少年野球や少年サッカー、バスケなどスポーツチームに入ってがんばってきた小学生や中学生。締めくくり感動のイベントといえば『卒団式』ですね。
せっかくの卒団式、母親として今までがんばってきた息子・娘に手紙とメッセージを残したい!手紙を書きたい!
でも「どんなこと手紙に書けばいいんだろう?」と悩んでいるお母さんもいるでしょう。
あるいは卒団式当日、保護者として挨拶をたのまれたけど「保護者の挨拶っていったい何を話せばいいの?」と悩んでいるお母さんもいるでしょうね。
このように手紙や挨拶の台本など、いきなり文章を書こうとするとけっこう難しいですよねそんなの当たり前です。特に卒団式のようなメモリアルな場面の文章だとなおさらです。
ご安心ください。
卒団式で母から子へ渡す手紙のポイント、保護者としての挨拶のポイントをわかりやすくまとめました。例文もいくつか用意しましたので、そこにご自身のアレンジを少しくわえるだけで素敵な文章になります。
数分の記事ですが読んでいただければ「卒団式でどんな手紙を書けばいいんだろう」「どんな挨拶をすればいいんだろう」という悩みも解決しちゃいます。最後までお付き合いください!
卒団式に渡す母から子への手紙の書き方ポイント
卒団式に渡す手紙の書き方のポイントは?
ずばり3つです。
- わかりやすい表現で
- 具体的に
- 素直な気持ち
①わかりやすい表現で
小説家のようにかっこいい文章を書きたいところですが、小・中学生にもわかるような表現で書きましょう。手紙の場合伝わることが一番重要です。
②具体的に
親子のあいだで共有している経験や思い出などを盛りこむといいでしょう。具体的なエピソードが入ると特別感がプラスされますね。
③素直な気持ち
これがもっとも大事です。母親としてわが子に伝えたい気持ちを素直に書きましょう。面と向かって話すのは照れくさくてなかなか言えないこともあります。
息子、娘の卒団で感じる気持ちは人生においてそのときだけのものです。その気持ちを素直に手紙に書いて伝えてみましょう。
逆に避けたい言葉は幼稚すぎる言葉です。
手紙の文章とはいえ子どもの成長を喜ぶ場面で、子どもあつかいするようなことは決してしないでくださいね。
卒団式に渡す手紙の構成は、
- 【まず卒団をねぎらう】
- 【子どもの長所、成長、頑張ったところをほめる】
- 【母親としてのちょっとした希望・お願いを書く】
こちらを基本にして文章を構成すると書きやすいのでおすすめです。
また文字数は、250〜300文字でおさめるとだいたい1分くらいで読みおわる適度な文になります。
便箋1枚に書くと余白も十分でき、見た目もスッキリとした印象になります。
手紙に使える書き出し・締めの書き方
書き出しのパターンを3つほど用意しました。
①素直な気持ちでほめる
この6年間、野球よくがんばりました。
お母さんは本当にすごいと思います。
②印象的な思い出から書く
〇〇戦での逆転ヒット。
お母さんは感動して泣いてしまいました。
③入団時のことから振りかえる
野球はじめたばかりのころはボールをこわがっていたね。
それが6年生になってキャプテンをまかされるなんて今でも信じられません。
次に締めの文章を3パターン。
①野球を続けることが決まっている場合
②野球を続けない場合
③野球を続けるか(次何をしようか)悩んでいる場合
困ったらいつでも相談してきてください。
卒団式に渡す母から子への手紙の例文!
①小学1年生からずっと休まず頑張ってきた場合
〇〇卒団おめでとう!
大好きな野球1年生からよく一回も休まずにがんばってきたね。
一回も休まないことはそれだけで本当にすごいこと。
お母さんはそんな〇〇がとてもほこらしいです。
野球をはじめたころは、まわりはお兄さんばかりで〇〇が本当に小さく見えました。
そこから〇〇もみるみる大きくなってお兄さんになってまわりの子の面倒まで見れるようになりましたね。
4月からは中学の野球部。新しい仲間や監督とのきびしい練習の日々がまた始まりますが、
〇〇団でがんばってきたことは必ず役立つでしょう。これからもガンバレ!
お母さんより
②年度の途中で入団をした場合
〇〇卒団おめでとう。
「野球をやりたい!」と4年生の9月ごろ言われて、先に野球はじめている子たちの中で本当になじめるかなとあの時お母さん実は心配でした。
そんなの全然心配いらなかったね。〇〇の持ち前の明るさと負けず嫌いですぐにチームにも慣れて、練習みんなとがんばって試合で一緒に泣いたり笑ったり、今となっては〇〇団の子たちは最高の仲間。卒団してもその関係はかわらないと思うよ。
春からは中学生ですね。
お母さんはこれからも友達思いの〇〇のままでいてほしいと思っています。
あらためて卒団おめでとう!
お母さんより
③ケガで苦しんだ場合
〇〇へ、卒団おめでとう。
本当に野球がんばりました。お疲れさま。
6年生はケガで苦しんだ日々だったね。
今だから正直に言えるけど、お母さんはもう野球やめてもいいんじゃないかなと少し思ってました。
でも〇〇は泣き言ひとつ言わず痛みにもたえリハビリ最後までがんばりました。
6年生の最後の試合では打席にも立って本当にたくましく成長してくれたと思っています。
〇〇団で経験したことは何ひとつ無駄じゃない、これからの人生で必ず役に立つでしょう。
本当に強い〇〇だけど、ときどきはお父さんお母さんにも相談していいんだからね。いつでもお待ちしています。
コメント