「マメに働く」「マメに働ける」黒豆には魔除けの意味もあります。
【田作り】
田作りは、かたくちいわしを干して甘く煮詰めたものです。別名「ごまめ」、漢字では「五万米」と書きます。いわしが田や畑の肥料として使われていたことから、穀物が豊かに育つことを願われて作られています。
【数の子】
数の子はニシンの卵です。たくさんの小さな卵が集まっていることで、「子孫繁栄」、「子だくさん」を願われています。
【たたきごぼう】
ごぼうは、地に深く根を張ることから「家内安全」を願われています。
【栗きんとん】
栗は「勝ち栗」といわれ、勝負強い一年でありますようにと縁起を担ぐことができます。きんとんは「金団」「金色の団子」「金色の布団」と一年間、金運が豊かにと願いが込められています。
【昆布巻き】
昆布は「よろこぶ」と語呂を合わせており、縁起の良いおせち料理に使われています。
【かまごこ】
かまぼこは「日の出」の形にそっくりなことから縁起物として使われます。
【伊達巻】
形が巻物に似ていることから、「知恵が増える」ことを願う縁起物です。
【鯛(焼き魚】
めでたいの「たい」。長寿、魔除け、金運アップなど縁起物食材の一つです。
【ぶり(焼き魚)】
「出世魚」のぶり、出世を願われて食べる縁起物です。
【海老】
海老の曲がっている形から、腰が曲がるまで長生きしようと不老長寿の象徴です。他にも魔除けの効果があると言われています。
【酢れんこん】
レンコンが穴が開いていることから、良い未来が見通せると「先を見通す」縁起物です。
【紅白なます】
紅白なますは紅が人参、白が大根です。紅と白はお祝い事の象徴ともいえます。また、紅白の水引をかたどったと言われています。
【筑前煮(お煮しめ)】
筑前煮は、れんこん「先を見通す」、里芋「子孫繁栄」、昆布「よろこぶ」、人参と大根「紅白」と縁起の良い食材で作られます。一つの鍋で煮ることで、家族が一つになると言われています。
おせちは、縁起物を詰め込んだ料理のことです。おせち料理の種類も20~30種類ほどあります。
おせち料理は縁起の良い食材を使って作られており、家が栄えることを願って家族と頂きます。おせち料理は健康食のお手本です。健康になる手助けをしてくれますよ。
世界のお正月・元旦は何を食べている?
日本以外の国のお正月の過ごし方や、元旦の食事がきになりますよね。
現在の日本では、お正月の過ごし方はさまざまですが、他の国はどのようにお正月を過ごし、元旦はどんなものを食べているのでしょうか。
気になりますよね。
世界のお正月 その1:アメリカ
アメリカではお正月に決まった物を食べる文化はないです。
アメリカのお正月はゆっくり休む文化がなく、大みそかと元日の2日のみ休みです。新年を祝うよりも、10月の感謝祭や、12月のクリスマスを盛大に祝います。
アメリカのお正月ではニューヨークタイムズのカウントダウンが有名です。
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アメリカでは、とくにお正月料理はないです。
ただ、アメリカ南部には、お正月に「ホッピンジョン」という炊き込みご飯を食べる文化があります。
世界のお正月 その2:中国
中国のお正月では「春節」を食べます。
春節は日本でいうおせち料理のことだと思えばわかりやすいです。ですが、中国では7種類になります。
- お魚
- 餃子
- 春巻き
- 長寿麺、長麺
- お餅
- みかん
- 元宵団子
中国では1週間の休みがあり、家族や友人などと過ごし方はそれぞれです。中国では古くから魔除けとして、年越しの晩に爆竹などで花火を楽しむ習慣があります。
中国では、お正月は「春節」といって7つのお祝い料理を食べます。
世界のお正月 その3:韓国
韓国にもお正月に食べる料理があります。
代表的なのがトックッというお餅のスープです。日本のお雑煮みたいですね。韓国ではお祝いの時はお餅を食べることが多いです。
他にも
- ジョン(チジミ)
- カルビチム
- チャプチェ
私も、お正月に韓国に行ったことがあり、トックッを食べました。元々お餅が大好きだったので、お土産もたくさん!お雑煮の代わりにトックッスープにしてもいいですね。
今ではネットでも簡単に買えるので便利ですね。
宗家 純米トック 1kg トック トックスープ お餅 ※お一人様8個まで
韓国ではトックッというお餅のスープを飲みます。日本のお雑煮みたいですね。
世界のお正月 その4:ヨーロッパ
ヨーロッパ各地ではおもしろい縁起担ぎがあります。
- スペイン
- イタリア
- フランス
ヨーロッパのおもしろい縁起担ぎ1:スペイン
スペインでは葡萄12粒を食べながら年を越します。
スペインでは年を越す12秒前から、マドリードのプエルタ・デル・ソルという広場の大時計の鐘の音に合わせて1粒ずつ葡萄を食べる週間があります。
葡萄を全部食べ切ったら願いが叶うと言われています。
ヨーロッパのおもしろい縁起担ぎ2:イタリア
イタリアでは、ソーセージとレンズ豆の煮込み料理を食べます。
イタリアではレンズ豆を小袋に入れて贈り合う文化があり、その後レンズ豆を食べる週間に変っています。
現在では、ソーセージとレンズ豆を食べる習慣になり、大晦日に食べています。
ヨーロッパのおもしろい縁起担ぎ3:フランス
フランスでは新年にガレット・デ・ロワというお菓子を作って食べる週間があります。
お菓子の中にフェーブという人形を入れて焼き上げます。切り分けられた中に人形が入っていたら当たりです。当たりが出たらその年の王様、王妃様になれます。
ヨーロッパにはおもしろい縁起担ぎがありますね。
世界のお正月 その5:ハワイ
ハワイではさまざまな国の文化が混ざりあっています。
ハワイは日系人に限らず、韓国系や中国系や他の国からの移民が多いです。お餅も食べるし、料理も豪華です。朝まで飲み明かしたり、家族と過ごしたりして新年を祝います。
ハワイにはさまざまな国の文化のお正月があります。
アメリカ、中国、韓国、ヨーロッパ、ハワイのお正月の過ごし方、食べ物を紹介しました。
どの国も様々ですが、お酒を飲んだり、家族と過ごしたり、カウントダウンをしたりと、新年を祝う気持ちはどの国も同じですね。
まとめ
【元旦の朝ごはんおすすめ5選】
- その1:鯛のづけ丼
- その2:タコの炊き込みご飯
- その3:ぶりのしぐれ煮
- その4:年明けうどん
- その5:大豆スープ
【令和のお正月はおせちを食べるのか?】
おせちの形も様々で、洋風、中華、プレートと各家庭で楽しみ方も様々です。
【おせち料理とは】
縁起物を詰め込んだ料理です。おせち料理を用意するのが大変な時は、縁起物の朝ごはんを試してみるのもいいですね。
おせちを作りたいけどハードルが高い場合は、おせちプレートがおすすめ!
今回はおせち以外の朝ごはん5選を紹介しました。
火を使わずに作れるレシピもありますよ。
今年はおせちは辞めようと思っているのなら、元日の朝ごはんだけでも縁起物を作ってみてもいいですね。
参考にしてください!
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