あっという間に年末がやってきましたね!子供たちは長かった2学期を終え、冬休みに突入!子供たちにとってはうれしくても、お母様方は長期休みこそ大変ですよね。
部屋は片付かない、3食用意しないといけない、遊んでばかりいないで、宿題やりなさーい!なんて、小言が増えるのも長期休みならではですね。笑
こちらが言ってやってくれるならまだかわいいもの。なかなか進まず、最後の3日でやる子もいるでしょう。
でも、そうはいかない家庭科の宿題!
子どもだけでできる国語や算数と違い、家庭科はおうちの人と一緒にやりましょう!という課題が出されることが多いのです。
火を使う料理や針を使う裁縫など、大人の目の届かないところで実践するには少々危険が伴うからです。
そうは言われても何をすればよいのかしら?どこまで親が手伝えばいいの?子どもの宿題だけど、自分でやった方が早いのに・・・と、もどかしい思いをしている方もいるのではないでしょうか。
小学校高学年から、中学生のお子さんがいらっしゃるお母様方!
家庭科の宿題のおすすめテーマや親がどこまで手伝えばよいかなどをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
冬休みの家庭科の宿題!小学生が学ぶ理由は
小学校5年生から家庭科の授業が始まりますね。
掃除の仕方や料理に裁縫・・・当たり前すぎて意識していなかったことを深く知るチャンスです。そういった当たり前が“当たり前ではない”ということを知ることが第一の目的です。“誰かがやってくれる”ではなく、自ら行えるようになるのが、家庭科を学ぶ意図なのです。
裁縫っていろんな縫い方があるんだ、料理って時間がかかるんだ、掃除って場所ごとに適した洗剤が必要なんだ、そういう些細なことに気づくことから始まり、習い、実践し、日々の生活に取り入れられるように手助けをするのが小学生向けの家庭科なのです。
小学生向け家庭科の宿題おすすめテーマは?
(小学生)家庭科の宿題おすすめテーマ
雑巾を作ってみよう
手縫いでもミシンでも作れる初心者向けの裁縫。雑巾はいくつあっても困らないですよね!自分で作った雑巾なら掃除もすすんでしてくれるかも?
野菜の切り方を学ぼう
いちょう切りや短冊切り、おしゃれな飾り切りなど色々ありますよね!
料理に適した切り方を学び、一緒に料理をしてみてはいかがでしょうか?冬休みということもありますので、年始にむけてかまぼこの飾り切りに挑戦してみるのもいいですね!
掃除をしてみよう
年末の大掃除と合わせて行えるのがいいですね!
宿題を口実に家族全員で普段あまり掃除しない場所を掃除してみるのもよいかも。そう考えると、掃除の宿題も悪くないのでは?
冬休みの家庭科の宿題!中学生が学ぶ理由は
中学の家庭科は小学生で学んだことに加え、食材の選び方や適した衣服の選択など、自ら考えて選ぶことが必要になってきます。
小学生のうちは与えられたものをいかにうまく使うことができるか、ということを求められてきましたが、中学生になる自立に向けた内容になってきます。
これらも、生活していくには必要な知識です。しっかり学び、よりよい生活が送れるよう身に着けて行けるとよいですね。
中学生向け家庭科の宿題おすすめテーマは?
(中学生)家庭科の宿題おすすめテーマ
行事食を作ってみよう
年末年始は伝統的な料理がたくさんありますよね。
年越しそばやお節にお雑煮。どれも意味がある伝統的な食事です。その意味を調べながら、なぜその食材が使われているのか、どのように調理されているのか調べて作るのはいかがでしょうか?
お母様も改めて意味を知ることもできますし、1人で作るよりも一緒に作った方が楽しくできますよ。
また、少数派になりつつありますが、お節料理を手作りする家庭では、代々受け継いできた味を母から子へ受け継ぐいい機会でもあります。
整理整頓してみよう
使っていないものが引き出しの中やクローゼットの奥にしまわれていませんか?
年末の大掃除として、必要なものを必要な時に取り出せるよう、改めて家の収納を見直す良いチャンスではないでしょうか。
誰かにとって使いやすい引き出しでも、他の人が使いにくかったらなかなかうまく機能しません。家族で使いやすい環境に整えるいいチャンスだと思って、お母さんも一緒に考えながら整理整頓してみてください。
栄養素を調べて献立を作ってみよう
お母さんはいつもいろいろ考えて食事を作っているんだ!ということを分かってもらえるいい機会です。
なぜ、野菜を食べなければならないのか、なぜ好きなものだけ食べてちゃいけないのか、自ら学び、理解するいいチャンスですね!一緒に考えながら献立を作れば、苦手なものも食べてくれるかも?
年末年始は家庭科学習のヒント満載!
年末年始はたくさんの風習が存在します。
除夜の鐘はなんで鳴らすの?門松は何のために出ているの?鏡餅はなぜ飾るの?考えたことがありますか?宿題とは少し違いますが、年末年始の風習についても少し触れていきたいと思います。
除夜の鐘
紅白歌合戦を見終わった後、NHKで流れてくるあの映像を思い浮かべるかたもいますよね。鐘を鳴らす回数が決まっているのはご存じでしたか?
まず、「除夜」とは大晦日のことを指します。鐘を鳴らすのは108回と決まっています。これは、煩悩の数であると言われており、心を悩ませる煩悩を払うために、107回までは旧年中に、108回目はその年の煩悩に惑わされないように年が明けてからつくとされています。
門松
年末になると門の前に松が立っているのをみかけたことがありませんか?ただの華やかな飾りではないのです。
年神様を迎える場所を示す目印として門や玄関に立てられるものです。最初はただ木を立てるだけでしたが、室町時代頃から現在の形式になったとされています。
神を“待つ“と”松“の語呂合わせで松が使われるようになったと言われています。
鏡餅
なんで丸もちが2個並んでるんだろう?四角いもちじゃだめなの?と思ったことはありませんか?これにも実は意味があるのです。
鏡餅は年神様へのお供え物としての飾りです。三種の神器のひとつである鏡は、昔は丸い形をしており、鏡には神が宿るとされていました。お餅も、稲の霊が宿る神聖な食べ物として丸い形となりました。丸もちを2つ重ねることで、1年をめでたく重ねるという意味が込められています。
いままであまり気に留めたことがなかったかもしれませんが、ちゃんと意味があったんですね!
まとめ
- 冬休みの家庭科の宿題!小学生が学ぶ理由は
- 小学生向け家庭科の宿題おすすめテーマは?
- 冬休みの家庭科の宿題!中学生が学ぶ理由は
- 中学生向け家庭科の宿題おすすめテーマは?
- 年末年始は家庭科学習のヒントが満載!
家庭科の冬休みの宿題について色々お伝えしてきましたが、日々私たちが行っていることを改めて“教える”となると意外と難しかったりしますよね。
感覚的にやっていることや言葉で伝えるのが難しいこともあるでしょう。ですが、私たちもかつて何もわからなかった小学生時代を経て現在にいたるわけです。子供たちにもいつか自分のようになってもらいたい、自分を超えられるくらい成長してほしい!と願うのが親です。
この冬休みの宿題を通して、ご自身の経験や今の時代のやり方を新たに取り入れるなど、親子で情報交換をしてみるのもいいかもしれないですね。
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