冬でも半袖で出歩く外人がいるのはなぜ?病気になりにくいって本当?

  • 「冬でも半袖の外人は寒くないのか?」
  • 「なぜ、外人は冬でも半袖で出歩けるのか?」
  • 「寒さに強いと病気になりにくいって本当?」

真冬に半袖で街を歩いている外人を見たことはありませんか?

とても寒そうに見えますが、なぜ彼らは冬に半袖で外を歩けるのか不思議ですよね。

実は、この記事を読むとその謎が解けますよ!

この記事では以下の3つのポイントを科学的根拠と体験談を元に解決していきます。

  • 冬でも半袖で出歩く外人がいる理由4つ
  • 基礎体温が高いメリット3つとデメリット
  • 寒さに強くなる方法3選

3~4分で読める記事ですが、読み終わったあとには冬に半袖で外人が出歩いている理由がわかっていますよ。

それでは、さっそくいきましょう!

冬でも半袖で出歩く外人がいる理由1:筋肉量の違い

日本人と外人には筋肉量の違いがあるためです。

筋肉には身体の中で熱をつくる働き(熱産生)があり、筋肉量が多い方が熱産生が活発です。そのため、日本人より筋肉量が多いと言われている外人の方が寒さに強いのです。

筋肉量の違いは骨格の違いに基づきます。

日本人は古来、農耕作業を多く行なっていたため、背骨がCの字のように後ろに出っ張り、骨盤はまっすぐになりました。これにより太ももの前側の筋肉が発達したのです。

一方、外人は、狩りや狩猟生活を多く行なっていたため、背骨の弯曲が強く、後ろへそり返り、骨盤は前に倒れた状態になりました。これによって体幹姿勢やお尻の筋肉、太ももの後ろの筋肉が発達したのです。

これらの違いが日本人と外国人の筋肉量の違いの原因だと考えられています。

日本人が「寒い」と感じる気温でも、外人にとっては「半袖で過ごせる」と感じるのです。

冬でも半袖で出歩く外人がいる理由2:平熱の高さの違い

日本人と外人の平熱の高さの違いが気温の感じ方の差につながっていると考えられています。

日本人と外人では平熱が異なります。

日本人の平均体温は36.89℃です。この36.89℃という値は、1957年に10歳から50歳までの3094人の日本人を対象に計測を行い算出された値です。そして、全体の約7割の人が36.6℃から37.2℃の値だったそうです。

一方、外人の平均体温は37.0℃以上といわれています。

体温を決めるのは体内の血液です。欧米人とアジア人では赤血球の数が違います。赤血球の数の違いに伴い、血液の比重も違います。

アジア人よりも欧米人の方が赤血球が多く比重が高くなっており、濃度が高いのです。そのため、欧米人の方が血液の蓄熱量が高く、平熱の差につながっていると考えられています。

平熱の差は少ししかありませんが、この差が日本人と外人の気温の感じ方の差につながるのです。

冬でも半袖で出歩く外人がいる理由3:脂肪細胞の違い

日本人と外人には脂肪細胞である「ベージュ細胞」の数にも違いがあります。

脂肪細胞は「白色脂肪細胞」「褐色脂肪細胞」の2種類があるとされてきました。しかし、2012年に「ベージュ細胞」と呼ばれる細胞が新たに発見されました。

「ベージュ細胞」は「褐色脂肪細胞」とともに、寒さにさらされると熱を産生する特殊な脂肪細胞で、寒い環境での体温維持に貢献しています。そのため、もともと寒い環境に住んでいる人はベージュ脂肪細胞が多いと考えられています。

このような働きを持つ「ベージュ細胞」の数の差が「寒さを感じる差」に関わっているのです。

冬でも半袖で出歩く外人がいる理由4:ベルクマンの法則

ベルクマンの法則によるものだと考える人もいます。

ベルクマンの法則とは

恒温動物においては、同じ種なら寒冷な地域に生息するものほど体重が重く、近縁な種でも大型の種ほど寒冷な地域に生息する

という法則です。

恒温動物は体温を一定に保つために体内で熱を生産します。そして、身体の表面から熱を放出します。体内の熱の生産量は体重に比例し、熱の放出量は身体の表面の面積に比例します。

そのため、身体が大きくなるにつれて体重あたりの身体の表面の面積が小さくなり、熱の放出が抑えられます。

ちなみに、男性の平均身長を比べて見ると北欧では約180cm、日本人は約171cmでした。

日本人より体が大きい外人が寒さに強いのは、体重あたりの身体の表面の面積が小さく、熱の放出が少ないからだと考えられます。

基礎体温が高いと病気になりにくい!

基礎体温とは、「命を維持するために必要なエネルギーを最小限しか使っていない状態の体温」を指します。つまり、寝ている間の体温のことです。

この基礎体温が高いと3つのメリットがあります。

①免疫力がアップ

基礎体温が高くなると血液の流れが良くなり、免疫力が上がります。

血液には免疫機能を持った白血球が存在します。この白血球が体内をめぐり、ウイルスや細菌などの異物を発見し、駆除してくれるのです。

逆に、血流が良くないと、白血球の働きが鈍くなり発病しやすくなります。

②痩せやすくなる

基礎体温が上がり、免疫細胞が正常に働くとエネルギー代謝が活発になります。その結果、痩せやすく太りにくい体になるのです。

体温が1℃上がるとエネルギー代謝は13~15%上がります。特別な運動をしなくても、エネルギーを消費してくれるようになります。

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