昔から冬の遊びとして楽しまれてきた雪合戦。
子どもの頃に雪が積もれば、寒さを忘れて雪合戦で遊んだという人も多いのではないでしょうか。
そんな雪合戦ですが、今では子どもから大人まで楽しめるスポーツとして世界的に人気になっています。
そこで今回は、雪合戦のルールや絶対に勝てる戦略、有名な大会を紹介します!
雪合戦のルールと歴史は?
雪合戦はスポーツなので、しっかりとしたルールが設けられています。
基本的なルール
- 1チームは選手7名、監督1名、補欠選手は2名まで。前衛4名と後衛3名で2チームで対戦します。
- 試合は3分3セットマッチ(2セット先取したチームの勝ち)。時間内(3分以内)に相手コートのフラッグを抜くか、雪玉を相手チームの全員に当てた時点で勝ち。時間切れの場合は、終了時に残っている選手が多いチームが勝ち。
- ノーバウンドの雪玉に当たった選手はアウトとなり、コートの外へ出なければなりません。アウトになった選手は、そのセットはプレーできません。味方の投げた雪玉、自分の手が離れた雪玉が当たってもアウトです。
- 1セットに使える雪玉は試合前に作った90個の雪玉だけです。試合中に雪玉を作った場合は、その時点でアウトになります。
- 相手コートに入れる選手は3名まで。4選手以上が相手コートに入るとその時点で負けになります。先に相手コートに入った選手がアウトになってコート外に出るまで入れません。
子どもの頃に遊んだ雪合戦では明確なルールはありませんが、スポーツですのでしっかりとしたルールが設けられています。
今はスポーツとなった雪合戦ですが、実は歴史は相当古いです。
雪合戦は、平安時代の『雪ぶつけ』が起源とされています。
時を経て1987年にチーム対抗のニュースポーツとしてアレンジされ、1988年に北海道壮瞥町で公式ルールが国際ルールとして制定されました。
私たちが遊んできた雪合戦の歴史は古く、時を経て遊びがスポーツとなったんですね。
雪合戦で絶対に負けない戦略は?
雪合戦は1チーム7人で戦う団体競技です。闇雲に攻めたり、個人プレーをしていたのでは勝つことはできません。
しっかりと戦略を立ててから試合に臨むようにしましょう。
雪合戦で勝つために重要なポイントは2つあります。
- 使用できる雪玉の数が決まっている。
- コート内の移動制限がある。
雪合戦では、使用できる雪玉が1セット90個と決まっています。試合開始前に雪玉製造機で作っておかなければなりません。
試合中に雪玉を作るとアウトになってしまいますので、計算しながら雪玉を使用しなければなりません。
また、コート内の移動制限があります。
相手コートに移動できる選手は3人までとなっていますので、前衛の4選手全員で攻めることはできません。
また、前衛と後衛での行動可能範囲にも違いがありますので、注意しなければなりません。勝つためにはチームの連携が大切になってきます。
You Tubeに実際の雪合戦の試合の様子がありますので、試合の様子を確認し、戦略を立てていきましょう!
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2015 第27回昭和新山国際雪合戦一般の部決勝 第1SET
絶対に負けない戦略で一番重要なのが、開始直後にセンターにあるシェルターをどちらが確保するか、相手陣地へ突入するかどうかが重要になります。
後方で油断している後衛から狙ったり、複数人で同じ標的を狙うなどの戦略も有効です。
もし、不利な状況になっている場合は、終了間際に一発逆転で相手チームのフラッグを取るという方法もあります。
個人の能力が劣っていたとしても、戦略やチームワークでカバーできるので、試合開始前にしっかりと作戦を立ててから試合に臨みましょう。
雪合戦の世界的な大会とは?
雪合戦は世界的に人気なスポーツです。
近頃は『YUKIGASSEN』の名称で、国際大会も開かれています。なかでも、昭和新山国際雪合戦とスポーツ雪合戦日本選手権大会は有名な大会です。
昭和新山国際雪合戦は、毎年2月に北海道の壮瞥町で行われ、北海道を中心に国内各地から海外のチームまで参加します。
昭和新山国際雪合戦
概要
もともと壮瞥町のまちおこしの一環として1989年に始まった。毎年全国や海外から多くの人が訪れる日本最大級の雪合戦大会。
参加方法
①一般募集
- 受付期間内に申し込みのあったチームの中から実行委員会が行う抽選により決定。
- チーム数が定員に満たない場合は、受付期間終了後も先着順で受付。
②レジェンドの部
- 受付期間内に申し込みのあったチームの中から実行委員会が行う抽選により決定。
③その他出場枠
- 予選会で出場が決定するチームは各予選会の3日後まで受付。
賞金
なし。3位までのチームを入賞とし、優勝チームには優勝旗・賞状ほか、準優勝チームには準優勝杯・賞状ほか、3位チームには賞状ほか、の表彰品をそれぞれ授与。その他に特別賞を授与するほか、出場者全員に参加賞を授与。
スポーツ雪合戦日本選手権大会は、毎年3月に開催され、全国の予選を勝ち抜いたチームが参加できます。
スポーツ雪合戦日本選手権大会
概要
日本雪合戦連盟では、オリンピックを目指し、スポーツ雪合戦の普及のための活動を行っている。当連盟は、日本スポーツ協会へ加盟し、国体競技として日本全国に普及する第一歩として、日本雪合戦選手権大会を開催している。
参加方法
申込みは、チーム単位で各大会事務局へ行う。出場資格や大会独自ルールがある場合もあるので、各大会の要項をしっかりと確認が必要。
賞金
なし。優勝チームには、優勝盾および優勝メダルを授与。準優勝チームには、準優勝メダルを授与。第3位チームには、第3位メダルを授与。
雪合戦に便利な道具は?
雪合戦をもっと楽しく、本格的にしてくれる便利な道具を紹介します。
手で固めなくてもあっという間に雪玉が作れる道具や、雪玉から身を守る道具など、雪合戦がさらに楽しくなる道具ばかりですので、ぜひ使ってみて下さい。
雪合戦にあると便利な道具
雪玉メーカー3点セット
一瞬で簡単に雪玉を作れる雪玉メーカーと、大きなメッシュバッグセットです。
たっぷりと雪をすくって、ハンドルを数回締め固めるだけで、簡単に雪玉が作れます。
テコの原理を利用しているので、手を冷やさずに素早く簡単に雪玉が作れるので、雪合戦にはもってこいの道具です。
また、メッシュバックも付いているので、作った雪玉を移動する際に便利です。
雪壁製造機
雪合戦に欠かせない雪壁を簡単に作ることができます。
雪壁製造機の重量は235gですので、持ち運びも簡単です。できあがるブロックのサイズは、高さ12cm、長さ25cm、幅12cmです。
短時間に同じ大きさで、大量の雪壁を作ることが出来ますので、積み上げて使いやすい雪壁を作りましょう。
雪壁製造機を複数用意しておくと、素早く雪壁を作ることができます。
雪玉遠投機
雪玉を遠投する際に使用する道具です。
雪玉遠投機の便利なところは、雪玉の作成と遠投が一つでできる点です。軽量なので、大人はもちろん、腕力に自信のない女性や子どもでも楽に使うことができます。
雪玉を投げることに自信のない方にピッタリの道具です。
まとめ
雪合戦のルールや絶対に勝てる戦略、有名な大会のまとめ!
♦雪合戦のルールと歴史は?
- 雪合戦のルール
1チーム選手7名、前衛4名と後衛3名で2チームで対戦する。試合は3分3セットマッチで2セット先取したチームの勝ち。相手コートのフラッグを抜くか、相手チーム全員に雪玉を当てれば勝ち。時間切れの場合は、終了時に残っている選手が多いチームが勝ち。1セットで使える雪玉は90個。
- 雪合戦の歴史
雪合戦は平安時代の『雪ぶつけ』が起源とされている。時を経て1987年にチーム対抗のニュースポーツとしてアレンジされ、1988年に北海道壮瞥町で公式ルールが国際ルールとして制定された。
♦雪合戦で絶対に負けない戦略は?
雪合戦は団体競技なので、しっかりと戦略を立ててから試合に臨むことが大切。勝つために重要なポイントは2つ。1つは、使用できる雪玉の数が決まっていること。もう1つは、コート内での移動制限があること。勝つためにはチームの連携が大切。
♦雪合戦の世界的な大会とは?
昭和新山国際雪合戦・スポーツ雪合戦日本選手権大会
♦雪合戦に便利な道具は?
- 雪玉メーカー3点セット
- 雪壁製造機
- 雪玉遠投機
昔から冬の遊びとして楽しまれてきた雪合戦が、遊びではなくスポーツとして世界的な人気となっています。
遊びとしても、スポーツとしても楽しめるので、今年の冬は雪合戦に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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