毎年、年末年始になると、お正月準備に取り掛かる方が多いですよね。
お正月に欠かせない、おせち料理や、大掃除、お正月飾りなど・・・スーパーに行くと目につくのが、鏡餅!という方も多いはずです。
鏡餅はもちろん、紅白饅頭、十五夜のお団子など、日本では、行事にお餅を飾る事が多々ありますが、名前だけは知ってるけど、内容はわからない、という行事も多いと思います。
そこで!「十六団子」という行事をご存じでしょうか?
あまり聞きなれない、名前だけ知ってる、という方、多いと思います。どんな行事なのか、詳しく調べていきたいと思いますので、楽しい行事にできるようにしていきましょう。
十六団子2022年はいつ?
そもそも、十六団子とはいったいなんの行事なのでしょう?
わからない方も多いと思います。
十六団子は、「神去来」という、春に来た神様を秋にお見送りする「米作豊穣」行事になります。毎年3月16日に神様をお迎えし、11月16日にお見送りします。その際に、小さい16個の団子をお供えし、食べます。
何故16個と決まっているのでしょう?
これは、神様を迎え、見送る日にちなんで16個作るそうです。
十六団子の由来や歴史、食べる地域は?
昔から日本の農業では、米作りが盛んでした。春になると、山の神様へ団子や餅でおもてなしをする、風習です。
山の神様への「豊作祈願」の際に、16個の団子をお供えされるようになった事が由来と考えられています。
杵や臼で団子を作る時に、ゴンゴンという音を鳴らすことで、神様にお迎えの準備が出来ましたよという合図を送りお迎えするそうです。
そもそも、あまり馴染みのない方も多い行事ですが、何処で行われているのでしょう?
東北地方、北陸地方の、お米の美味しい地方で行われている行事です。各家庭で、味付けや食べ方などの違いがあるようですが、お供えされています。
読み方は「じゅうろうだんご」?
十六団子ってなんて読むのでしょう?そのまま読んでいいのでしょうか?
昔からの行事などには、普段と異なる読み方が多々ありますよね。読み方は「じゅうろくだんご」もしくは、「じゅうろうだんご」と読みます。
「じゅうろうだんご」の方が、昔から読まれているそうですが、どちらの読み方でも大丈夫です。
簡単!十六団子の作り方!
各家庭で、作り方や数が異なるようですが、米粉やもしくは上新粉に砂糖を加えて小さく丸めたおだんごになります。
一番シンプルな作り方がこちら
材料
- 上新粉
- 片栗粉
- 砂糖
- お湯
所要時間約15分
とてもシンプルな作り方になります。
甘い味が好みの方は、みたらしやきなこ、甘いのが苦手な方は、おろし醤油などで食べるのがお勧めです。
十六団子の飾り方は?
16個の団子をどうお皿に盛り付ければいいのか、正しい飾り方がわかる方は少ないのではないでしょうか?
お供えの団子って、月見団子みたいに盛り付けるのを想像しますよね。
十六団子は、下から9個、4個、2個、1個と積んでピラミッド型にしていくのが正しい飾り方です。食べる時は崩して、お好きに自由にアレンジして食べて大丈夫です。
場所はお仏壇などにお供えし、「豊作祈願」や「無病息災」を祈願するとされています。
十六団子と十五夜の団子との関係は?
十五夜の団子と十六団子の違いも気になりますよね。
団子の材料もほぼ同じなので、一緒の行事なのではないかと錯覚してしまう方もいるかもしれません。
十六団子は「神様へのお供え」をして「豊作祈願」をする風習です。十五夜団子は「月神である月読命」へ収穫の感謝、祈願の気持ちを月まで届かせようという風習になります。
まとめ
あまり馴染みのない「十六団子」ですが、日本の主食である、米への豊作祈願を願って行われている行事です。
毎年3月16日と11月16日に、お団子を作って食べてみるのも、楽しい時間になりますね。
作り方も、
- 上新粉
- 片栗粉
- 砂糖
- お湯
なので、お子さんと一緒に作れますよ。
食べ方も自由なので、おやつや食事の一品にするのもお勧めになります。
古くからの行事にはなりますが、「豊作祈願」や「無病息災」を気軽に祈願できるので、これを機に十六団子を作ってみてください。
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