冬休みの宿題と聞いて作文を最初に思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?
高校生は、冬休み期間中でも部活やアルバイトがあるので作文を書く時間がなかなかとれないですよね。
また、作文を苦手と感じている高校生はとても多く、なかなか書き始めることができないという声もよく聞きます!
忙しい高校生だからこそ、苦手なものは後回しにしたくなってしまいますよね。
そこで、今回の記事では
- 冬休みに作文が出る理由
- 作文の書き方
- おすすめのテーマ
をご紹介していきます。
例文も載せているので、作文を苦手と感じている高校生は必見ですよ。
冬休みの宿題に作文が出る理由は?
そもそも、なぜ冬休みの宿題で作文が出るのでしょうか?
社会人になると、自分の意見を分かりやすく伝える必要があります。しかし、学校の授業では先生の話を聞くことが多く、自分の意見を伝える機会は少ないです。
また、授業内で一人ずつ生徒の意見を聞いていたらそれだけで授業が終わってしまいますよね。
しかし、作文を宿題にすることで授業内では養うことが出来ない伝える力を身に付けてもらうことが出来ます。
作文が宿題として出されていることに意味があると思うと、少しやる気が出てきますよね。
将来の自分のためにも、作文に挑戦してみましょう!
作文の基本の書き方は?構成は?
作文の書き方
作文は、以下のルールを守ればOKです。
- 題名は上を2~3マスあける
- 名前は姓と名の間を1マス、名前の下を1~2マスあける
- 書き始めは1マスあける
- 段落を変える場合は1マスあける
- 句読点は行の1マス目には書かない
- 「です、ます」「だ、である」のように語尾を揃える
- 意味の切れ目やひらがなが続く場合は、句読点を打つ
- 会話文は、改行をしてから「」をつける
ルールが多いと感じましたか?
しかし、上記のルールは小学生や中学生の時から言われているルールなためほとんどの人は、無意識のうちに出来ている人が多いですよ。
作文の構成
作文の流れはこのようにすると書きやすいです!
- 主張
- 理由・具体例
- 一番伝えたい気持ちを書く
小学生が書くような簡単な作文、大学生が書くようなボリュームのある作文。どちらの作文も基本は、このような構成になっています。
簡単な作文とボリュームのある作文の違いは、「理由・具体例」の部分をどれだけ掘り下げられるかです。
作文の内容を掘り下げるためには、テーマがとても重要です。自分の興味のないことや知らないことなどは、なかなか掘り下げることが難しいですよね。
そのため、作文は自分の興味のあることや好きなことをテーマにするようにしましょう!
高1向け:冬休みの作文のおすすめテーマ 書き出し・締めの文章例文
高校1年生におすすめのテーマは「中学校生活」についてです。3年間通っていた学校であれば、知っていることも多いですよね。
また、施設だけでなく友人関係、高校受験についてなど幅広く書いていくことが出来ます。書けることが多いため、作文が苦手と感じている人でも深掘りをしていくことが出来ますよ。
中学校生活についての例文(書き出し)
私が中学校生活で一番思い出に残っていることは、昼休みの時間です。
学校にある食堂で友人とたわいもない会話をする時間がとても好きでした。
上記の文を作文の構成にあてはめると
1.主張
私が中学校生活で一番思い出に残っていることは、昼休みの時間です。
2.理由、具体例
学校にある食堂で友人とたわいもない会話をする時間がとても好きでした。
となります。
2の理由・具体例の部分には会話の内容、食堂についてなどの詳細を入れていくことで深掘りしていくことが出来ますよね。
そのため、作文が苦手な人でも簡単にボリュームをつけていくことが出来ますよ。
中学校生活についての例文(締め)
中学校生活が楽しいと思えていたのは、この時間があったからこそだと思います。
高校生活でもこのような時間をつくっていきたいです。
過去の中学校生活と現在の高校生活を結ぶことで、文章がまとまっていきます。
そのため、締めの文は上記のような形にしてみてくださいね。
高2向け:冬休みの作文のおすすめテーマ 書き出し・締めの文章例文
高校2年生におすすめのテーマは「部活について」です。
2年生になると、部員と仲良くなってきたり後輩ができたりと部活に慣れてきますよね。また、部活で行っている内容にやりがいを感じている人もいるはずです。
部活は、身近なことなので挑戦しやすい作文のテーマになっていますよ。
部活についての例文(書き出し)
私は、野球部に所属しています。
筋トレやランニングはきついですが、部員というライバルがいるので頑張ることが出来ています。
上記の文を作文の構成にあてはめると
1.主張
私は、野球部に所属しています。
2.理由、具体例
筋トレやランニングはきついですが、部員というライバルがいるので頑張ることが出来ています。
となります。
上記では、野球部で例文を作りましたがどの部活でも応用がききます。作文内容を部活にすれば、練習内容を入れることで作文にボリュームをつけていくことが出来ますよ。
部活についての例文(締め)
同じ年の仲間や先輩がいるからきつい練習を乗り越えることが出来ています。
今年は、後輩も入ってきたので1年生を支えてあげられるような先輩になりたいです。
部活についての作文は、自分の感情と行動を結びつけることで綺麗に終わることが出来ますよ。
高3向け:冬休みの作文のおすすめテーマ 書き出し・締めの文章例文
高校3年生におすすめのテーマは「進路について」です。
3年生になると、面談や学校見学などをして進路を決めていきますよね。冬休みにもなると、ある程度の進路は決まってくるのではないでしょうか。
進路についての作文を書くことでこの進路にした理由を改めて考えることが出来ますよ。
進路についての例文(書き出し)
私は、高校を卒業したら調理師の資格をとることが出来る専門学校に行こうと思っています。
その理由は、普段から料理をすることが多く、食べることも作ることも好きだからです。
1.主張
私は、高校を卒業したら調理師の資格をとることが出来る専門学校に行こうと思っています。
2.理由、具体例
その理由は、普段から料理をすることが多く、食べることも作ることも好きだからです。
となります。
進学をする人も、就職をする人もその進路にした理由が必ずありますよね。理由や具体例の部分には、その進路を選んだ理由やきっかけを入れてみてくださいね。
進路についての例文(締め)
進路については、まだ不安もありますが誰かを喜ばすことの出来る料理人を目指していきたいです。
進路についての締めの文には、今感じている率直な気持ちを綴ってくださいね。大人になって見返した時に、この時はこんな風に感じていたんだと思い返すことが出来ますよ。
作文が苦手!素早く書き上げるコツは?
作文を書き上げるコツ
作文が苦手と感じている人は、しっかりとした文章を書かなければと思っている人が多いです。
誰だって最初は、しっかりとした文は書けません。そのため、まずは伝えたいことを箇条書きにしてみてください。
箇条書きなので文章にする必要はないですよ。伝えたいことを書き出したら、文章に直してみてください。
いきなり文章にして書こうとすると手は止まってしまいますが、箇条書きから文章にすると手が動き出しますよ。
この記事を書いている私自身も、いきなり文章作りからはじめるのではなく、まずは箇条書きにしています。
作文を書きはじめるタイミング
上記の方法だと、すごく時間がかかりそうと思った人もいるかもしれませんが、むしろ作文が苦手と感じている人は、この方法の方がはやく書き切ることが出来ますよ。
その理由は、手が止まっている時間が少ないからです。
ただ、スムーズに書けるからといって冬休み後半まで作文を書きはじめないのはNGです。
冬休みの残り時間が少ないと、はやく書かなくてはという焦りが出てきてしまい箇条書きがおろそかになってしまいます。
箇条書きは、書けば書くほど文章にボリュームをつけることが出来ます。気持ちに余裕のある状態を保つためにも、冬休み中盤には書きはじめるようにしましょう。
悪用厳禁!作文参考サイト3選
作文の書き方が分かったら、他の高校生がどんな作文を書いているかが気になってきますよね!
そんな人に向けて、参考になる作文が載っているサイトをご紹介します。
エッセイコンテスト
![](https://www.n-fukushi.ac.jp/global/img/ogp.png)
こちらのサイトでは、生活作文の入賞作品が載っています。
審査員に日本福祉大学の方がいることもあって、福祉や幸せがテーマになっているものが多いです。とても心揺さぶられるものばかりなので、是非読んでみてください。
第31回全国中学生人権作文コンテスト入賞作文集
こちらのサイトでは、中学生が書いた人権作文が載っています。高校生なのに中学生の作文を参考にするの?と思った人もいるかもしれません。
しかし、人権作文はとても難しいテーマの1つのため、このテーマを書くことが出来ている中学生の作文は高校生でもとても参考になりますよ!
国際ユース学生コンテスト
![](https://www.goipeace.or.jp/wp/wp-content/uploads/2016/09/8fc207b5.jpg)
こちらのサイトでは、日本国籍以外の方々の作文も載っています。もちろん、和訳されているので安心してくださいね。
国籍の違う方の意見は、こんな考え方もあるのかと刺激になるので一度は読んでみてくださいね!
上記3つの作文サイトには、参考になるものがたくさん載っています。ただ、丸パクリをして提出はしないようにしてくださいね!
あくまで参考程度ですよ!
まとめ
- 冬休みに作文が出る理由は、自分の意見を伝えられるようになるため
- 作文の基本ルールは無意識のうちに出来ている人が多い
- 作文は理由・具体例を掘り下げることでボリュームが出る
- 作文のテーマは自分の好きなことや興味のあることがおすすめ
- 高1向けのおすすめテーマは中学校生活について
- 高2向けのおすすめテーマは部活について
- 高3向けのおすすめテーマは進路について
今回の記事では、作文が苦手と感じている高校生でも簡単にかける書き方やテーマをご紹介しました。
まずは、文章にしようとするのではなく箇条書きにしてみてください。思ったよりもはか取るはずですよ!
また、作文は自分の意見を伝える練習です。
苦手であれば、めんどうくさいと感じてしまうかもしれませんが、この機会に挑戦してみてくださいね!
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