、パーク&バスライド利用者のうち、
- 75歳以上の高齢者の方
- 身体が不自由な方
- 妊産婦の方
などの歩行困難な方と、その介助者及びその家族は「おもいやりシャトル」というシャトルバスに乗ることが可能です。
「おもいやりシャトル」は内宮B駐車場と内宮宇治橋前の間を運行しています。
なので、「パーク&バスライド」で内宮B駐車場まで行き、「おもいやりシャトル」に乗り換えることで、歩かずに内宮宇治橋前まで行くことができます。
年末年始の伊勢神宮周辺の道路状況はなかなか辛いものがあります。
「らくらく伊勢もうで」という伊勢地域観光交通対策協議会が運営しているサイトに交通規制情報や駐車場情報などがリアルタイムで掲載されていますので、伊勢神宮に近づいたら確認してみましょう。

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