『余寒厳しいこのごろでありますが、いかがお過ごしでしょうか。』
学校からの手紙や、会社からきたメールなどにこのような文章が書かれていたことありませんか?
社会に出て3~4年目のあなたは、任される仕事が増えてきてやりがいを感じている事でしょう。取引先にメールや手紙を出すこともあると思います。
そんなとき、冒頭からいきなり本題に入るよりも挨拶文を入れた方が丁寧な印象を受けられますし、ビジネスではよく使われるかたちとなっています。
- 「挨拶文ってなに?」
- 「どういう言葉を入れればいいの?」
- 「NGな言葉はあるの?」
など、使い慣れないうちは分からないことが多いですよね。
この記事では、カジュアルな挨拶文について
- そもそも挨拶文ってなに?
- 2月のカジュアルな挨拶文の例文 学校・ビジネス・友人・家族・親戚編
- カジュアルな挨拶文のNG行為
- 返信がきた場合の返答例文
などを紹介していきます。
わたしは、社会人経験10年を越えていますが、職業柄未だ挨拶文を書くような経験をしていません。
今回記事を書くにあたり、いろいろ調べてみました。これから挨拶文を使っていく若い社会人のあなたと一緒に勉強するつもりで、まとめてみました。
これを読めば、挨拶文の書き方が分かるようになっています。
参考にしてみてください。
そもそもカジュアルな挨拶文とは?
挨拶文とは:手紙やメールなどで、本題に入る前に挨拶として記す文
挨拶文には大きく分けて2種類あります。
例文は、2月に使われる時候の挨拶としています。
①漢語調
格式高く、儀礼的な文書で主に、ビジネスで使用される挨拶文
- 例文
②口語調
漢語調よりもソフトに、親しみやすい文書。家族や友人に使用される挨拶文
- 例文
口語調の方がソフトで、日頃聞いたことがある・手紙などで見たことがあるように思えますね。
調べてみて、わたしの率直な感想ですが、漢語調は堅苦しい印象で、このような手紙をもらったら、つい正座して読んでしまいそうです。
口語調は、日頃目にしている言葉ばかりなので、抵抗なく読める挨拶文という印象でした。
次は送付する相手別にカジュアルな挨拶文の例文を紹介します。
そのままコピペして使える!2月のカジュアルな例文! ビジネス・学校編
ビジネス
- 春の訪れが待ち遠しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
- 真冬の寒さが続いております今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
- 暦の上では春立ちましたが、変わらずの厳しい寒さが続いております。
学校
- 余寒厳しい折、お障りなくお過ごしでしょうか。
- 節分を過ぎ、寒い中にも春の気配が感じられる昨今、平安にお過ごしのことと存じます。
- 寒の戻りが厳しいこの頃、風邪などひかず、つつがなくお暮らしでいらっしゃいますで しょうか
そのままコピペして使える!2月のカジュアルな例文! 家族・親戚編
- 暦の上ではもう春ですね。なかなか暖かかくなりませんが、お元気でお過ごしですか。
- 節分の豆まきはなさいましたか。わが家は、子どもたちが大暴れしたしたせいで、家じゅ う豆だらけになりました。
- そちらでは大雪が降ったとのことですが、大過なくお過ごしでしょうか。
そのままコピペして使える!2月のカジュアルな例文! 友人・知人編
- 試験に向け最後の追い込みをしています。我が家に巣食う怠惰の鬼を退治すべく、豆まきをしました。
- 立春とはまだ名ばかりの寒さですが、店中がハートやピンクで彩られるこの季節、自然と心が弾みます
- 先日訪れた雪まつりでは、幻想的な雪景色に心を奪われましたが、関東ではすでに梅のつぼみが芽吹いています。
送る相手が、自分にとって親しい間柄になればなるほど、挨拶文に自分の近況を入れると読みやすく、親しみが込められた手紙になりますね。
カジュアルな挨拶文のNG行為は?
どの場面でも言えることではありますが読んでいて、相手を不快・嫌な気持ちにさせるような表現はNGです。
様々な場面で、控えた方が良い表現を 『忌み言葉』 と言います。
具体的な場面で、説明します。
例①:取引先の方が病気・事故などで入院したと聞き、見舞いの手紙を出すとき
- 『繰り返す』
- 『重なる』
- 『たびたび』
- 『再び』
→ 不幸が連鎖される印象を受けるので、このような表現はNGです。
OKな表現
- 相手を気遣う表現
- 仕事のことには触れず、快復を祈る言葉のみに留める
例②:相手先のお子さんが結婚したと聞き、お祝いの手紙を出すとき
- 『最後』
- 『消える』
- 『冷める』
- 『壊れる』
→ 不幸を連想させるためNGな表現です。
- 『失う』
- 『帰る』
- 『切る』
- 『離れる』
- 『分ける』
- 『破れる』
→ 夫婦の別れを連想させるためNGです。
忌み言葉をうまく言い換えて使いましょう。
- 終わる → ゴールを迎える
- 帰る → 失礼する 帰省する
- 壊れる → 全うする 形が変わる
- 最後 → 結び
など、表現ができます。上手に使ってみてください。
例③:相手先のお父様が亡くなられたと聞き、お悔やみの手紙を出すとき
- 『次に』
- 『追って』
- 『引き続き』
- 『また』
- 『生きていたころ』
→ 不幸が重なることを連想させるので、NGな表現です。
これも、言い換えて表現しましょう。
- 次に → 新たに 別の機会に
- 追って → 後ほど 同様に
- 引き続き → これからも さらに
などと言い換えることができます。
わたしは、出席できなかった友人の結婚式に電報を送ったことがあります。そのときは、このような忌み言葉を知らなかったので、内容が大丈夫だったか不安になりますね。
忌み言葉に注意して、相手を思いやる挨拶文を心がけましょう。
返信があった場合の返答方法は?
どのような相手・内容のメールでも、一般的には全て返信するのがマナーです。メールを受け取ったら、なるべく早く返信するように心がけましょう。
いくつか実際の例文を紹介します。
日程調整で、取引先からの候補日に返答する
商談やミーティングなどの日程調整に回答するシーンです。返信には、引用返信を使って分かりやすく表現しましょう。
【会社名】
【担当の名前】お世話になっております。
【会社名】の【自分の名前】です。●●会議の日程調整のご連絡、誠にありがとうございます。
会議の日程は、ご連絡いただいた下記の日程でお願い致します。◎月◎日(◎)◎時~◎時お忙しい中大変恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。
【自分の名前】
お礼を返信する場合
情報の共有や、何かをしてもらった際に受け取ったメールには、お礼のメールをします。
送られたメールの内容を自分が理解していることを表現しましょう。
【相手先の名前】お世話になっております。
【会社名】【自分の名前】と申します。この度は、××説明会の日程決定のご返信をいただき誠にありがとうございました。
◎月◎日(◎)◎時~◎時
場所:△△以上について確認いたしました。
当日はお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
お忙しい中、ご連絡いただき感謝いたします。
【自分の名前】
上司に返信する場合
上司にメールを返信する場合に最も重要なのは「簡潔さ」です。
箇条書きにするなど、自分が伝えたい内容を簡潔にまとめましょう。
メールを拝読いたしました。
次の打ち合わせに向けて、次の資料を用意致します。【資料の名前】
【資料の名前】
【資料の名前】他に必要な資料がありましたら、お知らせください。
よろしくお願い致します。
【名前】
まとめ
様々なシーンで使う挨拶文を紹介してきました。
ポイントは
- 挨拶文には、漢語調・口語調がある。相手先の立場などを考え適切に使おう。
- 挨拶文はそのままコピペして使える表現が多数!使い分けよう。
- 忌み言葉に注意しよう。
- ビジネスにおけるメールの返信は迅速に。
- 挨拶文は、読み手にあなたの印象が伝わるもの。適切に使って、相手に好印象を持ってもらおう。
わたしは、仕事でメールや手紙を送ることはなかったので、今回この記事を書いて挨拶文を入れる意味、状況に応じて使える言葉・NGな言葉があることを知りました。
家族や友人に手紙が書きたくなりました。
ビジネス、家族、友人との手紙・メールのやり取りをする中で、この記事の内容を参考に相手に好印象を持ってもらえると嬉しいです。
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