記事には、冬休みの思い出のスピーチに焦点をあてていき、大勢の人を前にしてスピーチを行う場合の緊張をほぐす方法、作文の作り方、構成、言い回し、ポイントなどを網羅的に解説しています。
そのため、全校生徒で作文を発表する生徒の方々は是非参考にしてください。きっとスピーチなんて小さなことだと読み終えたころには思っていますよ。
冬休みの課題で作文を書いて先生に添削してもらい、冬休みの課題は幕を閉じるといったパターンが多いですが、大勢の全校生徒の前で書いた作文を読むといったことは生徒会長の方などの場合は行ったりすることがあります。
私は、大勢を前にして発表といった経験はほとんどありませんが、中学生や小学生の頃生徒会長が壇上に上がり発表しているのを見てよく堂々と発表できるなと感心していました。
ただ、大勢の前で発表をするというのは人生において何度も経験するようなことではないので、小学生や中学生のうちに体験して経験値として蓄積すると、同じようなことがあった際にはあまり緊張しなくなったりして度胸がつきます。
とはいってもスピーチの際の悩みは切っても切れない存在です。
- スピーチのときに使う原稿の構成の仕方がよく分からない
- はじめと終わりをしっかり締めくくれれば味のある文章ができそうなのにな。
- 例文があるなら参考にしたい
- スピーチは何百人を前にして行うものなので緊張してしょうがない
この中でも緊張してしまいしっかり文章を練り上げてきたにも関わらずうまく発表できなかったという悩みは一番多い困ったタネです。
しっかり読み込んで、何度も練習して最高のスピーチにしていきましょう。
そうするとあなたを見る周りの目も変わってきますよ。
冬休みの思い出スピーチを行う理由は?
スピーチにも種類はありますが、3学期のはじめ(冬休み明け)に行われること多くあります。
3学期は冬休み明けでその学年で過ごす最後の年でそのクラスで友達と楽しく学校生活を送れる最後の学期になります。
小学生6年生は中学校受験をする者、中学校3年生は高校受験と人生においてのターニングポイントがやってくるのもこの時期です。
冬休みは楽しいこと(クリスマス、正月、実家帰省など)が目白押しで休み明けは休み気分が抜けきっていないこと、勉強していかなきゃといった気持ちが欠如している場合もあります。
その戒めとしてスピーチを行い、3学期のはじめにスピーチを生徒代表などの方々に行ってもらい気持ちを高めてもらうのです。
全校生徒の前であるということから抱負を言うこともあり、今後に向けてそれぞれの科目と真剣に向き合い科目の不得意と得意を見極め戦略的にテストの点数をアップさせていくことを語る者。
生徒全体で挨拶や時間に厳しくしていき今後にしっかり活かしていけるようにしたいと語る者など考えは当然違い人それぞれです。
学校側の意図としては、生徒たちに自尊心を持たせその学年最後の学期を終えて欲しくて、生徒を鼓舞してもらうためその代表として生徒会長などにスピーチをお願いしているのです。
冬休みの思い出スピーチの作り方は?構成・長さは?
スピーチの作成法
書いていく内容は、「冬休みの取り組み」「今後の抱負」「挨拶」の3つに大きく集約されてきます。
自分の書きたいことをメモに取りながらピックアップしていき箇条書きにしてそこから枝分かれさせるようにアイデアや情報を展開していきます。
- 挨拶
- 自分の目標にしていること
- 3学期をどう過ごす
- 意気込み
- 勉強での苦手科目や得意科目をどのように対処して成績アップを狙うか
などまず順番は一切気にせず忘れないうちにメモしておくと、あとで考えていたアイデアが失われていくといったことを事前に防ぐことができます。
スピーチは普通の作文とは違いチラ見しながら大勢を前にして話すのが目的なので句読点、濁点、鍵かっこ、マス目を1つ空けてから文章を書くといった要素はポイントではありませんが多少は意識しながら書くと文体にリズムが生まれます。
上記を考慮しながら何を分かって欲しいのか、何を伝えたいのかに焦点をあてながら文を作成すれば伝わりやすい文章を書くことが可能です。
人に見てもらう(先生など)と自分では気付けなかった客観的な助言が手に入るので素直に従い文章を練り上げましょう。
難しく考えず数をこなしていく精神があれ文章力お向上していきますのでリラックスして挑んでいきましょう。
長さはどのくらい?
スピーチの発表時間は様々ですが校長や他の先生が話すことお加味すれば、1~3分程度になるでしょう。
長すぎず短すぎずで、文字数では600字程度が目安になります。
限られた時間の中で伝えたいことを述べることは思ったよりもかかるプレッシャーが大きいですが、あまり気負わないようにしましょう。
また文章を構成する際には、数字や例を出しながら話すと聞いている人の頭の中に内容が残りやすくなりますよ。
気負わない気持ちを強く持てば、3分はあっという間に経過しますよ。
冬休みの思い出スピーチ例文!
スピーチを書こうにも分からないことがあったり、サンプル文がないと書くのが難しいですよね。
例➀
ビュービュー木枯らし吹き始め1月になりました。
皆さん、冬休み如何にしてお過ごしでしたでしょうか。
正月やクリスマスなど楽しいことが多く楽しい思い出作りをすることはできましたでしょうか。
1年生は、初めての中学生生活で慣れるのにも大変で、科目ごとに担任の教師が変わることも斬新に感じたのではないでしょうか。
2年生は学校生活にも慣れてきて文武両道を極め3年生の内申点をできる限り獲得できるよう日々邁進してきたことでしょう。
3年生は、いよいよ高校受験という中学生生活最大の山場を迎えより一層空気がピリピリしてき頃ではないでしょうか。
学年最後の学期がこれからスタートしますので悔いが残ることのないように学生生活を送り部活と勉強で知識を積み重ねていきましょう!
例②
学年の集大成を飾ることになる3学期でたくさんの思い出を作れるようにしていきましょう。
1人1人それぞれ目標は違いますが目標達成に向けて努力を重ねていく姿勢に関しては皆同じです。
近頃コロナが大流行していますが、目指すべき目標を立てると怠ける気持ちも払拭され頑張ろうと思えるようになります。
コロナに負けないよう衛生面に注意しながら、アルコール消毒、マスク、手洗いうがいなどケアをしっかり行い体に気を使いましょう。
追い打ちをかけるかのようにオミクロン株も発生していますが今までと変わらず気を緩めることなく学年最後の学期を進んでいきましょう。
簡単ではありますが、例文を2つ提示させていただきました。
ポイントとしては、前年に発生した大きな出来事+意気込みを加えてスピーチをして聞いている人間を飽きさせないようにしていきましょう。
人に少しでも面白いと思われたり興味を持ってもらえれば聞いてもらえる確率も高まります。
冬休みの思い出スピーチに使える最初と締め方は?
文章のはじめと締めくくりはどうするのか、悩む方も少なくないと思われますのでアイデアを提示しておきます。
文のはじめは、例え話、繰り返し、告白などから入り文に強調を持たせてみるのも面白いでしょう。
私は~や皆様~のような始まり方だと一般的すぎてしまいインパクトに欠けてしまうところがありますので、掴みは重要になってきます。
(例)父が運転する車に乗っていたら黒い猫のようなものが出現し、「なんだろう」と見ていたらクロネコヤマトの宅急便のロゴでした。
(例)飲んで、飲んで、飲みまくりました。 オレンジジュースが美味しくて飲みまくりました。
(例)私はおねしょをしましたが、父さん母さんには隠していました。
ひとひねりあるだけで後の文の組み方も変えることができます。
終わり方としては、ため息や自分をほめる、決意で締めくくり今まで何を書いてきたのかまとめる余裕があれば箇条書きでもいいのでまとめておくと親切です。
(例)試験で英語のテストが今まで40点くらいしか取れなかったが今回のテストでは70点を取れたので自分もやればできるんだとうれしかったです。
(例)部活の関東大会でベスト8までしか進むことができなかったので今度はそうならないようしっかり練習して突破できるようにします。
(例)楽しかった冬休みも終了して明日から学校か。あーあつまんないな。
自分の素の感情+今までのまとめなどで締めくくるとスッキリした印象を聞き手に持たせることができますよ。
動画は少し長いですがスピーチ原稿の書き方を網羅しています。
スピーチは台本を読んでもいいの?緊張をほぐす方法は?
大勢を前にしてしまうと、緊張したりしてしまってうまく話せないことはあったりしますよね。
スピーチももちろん例外ではないですが、あがるのを緩和させていくのは練習を重ねて場慣れしていくのが一番です。
スポーツとかでも大きい大会になってくるほど観衆が増えてきて緊張しますが何回か出場しているならまたかといった気持ちで臨めますよね。
感覚としてはかなり近いです。
自分も初めて出場した部活の大会では緊張しましたが、次に出場した際には「まただ」と心の中で思いながら試合をしていました。
何事においても練習と実践は必要不可欠だということの証明にもなりますね。
方法は他にもありゆっくり話す、深呼吸、用意周到な準備をすることにより緊張度合を減らすこともできます。
ゆっくり話す
意識しないと難しいかもしれませんが、言いたいことだけをすぐに言ってしまうとゆっくり考える時間を作れず相手を納得させることができません。
早口の場合ですと、相手は理解するのに脳内メモリーを多く使う必要があり疲れてしまいます。
周囲の人に気を遣いながら語尾の「です。」などをハッキリ発音してみましょう。それだけでもスピーチ力が上がります。
深呼吸
深呼吸は簡単にでき、紹介する方法の中では効果が高いです。
1、2、3でスーハーと呼吸してみると心がいくらか落ち着きますよね。落ち着けば視野が広がり自分が注意できていなかった点も意識できるようになります。
ちなみに緊張するのは自分が今まで体感したことがなく心と体が警戒している状態になるので神経伝達が影響しているのです。
部屋を借りて住み始めて最初は通り沿いの家だったときは車の音がうるさいなと1か月目くらいには感じていましたものが2か月目からは気にならなくなりました。(実体験)
神経系というのは深く私たちに影響を及ぼしているのです。そのため緊張したら深呼吸から始めてみるのもアリです。
用意周到な準備
ベテランでも百戦錬磨でも準備を疎かにしていたために計画や発表が全て台無しになってしまうことがあります。
偉人の言葉を借りますがリンカーンが言った有名な言葉があります。
「どんなに年の功を積んでも、準備なしには、混乱せずに話すことができようとは思えない」
前提条件として準備で6割以上が決まるといってもいいほどスピーチ成功のカギを握っています。
上記の方法の他にイメージトレーニング(瞑想)をするのも効果的です。
イメージトレーニングを重ねていくと、「自分はできる」と暗示をかけることができ自分の成功している姿など前向きになれます。
頭の中で体験すると、今までやってきたことがないことでも「できる!」とモチベーションを上げることもできるのです。
追い詰められた状況下のときなどに活用してみるのもいいでしょう。うまくスピーチするにはどうすればいいかのポイントが分かります。
まとめ
スピーチは大勢の前で発表することになるので、緊張してしまうこともありますよね。
そこでスピーチをうまく行うにはどうすればいいか紹介しました。
- 3学期初めにスピーチをするのは休み明けで気が緩んでいる生徒に気合を入れるため
- 見ながらスピーチする作文の構成や時間の目安はどれくらいなの?書く内容をメモに取って考えを練っていくことを提示。
- 自分だけでスピーチ文を書くのは骨が折れるため例文を2つ提示
- 文章のはじめと終わりをどのように書くか。始め方としては、繰り返し、告白、たとえ話、終わりか方は、ため息や自分をほめる、決意で締めくくり、余裕があれば箇条書き
- スピーチは緊張しやすいので、ゆっくり話す、深呼吸、周到な準備、イメージトレーニングをしてみる。
の5つを解説してきました。
スピーチは確かに慣れの部分は非常に大きいですが、緊張の原因や対策法を知っているだけで雲泥の差になります。
緊張することが今まで多いのならば今回の記事を参考にスピーチしてみると何か新しい発見がありますよ。
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