- 認知症の方にも喜んでもらえる余興って?
- いつから練習する?シフト制の勤務で、みんなが揃わない!どうすればいいの?
- 新人なので、何をどうすればいいのか全く分からない!!
- そもそもどうしてイベントがあるの?
- コロナ対策はどうすればいいの?家族は参加してもいいの?
高齢者施設では季節ごとにイベントを行っています。
春はお花見、夏は七夕・夏祭り・盆踊り、秋は運動会、冬はクリスマス会・忘年会や新年会といった具合に家族とともに楽しむ行事がたくさんあります。
ここ2年ほどは、コロナウイルスの影響で、家族の参加はできないところがほとんどでしょうが、イベントは行われています。
施設での勤務経験が少ない職員はイベントの度に頭を抱えていることでしょう。
入所されている方(利用者様と呼びます)との年齢差が大きい若い職員は、利用者様が何を喜ぶのかわからないことも多くあると思います。
そこで、高齢者施設で10年以上働いている筆者がクリスマスにおすすめの余興を7つ紹介します。施設の規模、利用者様の介護度、かけられる費用に合わせていくつかを組み合わせてみてはいかがでしょうか?
高齢者施設でウケるクリスマスの余興7選!
では高齢者にウケる余興とはどういうものでしょう?実際に経験してきて、「これは良い!」と思ったものを紹介します。
- 歌と創作ダンス
- 二人羽織
- ビンゴゲーム
- 駄菓子屋さん
- マジック
- ホットプレートでクリスマスケーキつくり
- 地域のボランティアを招く
1つずつ説明していきますね
1.歌と創作ダンス
- 氷川きよし「きよしのズンドコ節」
- 美空ひばり「お祭りマンボ」
- 坂本九「上を向いて歩こう」
- 水前寺清子「三百六十五歩のマーチ」
この4曲の認知度は高いようで、普段の日中に食堂などでかけていても口ずさんでいる方が多くいます。美空ひばりの曲はウケがいいですね。
「きよしのズンドコ節」はたくさんの介護施設で体操の曲に使われ、それぞれにオリジナル体操が作られています。座ったままでできる体操を選んでみました。YouTubeで紹介されているので、参考にしてみてください。
他にも、YouTubeで「○○体操」と検索すると、それぞれの楽曲で考案された体操が出てきます。その中で、利用者様の状態にあった動画を使ったり、そこからオリジナルのダンスを作ったりしてみたらいかがでしょう?
最初から考えるより時間短縮にもなりますよ。
最近の歌やダンスは職員は楽しいかもしれませんが、高齢の利用者様には何のことか、何をしているのかわからないので、興味を持ってもらえません。
利用者様を主体に考えましょう。
2.二人羽織
若い職員さんにはなじみがないかもしれませんが、二人羽織もいいですよ。後ろの「手」の人とのやり取りが笑いを誘います。
注意点としては食べ物を食べさせる場合、温度に注意することです。
男性職員でメイクをするというアイデアもありました。普段メイクをしない男性が、二人羽織でメイクをするところがウケます。
3.ビンゴゲーム
これは定番ですよね。クリスマスプレゼントを渡すときに使えます。認知症でルールが理解できなくても、職員がそばにいて数字を抜いていくだけです。
1人の職員が2~3人の利用者様を対応できます。
筆者も一度に3人分とか見てきたので、進行係がゆっくり進行していけば十分可能です。
カラオケの機器にビンゴ機能がついていることがありますので、カラオケがある施設さんは一度チェックしてみてください。
4.駄菓子屋さん
屋台を作ることができたら、駄菓子屋さんは高齢者には喜んでもらえます。ショッピングモールに出店されている駄菓子屋さんをイメージしてください。1個10円から100円程度で懐かしいおやつが並んでいるのです。見ているだけでも楽しいですよね。
注意点は、利用者様の嚥下状態に合わせたお菓子を選ぶこと。グミなどは窒息や誤嚥の可能性があります。くちどけの良いものがおすすめです。お饅頭やカステラ、バウムクーヘンなどを個包装の大袋で買っておけばお得に提供できますよ。
どちらかというとデイサービスや、サ高住など自立度の高い利用者様向けです。
屋台も作るのは大変ですが、一度作ってしまえば、色々なイベントに活用できますよ。
5.マジック
余興の定番ですね。マジックが得意な職員がいれば助かりますが、最近では100均でもかなりのマジックアイテムが購入できます。初心者でも扱えるものがたくさん売っていますよ。
利用者様の中には視力が弱い方や耳が遠い方もいらっしゃいます。なので、大げさなほど大きなリアクションをしたり、ゆっくり大きな声で話すことが大切になります。
それに、失敗することで笑いを誘うこともできます。
利用者様も職員も大笑い間違いなし?
6.ホットプレートでクリスマスケーキつくり
筆者が以前努めていた特養では、利用者様の前で職員がホットプレートでホットケーキを作り、利用者様がご自身で生クリームやフルーツ、チョコレートなどでトッピングをしてケーキを作ることをしていました。
利用者様がホットプレートを触ることはないので、やけどの心配はないですし、生クリームは市販の袋に入ったものを、フルーツやチョコレートはボウルに数種類準備して、紙皿に自分が欲しいものを職員に入れてもらうことで、利用者様が素手で触ることを防止します。
自分のケーキだけを触ることになるので、衛生面でも安心です。
ご家族が参加されていたころは、ご家族とワイワイ言いながら楽しんで作っていただいていました。
7.地域のボランティアを招く
職員の数や利用者様の状況によっては職員だけではイベントの開催は難しいこともあるでしょう。そういう時は地域のボランティアを探してみてはいかがでしょうか。
コロナ以前は地域のボランティア団体がいろいろな場面で、イベントに参加してくださっていました。
筆者が努めていた施設でも、踊り、カラオケ、マジックなど普段から練習している芸を披露してくださっていました。
今はコロナの影響で、外部の人に来てもらうのは難しいかもしれませんが、ワクチン接種の状況や、入館前に抗原検査を受けていただくなどの対応が可能であれば、協力していただけるかもしれませんよ。
余興をするときのポイントは?準備はいつから?
余興をするにあたって、気をつけるポイントを3つ紹介します。
- 高齢者にわかるもの
- 高齢者も一緒にできるもの
- 午後からの2時間程度でできること
高齢者施設ではイベントは昼食後の2時間程度で行われることが多いです。
利用者様の体力的なことを考えると、2~3時間が適当でしょう。
ご家族が参加されていたころは、土曜や日曜に行っていましたが、コロナで面会制限がある昨今では、職員が確保しやすい平日に行っているところが多いようです。
ではひとつずつ見ていきましょう。
1.高齢者にわかるもの
高齢者の年齢に合わせたものを選びましょう。
歌手だと美空ひばり、坂本九、北島三郎など演歌歌手の方のほうが認知度は上がります。認知症があっても、昔のこと(若いころのこと)は覚えているものです。
普段の会話や、毎日のレクで利用者様の好みを見つけましょう。主役は利用者様です。職員だけが楽しむものではありません。
2.高齢者も一緒にできるもの
歌(カラオケなど)は昭和20~40年代に流行った歌がいいですね。ゲームや踊り・体操であれば、座ったままでできるものがいいです。
特養だと、ほとんどの利用者様が車いすを使用しているので、立って行う踊りは不可能です。歩ける利用者様でも転倒のリスクがあるので、座ってもらって行いましょう。
マジックに部分的に参加できると、見ているだけよりも楽しめますね。
3.午後からの2時間程度でできること
季節のイベントは、昼食後の2時間程度で行われることが多くあります。利用者様の体力的なことと、飽きないようにするには2時間程度が無難です。
おやつも兼ねて、ケーキや駄菓子などを召し上がっていただくと、時間的には良い感じになりますよ。
1つの芸で2時間は難しいので、いくつかの出し物を組み合わせると飽きないで見てもらえますね。
準備はいつから始めるのがいいのでしょう。
どこの施設でも、行事委員のような担当がいるはずです。その人を中心に計画が進められます。予算が決まったら、候補に挙がった出し物がいくつできるか、各出し物にどれだけのお金が使えるのか大まかに決まってきます。
買い物や、プレゼントの準備、ダンスや余興の練習などにかかる時間を計算すると、遅くても1か月くらい前からできる準備を始めましょう。
職員が少ないとどうしても、業務終了後に余興の練習をすることになるかもしれません。
「面倒だな」とか「サービス残業か」とモチベーションが下がりやすいですが、利用者様の喜んでいる姿を想像して乗り切りましょう。
練習に関しては「おすすめの練習方法」として紹介します。
コロナ対策はどうする?
毎日マスクをして、場合によってはフェイスシールドもしながら、毎日の業務をしている現状で、イベントをするのは大変です。
あなたの勤めている施設では抗原検査はどの頻度で行っていますか?
私は緊急事態宣言が出ている地域に住んでいるので、現在は毎日出勤時に抗原検査をしています(2021年8月現在)
毎日の検査とはいかないまでも、イベントの当日は検査ができる体制があるといいですね。
歌やダンスは透明のビニールなどを天井から吊るしたりして仕切りれば、抗原検査でマイナスを条件に一時的にマスクを外すのは大丈夫でしょう。
二人羽織であればマスクをしていることもネタにできますよね。
マジックであればマスクにカラフルな絵をかいたり、工夫は可能です。
マスクをすることで、声の大きさや話す速さには注意が必要ですが、マスクを利用してアイテムの一つにすることは可能です。
駄菓子屋さんやケーキを作るときには、利用者様にも手指消毒をしてもらいましょう。駄菓子(個包装)などはひとりが触ったら、アルコールタオルで拭くのもいいかと思います。
デイサービスなどでは、一人がお菓子を選び終わってから、次の利用者様が選びに行くように間隔をあけましょう。
ご家族にも参加していただきたい気持ちはありますが、今回は遠慮していただきましょう。ご家族全員がワクチンを打っているとは限りませんし、無症状感染の方がいるかもしれません。長い期間面会制限をしているのに、イベントだけ参加可能にするのは本末転倒ですね。
ビデオを撮ってホームページに載せたり、YouTubeにアップしたり、ご家族がイベントを見ることができるような方法はあります。
コロナが落ち着くまでは、安全第一に考えましょう。
おすすめの練習方法!
夜勤や休み、早出に遅出、勤務シフトってたくさんありますよね。メンバー全員がそろって練習をする機会って、本当に数えるほどしかありません。誰かが休みに出てきたり、日勤が終わって残業の形で集まるとか考えがちです。
筆者も休みに出たり、早出なのに1時間以上時間をつぶして集まったりしていました。ですが、現在では皆さんスマホを持っていますよね。
グループラインを作って、ダンスの原案を動画に撮ってメンバーに送って、どうするか意見を出し合ったりできます。ダンスが完成したら、音楽に合わせて、動画を見ながら練習できます。
そうすれば、個人練習ができるので、全員で何度も集まって練習しなくても本番を迎えられます。
準備はどうするか?
買い物は上司に相談しながら、人手のある時間帯に外出させてもらいましょう。
屋台を組み立てたりするときも、あらかじめ勤務表を作る段階で、メンバーが同じ日に出勤できるように調整してもらうことで、1~2日でできるでしょう。
どうしても職員だけではイベントができない場合、外部のボランティアを頼んでもいいのでしょうか?
コロナ以前は、地域のボランティアの方たちも参加していただくことが多かったと思います。「歌・踊り」「マジック」「落語」などでグループ活動されている方はたくさんいます。
ですが今はコロナの影響で、外部の方は施設に入ることもできないところが多いです。
家族さえ面会制限がされているので、外部のボランティアをお願いするのは難しいかもしれません。
ボランティアをお願いするのであれば、事前にワクチン接種が済んでいるか確認して、できればPCR検査、最低でも抗原検査を受けてもらって陰性が証明できる方にお願いするといいでしょう。
もし入居者にウケなかったらどうする?
真剣に考えて、いっぱい練習してそれでもウケないこともあるでしょう。
そんな時は司会者が次の出し物に誘導したり、ダンスやマジックはわざと間違えて、笑いを誘うといいかもしれません。
終わった後に反省会をして、なぜウケなかったのかしっかり考えましょう。
ポイントとして
出し物が利用者にわかる内容だったのか?
- 歌は高齢者になじみのあるものだったのか
- ダンスのテンポが早かったり、複雑すぎていなかったか
職員だけで楽しんでいなかったか?
- 歌やダンスに誘ったか
- 声をかけたり、「こうするんだよ」と振付を教えたりしたか
マジックや二人羽織の時の声の大きさや、身振り手振りはどうだったか?
- 全員に聞こえるような声の大きさと早さだったか。
- 身振り手振りは見えていたか
- 利用者を巻き込むような声掛けをしたり、参加してもらうような工夫をしたか
もしウケない出し物があったのであれば、来年に生かせるように文章に残しておきましょう。
まとめ
- 認知症の方にも喜んでもらえる余興って?
- いつから練習する?シフト制の勤務で、みんなが揃わない!どうすればいいの?
- 新人なので、何をどうすればいいのか全く分からない!!
- そもそもどうしてイベントがあるの?
- コロナ対策はどうすればいいの?家族は参加してもいいの?
高齢者施設での季節ごとのイベントでも、クリスマスは特別です。しかもコロナの影響で、今までとはかなり違う対応をしなければいけません。
その中でも、高齢者にウケる余興を7つご紹介します。
- 歌と創作ダンス
- 二人羽織
- ビンゴゲーム
- 駄菓子屋さん
- マジック
- ホットプレートでクリスマスケーキつくり
- 地域のボランティアを招く
個々に見ていきましょう
1.歌と創作ダンス
歌は利用者様にわかる歌を選びましょう。普段よくかけている曲や、口ずさむことが多い曲がいいですね。
ダンスは座ってできるものを作りましょう。転倒を予防し、車いすの方も楽しめるものがいいです。
1から作るのが大変な時はYouTubeで「○○体操」と調べると、色々なものが出てきます。参考になりますよ。
2.二人羽織
笑いを取るには一番おすすめです。
2人の動きが絶妙なほどウケますよ。何か食べるのが定番ですが、お化粧をするのも笑えます。
3.ビンゴゲーム
イベントの定番ですね。クリスマスプレゼントを渡すときにゲームとして行います。カラオケマシンにビンゴ機能が付いていることがありますので、確認してみてください。
カードの番号に合わせて穴をあけていくだけなので、一人の職員で2~3人の利用者様を対応できるのもいいところです。
4.駄菓子屋さん
屋台のようなものを作れば、気分がさらに盛り上がりますね。
面倒でも1度作ってしまえば、毎年、色々な場面で使えます。
窒息の心配のないお菓子を選びましょう。お饅頭やカステラ、バウムクーヘンなど、大袋(個包装)の物を買えばお安く提供できますよ。
5.マジック
余興の定番ですね。マジックが得意な職員がいればありがたいですが、最近では100均でもマジックアイテムはたくさん売っています。
身振り手振りを大きくして、利用者様によくわかるように大げさに動きましょう。失敗をして笑いを取るのもアリです。
6.ホットプレートでクリスマスケーキつくり
職員がホットプレートでホットケーキを作って、それに利用者様が自分でクリームやフルーツ、チョコレートなどで思い思いに飾り付けをしてもらいます。
利用者様がホットプレートを触ることはないので、やけどの心配はないですし、生クリームは市販の袋に入ったものを、フルーツやチョコレートはボウルに数種類準備して、紙皿に自分が欲しいものを職員に入れてもらうことで、利用者様が素手で触ることを防止します。
自分のケーキだけを触ることになるので、衛生面でも安心です。
ご家族が参加されていたころは、ご家族とワイワイ言いながら楽しんで作っていただいていました。
7.地域のボランティアを招く
施設の職員配置などの状況によってはイベントを開催するのが難しい場合もあるかもしれません。
地域にはカラオケ、マジック、踊りなどの活動をしているグループがたくさんあります。
今はコロナの影響で、外部の人に来てもらうのは難しいかもしれませんが、ワクチン接種の状況や、入館前に抗原検査を受けていただくなどの対応が可能であれば、協力していただけるかもしれませんよ。
余興をするにあたって、気をつけるポイントを3つ紹介します。
- 高齢者にわかるもの
- 高齢者も一緒にできるもの
- 午後からの2時間程度でできること
1.高齢者にわかるもの
イベントの主役は高齢の利用者様です。職員だけがわかって、楽しければいいというものではありません。
利用者様と一緒に楽しめるように出し物を考えましょう。
2.高齢者も一緒にできるもの
踊りは座ってできるものを考えてください。転倒のリスクが少なく、車いすの方もできるようにしましょう。
マジックは部分的に参加してもらえる工夫をしましょう。参加型にすることで、「自分も参加している」という実感がわきます。
3.午後からの2時間程度でできること
高齢者施設ではイベントは昼食後の2時間程度で行われることが多いです。
利用者様の体力的なことを考えると、2~3時間が適当でしょう。
デイサービスでは午前・午後と行われることもあります。
ご家族が参加されていたころは、土曜や日曜に行っていましたが、コロナで面会制限がある昨今では、職員が確保しやすい平日に行っているところが多いようです。
準備はいつから始めるのがいいのでしょう。
どこの施設でも、行事委員のような担当がいるはずです。その人を中心に計画が進められます。予算が決まったら、候補に挙がった出し物がいくつできるか、各出し物にどれだけのお金が使えるのか大まかに決まってきます。
買い物や、プレゼントの準備、ダンスや余興の練習などにかかる時間を計算すると、遅くても1か月くらい前からできる準備を始めましょう。
コロナ対策はどうすればいいでしょう?
歌やダンスは透明のビニールなどを天井から吊るしたりして仕切りれば、抗原検査でマイナスを条件に一時的にマスクを外すのは大丈夫でしょう。
二人羽織であればマスクをしていることもネタにできますよね。
マジックであればマスクにカラフルな絵をかいたり、工夫は可能です。
マスクをすることで、声の大きさや話す速さには注意が必要ですが、マスクを利用してアイテムの一つにすることは可能です。
駄菓子屋さんやケーキを作るときには、利用者様にも手指消毒をしてもらいましょう。駄菓子(個包装)などはひとりが触ったら、アルコールタオルで拭くのもいいかと思います。
デイサービスなどでは、一人がお菓子を選び終わってから、次の利用者様が選びに行くように間隔をあけましょう。
ご家族にも参加していただきたい気持ちはありますが、今回は遠慮していただきましょう。ご家族全員がワクチンを打っているとは限りませんし、無症状感染の方がいるかもしれません。長い期間面会制限をしているのに、イベントだけ参加可能にするのは本末転倒ですね。
ビデオを撮ってホームページに載せたり、YouTubeにアップしたり、ご家族がイベントを見ることができるような方法はあります。コロナが落ち着くまでは、安全第一に考えましょう。
おすすめの練習方法!
夜勤や休み、早出に遅出、勤務シフトってたくさんありますよね。誰かが休みに出てきたり、日勤が終わって残業の形で集まるとか考えがちです。
ですが、現在では皆さんスマホを持っていますよね。
グループラインを作って、ダンスの原案を動画に撮ってメンバーに送って、どうするか意見を出し合ったりできます。
ダンスが完成したら、音楽に合わせて、動画を見ながら練習できます。そうすれば、個人練習ができるので、全員で何度も集まって練習しなくても本番を迎えられます。
準備はどうするか?
買い物は上司に相談しながら、人手のある時間帯に外出させてもらいましょう。
屋台を組み立てたりするときも、あらかじめ勤務表を作る段階で、メンバーが同じ日に出勤できるように調整してもらうことで、1~2日でできるでしょう。
どうしても職員だけではイベントができない場合、外部のボランティアを頼んでもいいのでしょうか?
今はコロナの影響で、外部の方は施設に入ることもできないところが多いです。家族さえ面会制限がされているので、外部のボランティアをお願いするのは難しいかもしれません。
ボランティアをお願いするのであれば、事前にワクチン接種が済んでいるか確認して、できればPCR検査、最低でも抗原検査を受けてもらって陰性が証明できる方にお願いするといいでしょう。
もしウケなかったらどうする?
そんな時は司会者が次の出し物に誘導したり、ダンスやマジックはわざと間違えて、笑いを誘うといいかもしれません。
終わった後に反省会をして、なぜウケなかったのかしっかり考えましょう。
出し物が利用者にわかる内容だったのか?
- 歌は高齢者になじみのあるものだったのか
- ダンスのテンポが早かったり、複雑すぎていなかったか
職員だけで楽しんでいなかったか?
- 歌やダンスに誘ったか
- 声をかけたり、「こうするんだよ」と振付を教えたりしたか
マジックや二人羽織の時の声の大きさや、身振り手振りはどうだったか?
- 全員に聞こえるような声の大きさと早さだったか。
- 身振り手振りは見えていたか
- 利用者を巻き込むような声掛けをしたり、参加してもらうような工夫をしたか
クリスマスを含め、高齢者施設でのいろいろなイベントも、コロナの影響でできなくなったり、家族が参加できなくなったりしています。
利用者様に喜んでいただくために職員はみんな頑張って知恵を出し、工夫をしています。
短い練習時間、少なめの予算、少ない職員、コロナのせいで外部のボランティアにも頼れない。それでも、少しでも笑っていただくために、楽しんでいただくために頑張っています。
経験の少ない職員も、この記事を読んで参考にしてもらえたらと思います。
最期に、介護のことをもっと知りたいという方に、介護職員にもためになる情報がたくさんある「老人ホーム検索サイト みんなの介護」を紹介します。
もちろん介護のことで悩んでいる家族の方にもおすすめです。様々なコンテンツがあり、とても参考になります。
みんなの介護
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