厄年は迷信?やってはいけないこと・やるといいことは?初詣でお祓いは必要?

名前を呼ばれるまで待合所で待ち、自分の番が来たら本殿に上がらせてもらい、儀式を受けます。

お祓いは必要?

お祓いは必ず行かないとダメなことではありません。ですが、「なんとなくだけど、厄年って心配だなぁ~」と思う方も多いはずです。 

そんな方こそ、お祓いに行くことをおすすめします。最終的にはやっぱり神頼み! でも安心して1年を過ごせるなら、それもいいのではないでしょうか。

お祓いに行くタイミングは、運気が最も弱まるとされる本厄になる年。前厄や後厄の方は、参拝だけでも大丈夫ですよ。

お祓いの作法や費用は?

1 服装 

お祓いに行く時の服装は、肌の露出が多いものを避け、綺麗めな格好で行きましょう。スーツなどの礼装でなくても、普段着で十分です。

まれに、格式高い神社では服装を指定している場合もありますので、ホームページなどで確認するほうがいいでしょう。

2 作法 

儀式は、神職や僧侶の神様仏様への祈りの言葉や、巫女の舞(神社のみ)などによってが進んでいきます。頭を下げたり、手を合わせたりするタイミングは、その都度指示がありますので、安心してください。

神社では、2礼2拍手1礼するのが慣わしですので、回数を間違えないようにしましょう。

お寺では、手を合わせる際に柏手(かしわで)は打ちませんので、そっと手を合わせて拝みましょう。お寺の場合は、手を合わせる際にお数珠があると、なお良いので、できれば持参するようにしましょう。

儀式が終わるとお札やお守りが配られます。

3 費用

神社で厄払いをしてもらう時に、お礼として初穂料(はつほりょう)をお納めします。お寺では祈祷料(きとうりょう)と言います。一般的には5,000円~10,000円が相場です。

厄除けの効果最強!?全国の厄除け寺社仏閣5選

1 西新井大師 總持寺(東京都)

天長3年(826年)、弘法大師(空海)が創建した悪疫退散・厄除けにご利益があるお寺。「関東三大師」の一つで、真言宗豊山派の寺院です。

悪疫の流行に悩む村人を救おうと祈祷を行うと、井戸から清らかな水が湧いて出て、村人の病を治したという伝説があり、「火伏せの大師」「厄除開運」の霊場としてとっても有名なお寺なんです。

正月三が日は例年大混雑。11時から15時までは入場規制がかかることもあります。お出かけの際は、混雑する時間帯を避けるなど対策をとることをおすすめします。

  • [住所]東京都足立区西新井1丁目15-1
  • [アクセス]【電車】東武大師線大師前駅  徒歩5分

2 大本山川崎大師平間寺(神奈川県)

成田山新勝寺、高尾山薬王院とともに数えられる、真言宗智山派『三大本山の』一つです。さまざまな災厄を祓ってくださる「厄除けのお大師さま」として古くから親しまれていて、

全国でも有数の厄除け寺として有名です。

本尊の厄除弘法大師像は、平安時代に夢のお告げを受けた武士のによって海中から引き揚げられたという逸話もあるようです!神聖な力が宿る物には、神秘的な話があるものですね。

パワースポットとしても有名で、正月三が日には全国各地から約300万人が訪れます。

  • [住所]神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
  • [アクセス]【電車】京急大師線川崎大師駅徒歩8分【バス】大師バス停徒歩8分

3 サムハラ神社(大阪府)

大阪のビジネス街にひっそりと鎮座する小さな神社。サムハラとは造化三神のことで、この言葉自体にも強い厄除けのご利益があると言われています! 本来は神字(常用漢字ではない)で書かれているため変換できず、カタカナ表記となっているんです。

この神社には、『御神環』という指輪形のお守りがあり、これがSNSを中心に爆発的な人気となってます。この指輪を着けて、危険を逃れた人や、幸運に恵まれた人達が次々と投稿して話題になったそうです。

しかし、販売日には100人の行列が出来たり、3000円の指輪を何万円もの値段で転売する人が続出してしまい、現在は販売中止となってます。

今のところ、指輪の再販予定はありませんが、参拝やお札の購入は可能です。とてもパワーの強い神社ですので、それだけでも十分ご利益を頂けるはずですよ。

  • [住所]大阪市西区立売堀2-5-26
  • [アクセス]【電車】西大橋駅 徒歩5分 / 西長堀駅・阿波座駅 徒歩7分

4 八坂神社(京都府)

日本三大祭の一つ「祇園祭」が行われることで全国的に有名な八坂神社。実は、厄払いでも有名なんです。

そもそも、祇園祭の始まりは、800年代京都に疫病が流行したとき、当時の国の数66ヶ国にちなんで66本の矛を立て、神輿(みこし)を出し、災厄の除去を祈ったことにはじまります。

そのため、疫病や災厄を祓うために全国から多くの方が訪れているんです。正月三が日も、100万人以上の人で賑わいます。 

  • [住所]京都府京都市東山区祇園町北側625
  • [アクセス]【電車】河原町駅 徒歩8分

5 門戸厄神 東光寺(兵庫県)

日本三大厄神の一つである門戸厄神 東光寺(もんどやくじん とうこうじ)。あらゆる厄災を打ち払うという厄神明王が祀(まつ)られている、有名な厄除けのお寺です。

特に毎年行われる1月18日・19日の厄除け大祭には、全国から多くの参拝客が訪れます。

なんと! そんな全国的に有名なお寺だからこそ、このコロナ禍において、各地からお参りにこれない方々のために、オンラインでの特別祈祷を実施されています!

やっぱり人混みの中に行くのは心配という方や、遠方でお参りに行けない方などは、このオンライン特別祈祷をご利用してみてはいかがでしょうか?

  • [住所]兵庫県西宮市門戸西町2番26号
  • [アクセス]【電車】門戸厄神駅 徒歩10分

まとめ

今回、厄年についてご紹介したポイントをまとめてみましょう!

 

1 厄年は迷信?

厄年とは、運気が弱まり災難や病気などに注意するべきとされる1年間のこと。数え年で、男性は25歳、42歳、61歳。女性は19歳、33歳、37歳。

科学的根拠はなく迷信とも言えますが、ライフステージの変化の時期と重なることなどから、現代においても肉体的や精神面においても気を付けるべき時と考えられています。

2 厄年にやってはいけないこととは?

  • 新しいことを始めてはいけない
  • 「やってはいけないこと」はない

3 厄年にやったほうがいいこととは?

  • お祓いに行く 
  • お守りを買う 
  • 体に負担をかけないように一年過ごす
  • 友人知人にごちそうを振る舞う 
  • ~女性向け~  妊娠出産  
  • ~男性向け~  厄年を飛躍の年に 

4 厄年に初詣はいってもいいの?

  • 初詣と一緒に厄払い・厄除けをするのがおすすめです。
  • お正月から節分までの間に行くのが良いとされています。

5 厄除けの効果最強!?全国の厄除け寺社仏閣5選

  • 西新井大師 總持寺(東京都)
  • 大本山川崎大師平間寺(神奈川県)
  • サムハラ神社(大阪府)
  • 八坂神社(京都府)
  • 門戸厄神 東光寺(兵庫県)

体に気をつけなければいけない年齢を経験的に感じ、老いや死から身を守るために考えられた生活の知恵。それが厄年の始まりだったんですね。

だとすると、現代の厄年の役割も、人生の節目に、自分の健康や身の周りのことを見つめ直すいい機会だと考え、自分と向き合えるような1年にしたいですね!

そのためにも、神社仏閣に足を運び、襟を正すことが必要なんだと感じます。

来年厄年のみなさん! 来年は是非、ご自分の食生活や生活リズムを見直したり、お近くの神社仏閣に足を運んでみて下さいね!

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