- 「中学受験も控えている子を持つ親に年賀状を出したい!」
- 「受験生に贈る言葉でいい名言はある?」
- 「受験生の親を一言で励ましたい!」
中学受験は受験する本人だけでなく、家族一丸となって取り組んでいる場合がほとんどです。「応援したい」「励ましたい」と思う気持ちはわかります。しかし、何気ない一言で相手を傷つけてしまうのも事実です。
そんなあなたに、この記事では以下の4つのポイントについて解説していきます。
- 年明けすぐに受験を迎える子を持つ親の心境とは?
- 年賀状に沿える一言名言5選!
- 受験結果は報告されるまで待つべきかどうか
- 自分の子供が受験を迎える場合に名言はどうやって伝える?
3~4分ほどで読める記事ですが、読み終わった後には受験生の親への年賀状にどんな一言名言を書くべきかがわかっていますよ。
それでは、さっそく行きましょう。
年明けすぐに受験を迎える子を持つ親の心境とは?
中学受験を迎える子を持つ親はとにかくセンシティブです。
志望校の合格安全圏にいる子の親でも、
- 「合格できるのか」
- 「勉強時間はこれで足りてるのか」
- 「このままの勉強方法で大丈夫なのか」
など、受験が近づくと不安と焦りの気持ちでいっぱいになります。
このような親には「前向きになれる」「努力は無駄ではない」といった内容の言葉をかけましょう。
ただし、「頑張れ」は絶対にNGです。今まで努力してきた人たちに対して「頑張れ」と伝えるとプレッシャーになります。また、あなたがそう思っていなくても、「(まだまだ努力が足りないから)頑張れ」と受け取られてしまう可能性もあります。
受験を迎える家族は、子どもだけでなく親もかなり敏感であり、ちょっとした一言で傷ついてしまうので、細心の注意を払いましょう。
年賀状に沿える一言名言!
では、年賀状に沿える一言名言を5つ紹介していきますね。
①「できると思うにせよ、できないと思うにせよ、その通りになる。」
byヘンリー・フォード
できると思うとできる、できないと思うとできないという意味。結局は自分が思ったことが現実になるということです。
アメリカ企業家で自動社会社のフォード社の創設者のヘンリー・フォードの言葉。
ヘンリー・フォードはベルトコンベアを使いライン生産方式を生み出し、「自動車の育ての親」ともいわれています。
②「小さいことを積み重ねることがとんでもないところに行くただ一つの近道だ。」
byイチロー
どんなことでも継続し続けていけば目標は達成できるという意味。
イチローの愛称で親しまれている鈴木一朗の言葉です。
野手として日本人初のメジャーリーガーになり、数々の功績をおさめています。この名言は2004年メジャーリーグ年間安打記録を破った際の記者会見で生まれたものです。
③「決心する限り、奮闘する限り、必ず成功する。」
by魯迅
目標を決め、あきらめずに戦い続ければ、必ず成功するという意味。
この言葉は中国の文学者・思想家の魯迅の言葉です。
中学や高校の教科書で魯迅の作品の『故郷』を読んだことがある人も多いと思います。
④「逆境に直面したときにも揺らぐことがない。これが真に称賛できる人のありようである」
byルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
思うようにならないときも決して挫けないない人が、本当に素晴らしい人である、という意味。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンはドイツの音楽家です。
『交響曲第5番 ハ短調 作品67(運命)』『エリーゼのために』などが有名。彼は聴覚を失いながらも作品をつくり続けました。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆けとされています。
⑤「踏まれても叩かれても、努力さえしつづけていれば、必ずいつかは実を結ぶ。」
by升田幸三
どんなに失敗しても努力さえ続けていれば必ずいつかは成功するという意味です。
升田幸三は史上初の三冠独占(名人・王将・九段)を果たした将棋棋士。
「新手一生」を掲げ、定跡にとらわれない新手を数多く繰り出しました。ライバル大山康晴との名勝負で戦後の「升田・大山時代」を築き上げました。
受験結果は報告されるまで待つべき?自分から連絡してOK?
受験終了後は結果が気になりますよね。どうなったのか、会って直ぐに結果を聞きたい気持ちはわかります。
しかし、あなたから受験結果を聞くのはやめましょう。なぜなら、結果を聞かれたくない人が多いからです。
受験はとてもデリケートな問題です。
たとえどこかの学校に合格したとしても、その学校が第一志望でない場合、その家族にとっては「受験失敗」になります。どんなに有名校であっても、偏差値が高くても、希望の学校に受からなければ「失敗」と考えてしまうのです。
そのため、相手が結果を報告してくるまで待ちましょう。良い結果でも悪い結果でも直ぐに報告してくれるかもしれません。逆に、報告を一切してくれないかもしれません。
どちらにせよ、第三者のあなたがずかずかと聞いていいものではありません。相手が話してくれるまで、好奇心を抑えてじっと待っていましょう。
自分の子供が受験を迎える場合に名言はどうやって伝える
今まで他人の子が受験生だった場合について解説してきました。では、自分の子が受験を迎える場合、紹介した名言をどうやって伝えるのが正解なのでしょうか。
まずは、子供の話をじっくり聞いてあげましょう。子供は話を聞いてくれる人の言葉に耳を傾けます。その後、この記事で紹介したような名言を伝えましょう。
ただし、毎日のように「頑張れ」「勉強しろ」というような言葉をかけている場合、子供には全く響きません。
子供の努力を認め、子供の話をきちんと聞くことで、あなたが伝えたい名言の深さが子供にも伝わりますよ。
まとめ
中学受験を迎える子を持つ親はとにかくセンシティブです。
なので、「前向きになれる」「努力は無駄ではない」という内容の言葉をかけるようにしましょう。
具体的な年賀状に沿える一言名言は、
- 「できると思うにせよ、できないと思うにせよ、その通りになる。」 byヘンリー・フォード
- 「小さいことを積み重ねることがとんでもないところに行くただ一つの近道だ。」 byイチロー
- 「決心する限り、奮闘する限り、必ず成功する。」 by魯迅
- 「逆境に直面したときにも揺らぐことがない。これが真に称賛できる人のありようである」 byルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
- 「踏まれても叩かれても、努力さえしつづけていれば、必ずいつかは実を結ぶ。」 by升田幸三
のようなものがあります。
あなたが相手に贈ってあげたい意味の名言を選びましょう。
受験終了後は結果が気になりますが、相手から報告されるまで待つのがベストです。良い結果でも悪い結果でも報告してくれたときには「お疲れ様」と声をかけてあげてください。
自分の子が受験を迎える場合、名言は子供の話をじっくり聞いた後に伝えましょう。子供は話を聞いてくれる人の言葉にしか耳を傾けません。子供の努力を認め、子供の話を聞いてあげることが大切です。
受験の子を持つ親は些細な言葉でも過敏に反応してしまいます。また、その言葉をずっと引きずってしまう可能性もあります。そのため、細心の注意を払って接しましょう。
そして受験が終わった後、「年賀状の言葉に励まされた」「ありがとう」と言ってもらえるといいですね。