- 「受験は終わったものの合格発表が不安」
- 「合格発表まで落ち着かない」
- 「誰かと不安を共有したい」
受験が終わり残すは合格発表のみの状況は、緊張と不安とで上手く眠りにつけないですよね。
私も受験の結果待ちは吐きそうなほど緊張していました。眠れずに夜更かしして、さらに不安になったこともあります。
そんな私が、受験生と親向けの心を落ち着かせる方法を紹介します!
この記事では以下の5つのポイントに沿って説明していきます。
- 【受験生】緊張と不安で眠れない場合、簡単に落ち着かせる方法は?
- 【親】緊張と不安で眠れない場合どう落ち着かせる?子どもの前ではどう振舞うべき?
- 不安な気持ちは誰かと共有してもいい?
- 不安がっている人のほうが合格する?
- 受験結果はもう決まっている!
5分くらいで読める記事ですが、読み終わると落ち着きを取り戻す方法を知り、安心してぐっすり眠れるようになりますよ。
それでは、さっそくいきましょう。
【受験生】緊張と不安で眠れない!簡単に落ち着かせる方法は?
合格発表まで緊張と不安で眠れない受験生のために、簡単に気持ちを落ち着かせる方法を3つご紹介します。
簡単に気持ちを落ち着かせる方法
- 紙に思いを書き出す
- 笑う
- 運動をする
それぞれ説明していきますね。
①紙に思いを書き出す
緊張していたり、不安だったりするときは、脳内に答えのない考えが巡っています。それを全て紙に書き出してしまいましょう。
紙に書き出したことを脳は忘れていいものと判断するので、緊張や不安を落ち着かせられます。
書き方や書く場所は自由です。
- 「合格発表が嫌だ」
- 「落ちてたらどうしよう」
- 「たくさん勉強したから大丈夫」
- 「周りの受験生は頭が良さそうだった」
- 「怖い怖い怖い」
このように、とにかく思っていることを全て書き出しましょう。心の外に思いを出してしまえば、頭の中がスッキリしますよ。
②笑う
無理矢理でも笑うようにしましょう。
緊張や不安でストレスがたまっている場合、脳細胞は酸素不足になっており、その働きが低下している状態です。
笑うと腹式呼吸を自然と行えます。酸素摂取量は通常呼吸の約3~4倍、深呼吸の約2倍です。大量の酸素が取り込まれると脳細胞は再び活発に動き始めます。すると、ストレスが緩和され、その原因であった緊張や不安も落ち着くのです。
テレビを観る、漫画を読む、友達と話すなど、笑う方法はなんでもOK。笑えば自然と気分が落ち着きますよ。
③運動をする
運動すると気分がリフレッシュされるとともに、身体は疲れるので眠りにつきやすくなります。
部屋にこもっていると考えは悪い方向にばかりいってしまいます。悪い考えがさらに悪い考えを呼び、悪循環です。身体を動かすと気分を変えられるので、悪循環を断ち切ることが可能です。
ランニングやヨガ、筋トレなどは比較的簡単に身体を動かせますよ。
【親】緊張と不安で眠れない場合どう落ち着かせる?子どもの前ではどう振舞うべき?
親の場合でも基本的には受験生と同じことをすればOKです。ただ、もう1つ落ち着かせる方法があります。
それは「不合格の場合の行動を考える」です。親の緊張や不安の原因は「不合格だったらどうすべきか」が不明瞭だからです。
先が見えていれば親は落ち着きを取り戻せます。「合格の場合はどうする」「不合格の場合は」と先を見越して準備をしましょう。
一番緊張と不安で押しつぶされそうなのは、受験生であるあなたの子どもです。「受験に失敗したら人生は終わり」と考えているかもしれません。
そんなときにしっかりと支えてあげられるように事前準備をしておきましょう。
ただし、子どもの前ではどんなに落ち着かなくても、どっしりと構えていてください。親が不安そうだと子どもはもっと不安になります。
嘘でもいいので落ち着いているフリをして、子どもを安心させてあげてください。
不安な気持ちは誰かと共有してもいい?
一人で抱えきれないほどの不安な気持ちは誰かと共有しましょう。ただし、誰と共有するのか相手を選ぶ必要があります。
受験生の場合、「親」「先生」に思いをぶつけましょう。受験生のあなたより人生経験のある人たち、かつ、今までの努力をそばで見ていてくれた人たちです。あなたの気持ちをしっかりと受け止めてくれますよ。
「友達に相談したい」という人もいるかもしれませんが、今後の付き合いを考えるとおすすめできません。なぜなら、不合格だった場合気まずい雰囲気になるからです。
相談したからには結果を報告する義務があります。合格の場合、もちろん友達も喜んでくれます。しかし、不合格だった場合、友達はどんな反応をすればいいのでしょうか。励ましてくれるかもしれませんが、あなたにそれを素直に受け入れる心の余裕がないかもしれません。
「友達は受かって、自分は落ちた。友達は自分を蔑んでいる」などと普段は思わないようなことを考えてしまうかもしれません。そうなると、あなたはその友達から少しずつ離れていくことになります。
どんなに仲の良い友達であっても友情にヒビがはいる可能性があるので、受験結果が出るまでの相談相手としてはおすすめできません。
一方、受験生の親の場合は「夫婦間」「先生」に相談するようにしてください。決して、子どもや子どもの友達の親には言わないことです。
親が不安を吐き出す際には、子どもに知られないようにするのが一番大事です。どれだけ子どもを信頼していても、不安になる気持ちはわかります。ただ、その不安を子どもに知られると「親は自分を信用していない」と勘違いしてしまう可能性があります。そうなると、親子関係にヒビが入りかねません。
子どものことをよく知っている、かつ、情報を漏らさない信頼できる相手に相談するのがおすすめです。
不安がっている人のほうが合格する?
「自信満々だった人が落ちて、不安がっていた人が受かった」と聞いたことはありませんか。これは自己評価の差や性格の差から生まれるものです。
受験後に不安がる人は心配症で、細かなミスにも気づく人です。受験勉強でも自分の苦手を潰し、完璧に準備をしているので、合格する人が多いのです。
一方、自信満々な人は、自分のできたところにしか目がいかないタイプ。受験勉強でも苦手な部分を徹底的にやるのではなく、得意な部分ばかりをのばそうをとします。そのため、対策にムラがあり、不合格になってしまうのです。
受験は自分の苦手な部分にいかに向き合うかにかかっています。そして、その苦手を克服した人が合格します。
不安がっているのはそれだけ真剣に受験勉強に取り組んできた証拠です。これまでの自分を信じて結果を待ちましょう。
受験結果はもう決まっている!
これまで合格発表が不安でたまらないときに、落ち着かせる方法を紹介してきました。
しかし、紹介した方法を試しても落ち着かない場合は開き直るしかありません。あなたは試験を既に受け、その結果を待っている状態です。
自己採点をしてケアレスミスを見つけてしまったり、マークミスを見つけたり、後悔していることもあるでしょう。しかし、今から解答を変えることは不可能です。それはどの受験生も同じです。
そのため、合格か不合格かは試験終了とともに決まるといっても過言ではありません。合格発表までの時間はたしかに緊張や不安、後悔で押しつぶされそうになります。合格していればそれはとても喜ばしいことです。
けれども、たとえ不合格になっても人生が終わってしまうわけではありません。大事なのは、合格か不合格かではなく、結果が出たあとにあなたがどんな道を進みたいのかです。
今から結果を変えることはできないので、合格か不合格かに関わらず、自分がどんな人生を歩んで行きたいのか考えましょう。試験のモヤモヤを気にしている時間はありませんよ。
まとめ
受験生が気持ちを落ち着かせる方法は
- 紙に思いを書き出す
- 笑う
- 運動をする
の3つです。
親も上記3つの方法で落ち着かせることができます。さらに、「不合格の場合の行動を考える」ことでも気持ちを落ち着かせられますよ。
ただし、親はどんなに緊張と不安があって落ち着かなくても、子どもの前ではどんと構えていてくださいね。
もし、不安な気持ちを共有したいのであれば、受験生は「親」か「先生」に、親は「夫婦間」「先生」に伝えましょう。共有相手を間違えると、今後の人間関係にヒビが入ってしまう可能性があるので、注意してください。
「自信満々だった人が落ちて、不安がっていた人が受かった」と聞いたことがあると思います。不安がっている人はそれだけ受験勉強に真剣に取り組んだ証です。これまでの自分を信じて結果を待ちましょう。
受験結果は試験終了とともに決まっています。不安で眠れなくてもどうしようもありません。
たとえどんな結果になっても、あなたの進みたい道を歩んで行ければ大丈夫。自分に自信を持って結果を待ちましょう。