針供養で豆腐に針を刺す意味は?京都の2022年供養日程は?

  • 針供養の日程を知りたいけど、関東関西と日にちが違うって本当?
  • 針供養で豆腐に針を刺すって聞いたけど、何の意味があるの?
  • 京都の針供養の日程を知りたい。関西の有名なところへ針供養に行きたい。

針供養目的で神社仏閣へ訪れたいと思っている人はいつ、どこへ行ったらいいかお悩みではありませんか。

針供養について調べていくと、日程が二通りあることに気づきます。なんと関西と関東で、同じ針供養でも日にちが違うと言われています。

針供養は今まで使っていた針に対して行われます。折れたり、曲がったりして使えなくなった針を、ごみではなく感謝の気持ちを込めて供養するという「物にも魂が宿る」という考え方らかきています。

針が働いてくれた、という擬人化するとより一層針を身近な道具として認識できますよね。

この記事では3つのポイントをご紹介します。

  • 針供養の由来と日程
  • 針供養で豆腐を使う理由
  • 関西の針供養で有名な神社仏閣

供養することは、日ごろの針への深い感謝のあらわれです。

針供養とは? 針供養の日程は?

針供養とは、使えなくなった縫い針を神社に納め、供養する行事のことです。

調べてみると針供養の由来は9世紀平安時代に中国から日本に伝わったという説があります。9世紀後半には日本に風習として存在していたことは間違いなさそうです。

針供養を行うようになった由来は、「事始め」「事納め」の考えからきています。

かつて日本では、2月8日と12月8日は「事八日(ことようか)」とされ、それぞれ2月8日は「事始め」、12月8日は「事納め」と呼ばれていました。この両日は「針仕事を休むべき」とされていたことから、針供養の日となったのです。

針供養は2月8日12月8日に行われます。

  • 東日本が2月8日
  • 西日本が12月8日

であるケースが多いようです。

西日本でも2月8日に行う神社もあります。中には両日とも行う神社もあるようです。

針供養を行うようになった時代背景は、一般女性が針仕事を日常の仕事としていたことから、針は大切な道具であるとの認識が生まれたのです。そして使えなくなった針をそのまま捨てるのではなく、「今までありがとう」の感謝の気持ちを込めて供養していたのです。

針供養とは、使えなくなった針を神社に納め、感謝の気持ちを込めて供養する昔から続いている行事のことです。モノを大切にする心の表れが暖かいですね。

針供養のやり方は?豆腐を用意するのはなぜ?

針供養で豆腐を用意するのは、今まで硬い生地などを刺してきた針に、最後は柔らかいところで休んでいただきたいという気持ちの表れです。

柔らかいものとして、豆腐やこんにゃくが用いられています。

個人的に柔らかいお布団(豆腐、こんにゃく)でお休みする、というニュアンスで解釈しています。身の回りの道具に感謝する気持ちが込められているからです。

針供養は神社仏閣で行うのが一般的ですが、都合によりいけない時は自宅で行うこともできます。

初穂料やお布施は神社仏閣により様々ですが、500円から3,000円が相場のようです。金額が決まっているところと、お気持ちでというところがありますので、その場にあわせて納めるのが良いでしょう。

自宅で針供養をする場合は以下の通りです。

  1. お皿の上に豆腐をのせる
  2. 感謝の気持ちを込めて豆腐に針を刺していく
  3. 仏壇や神棚にあげて手を合わせる
  4. 針が刺さったままの豆腐を白い紙に包む
  5. 土に埋め、清めの塩をふる

①から⑤まですべて自宅で実施できればいいのですが、マンションだったりして土が身近にない場合もありますよね。そんな時は針を豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺し、供養し、その後はお住いの自治体のごみ処理方法に従ってください。

針供養を決まったやり方でやらなくてはいけないとはルールはありません。針供養は、針を使い終えたときの感謝の気持ちの表れです。

2022年の京都の供養日程は?

2022年の京都の針供養は2月8日に行われます。京都嵐山の虚空蔵法輪寺では、針をこんにゃくに刺して供養します。

地域によって日程が異なるのは、立春過ぎの「事八日」のとらえ方が影響しているようです。

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