冬休みの詩の宿題!中学生学年別書き方ガイド!題材はどうする?

「冬休みは楽しみだけど、冬休みの宿題だけは全然嬉しくない・・・。」

数学や理科など答えが決まっているものと違って、答えの決まっていない「詩」の宿題は、苦手な人にとっては本当に何を書けば良いのかわからず、頭が真っ白になってしまいますよね。

(誰かの宿題の答えを丸写しすることもできませんしね・・・。)

私も学生時代、自分の気持ちをことばで表現するのが苦手で、何から書きはじめれば良いのか全く思いつかず、いつも苦戦していました。

ですが、一度書き方のコツをつかんでしまえば、そこまで深く考えなくてもすらすらと詩がかけるようになりますよ。

私もこの書きかたに沿って学生時代に詩をつくりましたが、苦手だと思っていたにも関わらず、校内の賞に選ばれたりしたこともあります。

冬休みに、「詩」の宿題を出されてしまって困っている中学生の皆さんに向けて、簡単に詩を書けるコツと書き方をまとめました。

おすすめの詩集も紹介していきますので、是非参考にしてみてください。ささっと宿題を終わらせて、あとは思う存分冬休みを満喫してくださいね!

冬休み詩の宿題!そもそも「詩」とは?

「詩」とは簡単に言えば【自分の気持ちを言葉であらわしたもの】です。一方「短歌」は【五・七・五・七・七の音で読まれるもの】で、「定型詩」に分類されます。「物語」は【作者目線で人物や事柄についてかかれたもの】です。

短歌や物語と違って、よく学校の宿題で出されるような「自由詩」は音の数も指定はなく、話の流れや結末を考える必要もないので、かなり自由度の高い文学作品となります。

自由度は高いのですが、詩の種類は分類すると何通りもあり、

  • 詩の口調
  • 詩の形式
  • 詩の内容

で、細かく分けて分類されます。

【口調】

  • 話し言葉で書かれた詩は「口語詩」
  • 昔のことばを使ってかかれた詩は「文語詩」

【形式】

  • 音の数が決まった「定型詩」
  • 改行や行間をつかって自由にかく「自由詩」
  • 普通の作文のような文章の「散文詩」

【内容】

  • 作者の感情や思いを伝える詩は「抒情詩」(じょじょうし)
  • 事柄について書かれた物語のある詩を「叙事詩」(じょじし)
  • 自然の風景などをうたった詩を「叙景詩」(じょけいし)

と呼びます。

これらの3つを組み合わせて、「口語自由詩抒情詩」のようにその詩の分類が分かれます。

だいぶ訳が分からなくなってきましたね(笑)

授業で習っても全く頭に入ってこない詩の分類についてでしたが、「詩をつくる」際に指定がない場合は一旦忘れてもらって大丈夫です!

「詩とは自分の気持ちや思いをあらわしたもの」これで一旦OKです!

詩作成のルールは?季語は?おすすめのテーマは?

先ほども述べたように、自由詩であれば音の数に決まりもないので、自由にかいていきましょう。

「その自由が難しいんだよ・・・」というかたは、季節を感じられる季語をつかうと、文章がつくりやすく、風情のある詩に仕上がるのでおすすめです。

冬の季語は数多くありますが、例をだすと

「雪の朝」「冬休み」「冬の暮れ」「冬の空」「冬の山」「雪景色」「マフラー」「コート」「冬眠」「神無月」「初霜」「大晦日」「年越」

など、自分の好きなキーワード(タイトル)を選び、そこから連想することば、もしくは短い文章をどんどん書き出していきましょう。

(例)「冬の朝」

→ 寒い、ピンとした空気、暗い空、綺麗な空、変化していく空、鳥の鳴き声

さらにここで出てきたことばを、もう少し長い文章にして、パズルのように入れ替えていきましょう。

→ 寒くてピンとした空気

まだ薄暗い空がだんだん変化していく
グレーからピンクにだんだん綺麗な色に染まっていく
鳥の鳴き声が聞こえてくる

これだけで詩は完成です!

「暗い空」→「グレー」など言葉を言い換えたり、何か別のものに例えるなど、少しひねりを加えるとぐっと奥行きのある詩に仕上がります。

中学生学年別書き方ガイド!1年生の題材はどうする?

中学1年生であれば、小学校を卒業して感じた「変化」や部活や勉強など新しいことへの「挑戦」など、題材も比較的選びやすいはずです。

小学校を卒業して離れ離れになってしまった「友達」や、中学校であらたに出会った人や友達についてかくこともできます。

第十六回小中学生「ふるさとの詩」優秀賞

春光

「今日はいい日だ」
玄関を開けるのと同時に
私は そう思った
穏やかな風 美しい青空
柔らかく暖かな日差しは
周りのすべてを包みこむ
真新しいシルバーの自転車は
麗やかな春の日を浴びて
キラキラと輝いている
通学路を確かめるため
この日 初めて この自転車に乗る……………..[以下省略]

 

[引用]第十六回小中学生「ふるさとの詩」

中学校入学に向けて、ワクワクする気持ちと、緊張とが入り混じった日に見たものや、感じたことを丁寧に自分のことばで表現しています。

「目に見えてかんじたこと」「触れたもの」など、自分のことばで文章をつくっていくと、とても素敵な作品になると思います。

中学生学年別書き方ガイド!2年生の題材はどうする?

中学2年生になると、学校生活にも慣れてきて、部活も忙しく、だんだんと勉強も難しくなってきて、思春期ならではの悩みも増えてくる時期でもあります。

「自分の思っていることや感じていること」「悩んでいること」などをそのまま詩にするのもおすすめです。

第十六回小中学生「ふるさとの詩」その他の良い作品

心が安らぐ木

コメント

タイトルとURLをコピーしました