ある日、お店のショーウィンドウが何者かに割られてしまいました。
いあわせた明と光一が犯人にされてしまいます。
光一がある作戦を思いつき、明に打ち明け、「金泉堂」に戦いを挑むお話です。
おすすめの理由
悪者っぽいケーキ屋さんにも、子どもたちにもそれぞれ言い分があり、読み進めるうちに考え方も変わってきます。
自分が明や光一の立場に立たされた時、どう行動するのかを読書感想文に取り入れてもいいですね。
2:ぐらぐらの歯
ぐらぐらの歯の内容
「ずっとまえ、わたしが小さかったとき、わたしよりもっと小さいいもうとがいました。」どのお話も、こんな風に始まります。
お姉さんの目から見た、おてんばでおちゃめな妹のお話10編が、ユーモラスに愛情を込めて語られます。
幼い子の気持ちにピッタリ寄り添って、日常のちょっとした出来事を生き生きと描くイギリスの幼年童話の傑作です。
おすすめの理由
小学生にとって、ぐらぐらするは歯はとても身近なテーマですよね。
自分で経験したり体験したことで、読書感想文もぐっと書きやすくなります。
3:ぼくらの七日間戦争
ぼくらの七日間戦争の内容
東京下町の中学1年2組の男子生徒が廃工場に立てこもり、子ども対大人の戦いが始まります。
女子生徒たちとの奇想天外な大作戦に、本当の誘拐事件で大人たちは大混乱。
息もつかせぬ大傑作コミカル・ミステリーです。
おすすめの理由
長く続く夏休みに、子どもたちが大人に反抗する爽快感は小学5年生の子どもなら共感できるストーリではないでしょうか。
男女ともに楽しく読み進められる本なので、読書感想文も書きやすい1冊です。
小学6年生におすすめの感想文向け書籍3選!
1:ハリーポッターの賢者の石
ハリーポッターと賢者の石の内容
意地悪な親せきの家の物置部屋に住む、やせた男の子、ハリー・ポッター。
おじとおば、いとこにいじめられ、誕生日なんて今までも、これからも、誰にも祝ってもらえない…はずだったが―。「ハリー、おまえは魔法使いだ」。11歳の誕生日の夜、見知らぬ大男がハリーを迎えにくる。
おすすめの理由
独特な世界観で人気の高いハリーポッターシリーズです。テレビなどで見たことのある子どもも多いのではないでしょうか。
小学6年生なら男女問わず、ゆっくりと読み進めることができます。
読書量も多く、読書感想文におすすめの1冊です。
2:宇宙への秘密の鍵
宇宙への秘密の鍵の内容
小学生のジョージは、ペットの豚を探すうちに、隣に住む不思議な科学者エリックと出会い、そこでスーパーコンピューター「コスモス」を紹介されます。
コスモスはなんと、宇宙空間への扉を開くことができる特別なコンピューターでした。
星の誕生や太陽系、ブラックホールなど、宇宙の起源や成り立ちについて学ばせてくれる本です。
おすすめの理由
冒険ものが好きな子どもはもちろん、宇宙など未知の世界が好きという子どもにおすすめです。
魅力あふれるキャラクターたちの冒険ストーリーに夢中で引き込まれるので、読書が苦手なお子さんも次々と読み勧めていくことができます。
3:ワンダー
ワンダーの内容
オーガスト・プルマンは普通の男の子。ただし、顔以外は。
生まれつき顔に障害があるオーガストは、初めて学校に通うことになりました。
ですが、生徒たちはオーガストの顔をみて悲鳴をあげ、ジロジロ眺め、やがて「病気がうつる」と避けるようになります。
一方で、オーガストの話を面白いと感じる同級生は少しずつ増えていきました。
そんなとき、夏のキャンプで事件が起こります。
すべての人に読んでほしい、心震える感動作です。
おすすめの理由
いじめを題材にした作品です。
主人公、家族、いじめる側の立場で、いろいろな視点から読むことができる本なので、読書感想文も書きやすくなっています。
いじめというデリケートな内容ですが、視野を広げる一冊です。
冬休みギリギリにならないために
読書感想文を後回しにして、冬休みが終わるギリギリになって終わらせたという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
読書感想文は、冬休みの宿題のなかで最も時間がかかる宿題です。
感想文を書くためには、本を読まないといけませんので、本を読む時間を逆算して計画的に取り組んでいきましょう。
冬休みギリギリで焦ってしまわないように、最初に読書感想文を書くようにすれば、余裕を持って完成させることができます。
読書感想文コンクールに入賞するには?
読書感想文コンクールで入賞するためには4つのコツがあります。
- 募集要項を守ること。
- 文字数。
- 題名や文章に工夫がある。
- 独自の視点がある。
この4つのコツについて説明します。
募集要項を守ること
当たり前だと思われるかもしれませんが、意外と守られていないので注意しましょう。募集要項が守られていないと、そもそも審査の対象になりません。
読書感想文を書く前にしっかりと確認しておきましょう。
文字数
〇〇~〇〇字以内と指定されている文字数を守りましょう。
指定された文字数に対して、どのくらい書けばいいかというと、目一杯まで書くようにしましょう。
文字数を超えるとアウトですが、与えられた表現の場で、目一杯表現するのは、審査員へのアピールになります。
題名や文章に工夫がある
読書感想文の題名や書き出しなどの文章に工夫があると、読んでいる人の心をぐっとつかみます。
プラスして、書き出しがまとめにも生かされていると、読書感想文にまとまりが感じられるようになります。
独自の視点がある
オリジナリティがあることが大切です。
感想や主張の中で、個性を出すことができれば、審査員の目に止まりやすくなります。
まとめ
冬休み読書感想文の小学生高学年向けの書き方!学年別のおすすめの本のまとめ!
♦読書感想文の枚数
- 小学4,5,6年生ともに原稿用紙3枚(1,200字以内)
♦題名の書き方
- 題名を工夫すると、読書感想文の印象が変わる。
- 『本のタイトル』、『本のテーマ』、『本の感想』から考えると、題名を考えやすい。
♦書き出しはどうする?
- 本の紹介とその本を選んだ理由を書く。
♦本文・書き終わりはどうする?
本文は構成を決めておく。①場面の紹介、②理由、③自分の考えの順番で書くとスムーズに書ける。書き終わりは、本を読んで自分が思ったことや、今後の生活に活かせそうなことなどをまとめる。
♦小学4年生におすすめの書籍3選!
- 『ちいちゃんのかげおくり』
- 『魔女の宅急便』
- 『電池が切れるまで』
♦小学5年生におすすめの書籍3選!
- 『チョコレート戦争』
- 『ぐらぐらの歯』
- 『ぼくらの七日間戦争』
♦小学6年生におすすめの書籍3選!
- 『ハリーポッターと賢者の石』
- 『宇宙への秘密の鍵』
- 『ワンダー』
♦冬休みギリギリにならないために
読書感想文は、冬休みの宿題のなかで最も時間のかかる宿題。本を読む時間を逆算して、計画的に取り組むことが大事。冬休みはじめに取りかかれば、余裕を持って読書感想文を完成させることができる。
♦読書感想文コンクールで入賞するには?
- 『募集要項を守る』
- 『文字数』
- 『題名や文章を工夫する』
- 『独自の視点がある』
の4つのコツを実践すること。
本を読んで感想を書くことに苦手意識をもっているお子さんは多いです。難しいように感じますが、選ぶ本と書き方のコツさえ分かれば、簡単に書くことができます。
子どもが興味を持つ本を選んで、読書感想文を完成させましょう。
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