- 餅つきの意味を知りたい
- 日本文化である餅つきを子供に教えたい
- 思い出に残る餅つき大会をしたい
餅つき大会をするにあたり、保育園の先生なら餅つきの意味や、つきたて餅のおいしい食べ方を知りたくありませんか?
年末が近づくと必ずと言っていいほど餅つきイベントがありますよね。
餅つき大会は、スーパーで売っている餅は知ってるけど、餅をつくのは初めて、の子供たちにとっても貴重な経験になります。
私も幼いころに、父親の会社関係の餅つき大会に参加しました。父と二人でついた餅を自分の好きな味で食べる、楽しい経験をしたのを思い出します。
この記事では以下3つをお話しします。
- 餅つきの意味
- 餅つきの説明
- 餅つき大会のやり方
書いてあることを実践すれば、餅つき大会が大盛り上がりになることでしょう。
そもそも餅つきとは?保育園でどう教える?
そもそも餅つきとは、穀物を杵や棒の先で強く打って押しつぶしたり、殻を除いたりすることです。餅を搗(つ)くと書きます。
これからお正月を迎える年末に餅つきが行われます。
なぜなら、餅つきには、「子孫繁栄」「一族の繁栄」を願うための行事だからです。
餅つきを年末に行う場合は鏡餅を作ること、新年に行う場合は食すること、と時期によって目的が異なります。
暮らしの歳時記ガイドによると、日本には稲作信仰があり、稲は「稲魂」や「穀霊」が宿った神聖なものだと考え、崇められてきました。
餅は稲から採れる米は人々の生命力を強める神聖な食べ物であり、米をついて固める餅も同様の生命力があるとされていたとあります。その餅をいただくのは、神様と同じものを食べて力を分け与えてもらうからなのです。
餅つきには杵と臼が欠かせませんが、それぞれ男性・女性を意味していることが子孫繁栄を願う由来なのです。
餅つきは保育園などの低年齢の子供たちに教えるべきポイントがあります。
臼の中の餅を杵で搗く、みんなで「よいしょ!」と声をかけることで協力し合う喜びを感じることができます。
他にも、日本伝統文化を学ぶ、餅を食べながら食育の観点から学ぶこともできます。
保育園では、餅つきはお正月の準備と教えてあげるとわかりやすいでしょう。餅つきは協力できる場面で、さらに日本文化も学べる一石二鳥のイベントなのです。
餅つきのやり方
餅つきといえば、臼に入ったもち米を杵でつく場面ですよね。餅を搗く人とひっくり返す人とペアになって「よいしょ!」とするあの場面です。
でも、それだけじゃないんです。
それだけじゃないという理由は、餅つきには様々な工程があるからです。
- 前日に行う準備
- 1時間前くらいにする直前準備
- 餅つき
- 味付け
- 片付け
まず餅つきをする場所を確保しましょう。
屋外で餅つきをするのが一般的ですが、十分な広さが確保でき、振動にも耐えられる、近隣住民へ迷惑がかからない場所なら屋内でも可能です。
保育園なら寒さに負けず、外で遊ぶきっかけ作りにもなるので、餅つきは園庭で行うのがよいでしょう。
保育園で餅つきをする場合、園児は汚れてもいいようにエプロン、三角巾を準備します。
どんな準備があるのか、ひとつずつお話しします。
前日に行う準備
前日に行う準備はもち米を研ぎ、水につけておきます。
江戸餅つき屋によると、新米であれば6~8時間、古米であれば10時間~12時間ぐらいつけておくともち米に水が浸透するとあります。
直前準備
餅つきをする1時間前を目安にもち米を蒸します。
まず、もち米の水を切るためにざるにあけます。次に蒸すためのかまど、ガスコンロなどの火元を準備します。最後にせいろや蒸し布を準備します。
餅つき
もち米が蒸しあがったら、いざ餅つき開始です。ペアになって杵で餅を搗く人、臼の中で餅をひっくり返す人と息を合わせましょう。
「よいしょ!」の掛け声に合わせてつくと、いっそう餅つきの雰囲気が出て楽しくなります。
粒がなくなり全体が滑らかになったら完成です!
味付け
できあがった餅を一口大に切って、お好みの味付けをして実食です。
片付け
保育園に十分な道具や調理室がない場合、餅つき道具一式がレンタルでき、返却時掃除不要のレンタル会社を利用しましょう。
中には大人用の杵、子供用の杵がプレゼントというレンタル会社もあります。
たしかに、コロナ禍の中、餅つきをするのは不安もありますよね。道具や手指の消毒、マスク着用を徹底し、安心安全に行いましょう。
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