- 今日は冬至だ。赤ちゃんとかぼちゃを食べて、ゆず湯に入っても大丈夫かな?
- どうして冬至にはかぼちゃを食べるんだろう?
- ゆず湯に入ると肌がピリピリする。ピリピリしない方法はあるのかな?
産後間もないママさんや、幼い子供を持つママさんならこのような疑問をお持ちではありませんか?
私も同じように肌の弱い赤ちゃんとゆず湯に入ってもいいか疑問に思っていました。
この記事では、冬至にかぼちゃを食べてゆず湯に入る理由、ゆず湯の効能、ゆずの楽しみ方をお話しします。
この記事では以下3つのポイントを動画や助産師の意見も交えてお話しします。
- 赤ちゃんとゆず湯の入り方
- ゆず湯以外のゆずの活用方法
- ゆず湯とデトックス
ゆず湯に入る理由や注意点がわかれば、昔の人も同じように子供や家族に愛情を注いでいたことがわかりますよ。
冬至とは?
冬至とは、冬至とは一年で夜が最も長く昼が短い日のことです。
天文学的に言うと、太陽の黄経(こうけい)が270度に達する日で、太陽が一番南にある状態のことです。そのため、北半球では一年中で昼が一番短く、夜が一番長くなるのです。
地学の観点では、地球の回転軸が傾いているから、一年中で太陽が最も南に寄り、北半球では昼が最も短い日になると説明があります。
簡単に言うと、冬至は昼が一番短く、夜が一番長くなる日のことです。
冬至は別名「一陽来復(いちようらいふく)」とも言い、長く寒い冬が去って、恵みの春がやってくることを願ったと言われています。
冬至は二十四節気の第22節目です。二十四節気とは、春夏秋冬の一年間を24分割したもののことです。
「日南の限りを行て日の短きの至りなれば也(にちなんのかぎりをもってひのみじかきのいたりなればなり)」
という言葉が江戸時代に発行された暦便覧(こよみびんらん)にあります。日が一番南側の起動を動くので、日の長さの短さが際立つので「冬に至る」時期という意味です。
2021年の冬至は12月21日水曜日です。
暦の上では季節の節目「冬至」。冬至は一年で最も昼が短い日のことです。
冬至の風習を知る
冬至にはかぼちゃや小豆を食べると良い、ゆず湯に入ると良いと言われている理由をお話しします。
冬至の風習の代表的なものをあげてみます。
- 運盛り「ん」のついたものを食べる
- かぼちゃを食べる
- ゆず湯
- 冬至粥
ひとつずつお話しします。
運盛り「ん」のついたものを食べる
昔から冬至の日には「ん」がつくものを食べると運気が上がると言われてきました。
かぼちゃを食べる
かぼちゃは南瓜と書き、なんきんと読みます。「ん」が二つ付くため運気が上がるとされてきました。
また、かぼちゃは冬に旬を迎えるため、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、カリウム、食物繊維と野菜の中でトップレベルの栄養価があるのです。風邪やインフルエンザの予防、栄養補給の効果もあるのです。
ゆず湯
江戸時代毎日お風呂に入ることはなく、冬至の日に運を呼び込むためにゆず湯に入ることで厄除けとの説と、当時は温泉に入って病気の治療をしたので、ゆず=融通と冬至=湯治(とうじ)の語呂合わせという説があります。
ゆず湯には血行促進や冷え性改善の効果があるため、冬の寒さを乗り越える意味があります。
冬至粥
冬至の朝に小豆粥を食べることを投じ粥と言います。
小豆のように赤いものには邪気を払う力があると昔から信じられていたのです。邪気を払い、運気を呼び込む願いが込められているのです。
昔から冬至は特別な日とされてきましたが、現在では数日後のクリスマスのほうに注目されがちです。
冬至にはかぼちゃや小豆を食べると良い、ゆず湯に入ると良いと言われている理由は、邪気を払い運気を上げるためだったのです。
冬至の風習を知っておくと、より日本文化が身近になります。子供がどうしてかぼちゃとゆず湯なの?と聞いてきたときに話せる日が楽しみですね。
ゆず湯にどうやって入る?
ゆず湯は、江戸時代に銭湯の客寄せでお湯にゆずを入れたのが始まりとされています。ゆず湯に入ると風邪をひかないとも言われています。
それはなぜかというと、ゆずはビタミンCが柑橘類の中でトップクラスだからです。
知人の助産師は、「ゆず湯は天然のアロマテラピー、赤ちゃんにもママにもいいよ」と言っています。
お風呂にぷかぷか浮かんでいるゆずは沈めても浮かんでくるので、小さい頃におもちゃのように遊んだことを思い出しました。
ゆず湯の作り方を紹介します。
ゆずを丸ごとお湯に浮かべる
ビタミンCは「果皮に含まれている」ため、水溶性のビタミンCを多く含む果実をまるごとお風呂に入れることは、とても理に叶ったことだったのです。
一つ二つだけでなく、できればたくさんのゆずをお湯に入れたほうが、より香りを楽しめます。揉んだり、つぶしたりすると果肉に含まれるクエン酸やリモネンなどの成分がお湯に溶け出します。
半分や輪切りにカットしてお湯に浮かべる
ゆずが少なくても香りを存分に楽しめます。
ネットやガーゼに入れると果肉や種が散らばることなく楽しめます。
ゆずの皮だけをお湯に浮かべる
ゆずの香りや効能は主に皮の部分に含まれるので、皮だけをネットやガーゼにいれてお湯に浮かべます。
ここで注意しなければならないのは、肌が弱い人、乾燥肌の人、子供にはピリピリとした刺激があることです。果汁を絞ってゆず湯を作るとピリピリ感が強くなりますので、皮膚の薄い赤ちゃんは十分に気を付けてください。
どうしてピリピリするのかというと、柑橘系の果物には皮膚の油を落とす成分が入っているためです。ピリピリするのであれば、すぐに湯船から出てシャワーで洗い流してください。
刺激を軽減する方法
- ゆずはカットせず丸ごと入れる
- ゆずの表面の農薬をしっかり洗ってから使う
- ゆずを熱湯で20~30分蒸らしてから使う
- 湯船に入れず香りだけ楽しむ
私の子供は食いしん坊だったのでゆずを見て、香りを嗅いだとたんおいしそうと思ったのか、口を開けたのを覚えています。
赤ちゃんは何でも口に入れてしまうので、誤ってゆずの皮や種がのどに詰まらないように注意してください。
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