冬休みが明けて新しい一年の始まり。
おせちを食べたり初日の出を見たり、新しい一年の始まりはなんだか前向きな気持ちになれますよね。
その気持ちとは裏腹に寒いから外に出かけるのが億劫に感じることはありませんか?
寒い時期が続きますが、冬の寒さに負けない身体を作っていきたいですよね。子供たちにも寒さに負けない体力をつけてほしい!
そんな時におすすめなのが「凧揚げ」です。
私も子供の頃、田舎にあるおじいちゃんちに行ったお正月の時だけ広い公園で凧揚げをできて嬉しかった思い出があります。
- 「体力づくりをさせたい」
- 「日本の伝統であるお正月遊びをこどもに伝えたい」
- 「お正月遊びを通じて学んでほしいけどどうしたらいいか分からない」
そんな悩みを抱える保育園の先生方、お父さんお母さんに参考にしてもらいたい「凧あげ」についてご紹介していきます!
- 簡単!高く揚がる凧の作り方
- なんでお正月にするの?ルーツは?
- 凧揚げをする時の注意点は?
などなどご紹介していきます。
子どもに聞かれても答えやすいように言葉かけや注意点もご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
お正月遊びを通して日本の伝統を学び、受け継いでいきましょう。
園児と一緒に凧をつくろう!簡単!高く揚がる凧のつくりかた
低コストで作れる簡単にな凧の作り方を2つ紹介します。
子供の年齢に合わせて選んでくださいね。
はさみが使える子ども向け《作業目安時間 20分》
《材料》
- 竹ひご(100均で買えます)
- お絵かき用のペン(シールなどを貼るのもいいですね。)
- タコ糸
- はさみ
- ビニール袋
- セロテープ
作り方
- ビニール袋の底の部分を切る。横の部分も切る。
- 竹ひごを十字に貼る。
- 竹ひごの十字に重なってる部分を補強するためにタコ糸で結ぶ。ビニール袋の小さな穴を開け、そこにタコ糸を通し、結んでおく。(年齢によっては難しいかもしれません。ここだけ一旦大人にバトンタッチしてもいいですね。)
- 好きに飾りつけをする。お絵かきしたりシールを貼ったりオリジナル凧を作りましょう。
- 余分な部分を切る。凧の形になるよう両サイド、上部を斜めに切る。
コスパもよく簡単に作れます。風が強くなくてもよく飛びますよ。
■詳しい作り方はこちらの動画を参考してください。
はさみを使うのが難しい場合はこちらの凧を作ってみましょう。画用紙に絵を描いてストローと足をテープで貼るだけ!
はさみを使うのが難しい年でも作れるので大人も安心して見守れます。
はさみが使えない子ども向け《作業時間目安 15分》
材料
- A4サイズ画用紙
- 足となる部分の紙(30センチ程度)スズランテープなどで代用も出来ます。
- 画用紙にお絵描きするためのペン(シールやキラキラテープをを準備しておくのもいいですね。)
- セロテープ
- ストロー
- タコ糸
作り方
- 画用紙に好きな絵を描いて飾りつけ。シールやキラキラテープを貼ってもGOOD。各々オリジナル凧を作りましょう。ここで子供たちの集中力も高まります。
- 下の部分に足をつけていく。30㎝ほどの長さに切ったスズランテープやかみを下につける。
- ストローにタコ糸を巻きつける。タコ糸を巻きつけたストローを凧の上部1/3程度のところに貼り付けたら完成です!
凧揚げを園児にわかりやすく伝えよう!なんでお正月にするの?どんな意味があるの?
「もういくつ寝るとお正月 お正月には凧あげて~コマを回して遊びましょう♪」
の歌でもお馴染みの凧あげ。お正月遊びの定番となっている凧揚げですが。いざ子供に聞かれると。なんて説明したらいいのか悩みますよね。
「凧揚げって何?」
「なんでお正月にするの?」
そんな子どもの純粋な質問に答えるべく、まずは凧揚げのルーツをたどってみましょう。
凧揚げはもともと中国で戦の道具として使われていました。攻撃のタイミングを使えるに伝えるのに適していたのです。日本では平安時代に伝わり、貴族の遊びとされていました。江戸時代には庶民の中で流行しました。
そのころは「いかのぼり」と呼ばれていたんです。
なんだか少し違和感がありますよね。形が似ていることから「いかのぼり」と呼ばれていたんだとか。
そう言われて見ると似てなくもないかも?いかの絵を描いてもいいかもしれませんね。
こどもから大人まで楽しまれていたのぼりですが、引っかかったタコを取りに行き、けが人が出たり事故に繋がったりとしたことによりいかのぼり禁止令が出ました。
どうしてもやりたかった人たちは
「いかのぼりではない、凧揚げをしているんだ」
と言い張ったのだとか。
そうしていまの「凧揚げ」という名前で呼ばれるようになりました。
お正月にされるようになったのにはいくつか説があります。
- 男の子の誕生を祝う。
- 無事に成長することを祈る。
- 気の流れを整える。
凧あげにもいろんな意味があるんですね。
子どもに伝える時には
「この凧のようにぐんぐん成長することを祈るんだよ。」
と伝えてあげると、いいですね。
お正月のお歌を歌い、凧揚げの由来を伝えて自分だけの凧揚げを作って遊べば思い出に残るお正月遊びになりますね。
凧揚げの場所はどこで行う?注意点は?どうすればちゃんと揚がる?
充分な広さのある公園や河川敷などで行いたいですね。
公園によっては凧あげが禁止されている場合もあるので事前に確認しておきましょう。空に上がった凧を見れるよう人が少ない明るい時間帯を選ぶといいですね。
子供同士がぶつかったり、誰かが居なくならないよう事前に範囲を決めたり順番を決めたりといくつかルールを設けておくといいでしょう。
園庭で行う場合は遊具にぶつかることのないように注意が必要です。
可能であれば遊具にシートやクッションをつけておいたり、大人が遊具のそばにいるようにして安全には配慮して遊びましょう。
園庭がない園や雨天中止になってしまった場合は持って帰っておうちの方とやってもらうようにしましょう。
凧揚げの時には2人一組でやるのがおすすめです。
高く揚げるためにはいくつかポイントがあるので参考にしてみてくださいね。
- 一人がタコ糸を、もう一人が凧を持つ
- 凧を持つ人が風上に立つ
- できるだけ高い位置で持ち、凧が風にあおられそうなタイミングで離す
- 糸が緩まないように走る
- 少しずつ糸を伸ばして高さを出していく
全部を伝えるには多いかと思うので、上手く飛ばせない子がいたら声をかけてサポートしてあげましょう。
子供は吸収も早いので先に先生が見本を見せてあげたら案外すぐに上手に飛ばせるかもしれませんね。
凧揚げだけじゃない!1月に行いたいお正月遊びは?
日本のお正月遊びは凧あげ以外にもたくさんあります。
それぞれ意味があったり、園児が遊びを通して学べることも異なります。雨の日は凧あげが難しかったりもするので状況に応じて他のお正月遊びも取り入れられるといいですね。
福笑い
こちらもお正月の定番。
目隠しをして、輪郭の上に目や口、鼻などの顔のパーツを貼り付ける。そうして出来上がった面白い顔はこども受けもばっちり!
目隠しした状態で頭の中で想像して作ることで空間把握能力や記憶力も養われます。
こま回し
年長さんはこま回しにチャレンジするのもいいですね。
こまは「物事が円滑に回る」と考えられている縁起物。だれが長く回し続けれられるか競ってみてもおもしろいですね。
羽根つき
羽根つきは落とした方が負け、と思っていませんか?
実はこれ勘違いなんでです。
羽根つきは長く続けることで長く続く健康を祈り、厄をよけると言われています。長く続けるためには相手のことを考えて打たなきゃいけないので思いやりの心も育むことができます。
羽根つきも簡単に作れます。
気になる方はこちらの記事を参照ください。
関連記事:【幼児向け簡単・お金がかからないお正月工作3選!】
まとめ
- 冬に凧揚げをしよう!保育園での実施の狙いと凧の作り方は?
- 園児と一緒に凧をつくろう!簡単!高く揚がる凧のつくりかた
- 凧揚げを園児にわかりやすく伝えよう!なんでお正月にするの?どんな意味があるの?
- 凧揚げの場所はどこで行う?注意点は?どうすればちゃんと揚がる?
- 凧揚げだけじゃない!1月に行いたいお正月遊びは?
「凧揚げ」について、作り方からルーツ、注意点や高く揚げるためのポイントまでご紹介しました!
子供たちにも楽しみながらお正月遊びに触れて日本の伝統を受け継いでもらいたいですね。
のびのびと遊ぶ子供たちを見てると大人もあたたかい気持ちになれますね。
この記事を参考にして、凧揚げを通して日本の伝統行事を子供たちに受け継いでいきましょう。
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