長谷寺のだだおし2022!牛玉札の受付は?みどころや混雑予想は?

冬も深まり、朝起きるのが厳しい季節になりましたね!

突然ですが2月といえば何を思い浮かべますか?

節分、バレンタイン、梅祭り…などなどありますが、今回は、長谷寺の2022年に開催される「だだおし」についてご紹介いたします!

「だだおし?なんだそれ?」そんな声が聞こえてきそうですが、

2月を代表する奈良県の長谷寺で行われるお祭りです!

  • 「お祭り!?行きたい!どんなことをするお祭り?」
  • 「だだおしに行ってみたいけど、どれくらい混雑するの?」
  • 「長谷寺周辺のグルメや宿も知りたい!」

そんなあなたのための記事になります。

この記事を読み終えれば、

  • だだおしが開催される長谷寺について
  • だだおしについて
  • だだおしの開催される長谷寺周辺のおすすめグルメや宿について

などがわかるようになっています!

それではさっそくまいりましょう!

長谷寺のだだおし2022!

だだおしとは?

 

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※今年のだだおしの有観客での開催は、まだ決定しておりません。

最新情報は、公式ホームページに掲載するのとのことなので、ぜひチェックしてください。

奈良大和路の花の御寺 総本山 長谷寺
奈良大和路の花の御寺、総本山・長谷寺。真言宗豊山派。由来や寺宝の紹介、行事や四季の花、お祭りの紹介、写真ギャラリー。

毎年、修二会(しゅにえ)の最終日の2月14日に奈良県桜井市にある長谷寺で行われる鬼を退治するための儀式です。

「修二会」とは、全国の仏教寺院で行われる法会(仏教儀式)の一つです。お正月の1月1日〜7日は「修正会」といい、2月8日〜14日を「修二会」といいます。

長谷寺では、この修正会と修二会を通して新しい年を迎え平和と安全を祈願しています。

修二会というと有名なのは、東大寺の「お水取り おたいまつ」がありますね。

この東大寺の「お水取り おたいまつ」と長谷寺の「だだおし」は大和二大火祭りと言われています。

修正会と修二会では声明(しょうみょう)という僧侶が歌うように唱えるもので、だだおしはその最後を締めくくる儀式・大イベントのようなものの位置付けですね。

正式には追儺会(ついなえ)と呼ばれます。

昔は2月14日の午後6時から行われていましたが、近年は寺院の保護や防火などの理由により、午後3時から行われています。

長谷寺の公式チャンネルに様子がわかるものがあるので、YouTube動画を参考にしてみてください。

修正会・修二会 The chanting of Buddhist hymns

「だだおし」の由来

「だだおし」という名前の由来については、長谷寺の公式サイトにいくつか説の記載がありました。

「だだ」とは、閻魔大王(えんまだいおう)の持ち物で、生前の行為を審判し懲罰を加える杖のことであるとする説や、疫病神を駆逐する「儺押し(だおし)」から来たとする説や、「閻浮檀金宝印(えんぶだごんほういん)」あるいは「檀拏印(だんだいん)」を人々の額に押す「檀拏押し」から来たという説、「だだだ・・・」と鬼を追い出す所から来たという説等、諸説があって定かではない。

だだおしの概要

それでは、この「だだおし」ではいつどんなことが行われるのでしょうか?

<日程>毎年2月14日

<時間>15時より

<場所>総本山 長谷寺

〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731-1

TEL.0744-47-7001

 

例年のだだおしがよくわかるYouTubeの動画をご紹介します。

2016長谷寺だだおし Festival in the next spring of "dadaosi" at hasedera

鬼が堂外で、重さ100kgを超える巨大な大松明(たいまつ)とともに暴れ回るさまは迫力満点です!

国宝に指定されている本堂や幕が、今にも焼き尽くされそうな勢い!実際に足を運んで、その迫力を実感しに参加したいお祭りです。

だだおしの歴史

長谷寺の伝えによると、長谷寺の徳道上人(とくどうしょうにん)が、養老2年(717)に病にかかりました。

夢うつつの間に、閻魔大王から「死んではならぬ。早く立ち返って西国三十三カ所観音霊場を開くように」とお告げがありました。

その時に、「閻浮檀金宝印(えんぶだごんほういん)」(またの名は「檀拏印(だんだいん)」)という金印を授かりました。

そして修二会の最終日に、この宝印を参詣した善男善女の額に押し当て「悪霊退散」や「無病息災」の加持祈祷をしたことから、「だだおし」という名があるといわれています。

717年からあるという、1300年以上もの歴史を持つ由緒あるお祭りなのです!

また、「だだおし」は、正式には「追儺会(ついなえ)」とも言われます。

古くは、旧正月の十四日の午後6時から行われていましが、文化財の保護や防火の観点、また遠方からの参詣される人たちの利便性のために、最近では午後4時から行われています。

だだおしには「鬼」が欠かせないわけですが、その鬼は地元の青年団の方が演じられるそうです。

鬼とともに巨大な大松明が豪快に動きまわるのですが、その松明は鎮火させられたあとの燃えかすや、火の粉は無病息災のご利益があると言われています。

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そのご利益を求めて大きな「まき」を担いで帰る男性や、小さな燃えかすを持って帰る女性がたくんさんいるんです。

地元民にとっての一大イベントは、どんどん知名度が上がり遠方からも多くの人がやってくるようになったのですね。

長谷寺の歴史やご利益は?

長谷寺は初瀬寺ともいわれるように、奈良県の桜井市初瀬(はせ)という場所にある真言宗豊山派の総本山の寺院です。

御本尊は、十一面観音です。

ご利益は、「美」、「富」、「縁結び」です。

686年に弘福寺(ぐふくじ)の道明上人が天武天皇の病気平癒祈願のために「長谷寺銅板法華説相図(はせでら どうばん ほっけ せっそうず)」を安置したことが歴史の始まりとされています。

「長谷寺銅板法華説相図(はせでら どうばん ほっけ せっそうず)」は1963年に国宝にも指定されている7世紀の仏教工芸で、仏像の形式や作り方はこの時代の傑作です。

727年に聖武天皇の勅願によって、徳道上人が十一面観音を祀る本堂を建造しました。

十一面観音は高さがおよそ10メートルある木造の観音様です。この観音様の像は右手に錫杖という杖、左手には蓮華の入った水瓶を持っています。観音菩薩の慈悲と、地蔵菩薩の救済の祈願を表しています。

その後、長谷寺は数多くの人々の信仰を集めどんどん栄えていきましたが、944年に火災に合い、さらに1536年の火災によって全て燃えてしまったため、現在の本尊十一面観音立像は1538年に造像されたものになります。

その後真言宗豊山派の総本山として、また西国三十三所第八番札所といて、約200万人の壇徒者がいます。

この十一面観音菩薩に救いを求めて古くから多くの女性が奈良の長谷寺を訪れたと言われています。

古くから多くの女性が祈ったのは「美」と「縁結び」のご利益ということで、今も昔も願うことは一緒なのかもしれませんね。

『源氏物語』や『枕草子』などの古典にも登場するんです。「美」と「縁結び」は女性の永遠のテーマですね。

現在も「花の御所」としても四季を通して多くの注目と魅力を発信し、信仰を集め続けています。

長谷寺の入山案内

アクセス

所在地:〒633-0112 奈良県桜井市初瀬731-1

TEL:0744-47-7001

近鉄大阪線長谷寺駅下車、徒歩15分

入山時間  8:30〜17:00(4月〜9月)

  • 9:00〜17:00(10月〜11月、3月)
  • 9:00〜16:30(12月〜2月) ※牡丹まつり期間等時間延長あり

入山料金

個人 大人:500円/中・高校生:500円/小学生:250円

障害者手帳掲示の場合250円(同伴者1名に限り障害者割引適用)

長谷寺のだだおしといえば”牛玉札”

「だだおし」といえば、欠かせないのが「牛玉札(ごおうふだ)」です!

長谷寺の御本尊、十一面観音さまを造像した「徳道上人」が、閻魔大王から授かったといわれる宝印を押した「牛玉札」の力で、大松明を持つ鬼たちを退散させます。

この「牛玉札」は、だだおしの法要にて仏さまのご加護を賜り、災厄を追い払うご利益がとても高いといわれています。

「牛玉札」のご利益、ぜひ授かりたいですよね!

「牛玉札」の受付は、インターネットからの申し込みもできますが、だだおしの当日に現地で「牛玉札」を申し込むと、本堂内で参列でき宝印を直接「牛玉札」と額に押印をしていただけるのです!

一体:3,000円 サイズ約38.5cm × 横11cm

現在のところ、今までは希望者全員が受けるとることができ、本堂内で参列もできているようで、SNS上でも「牛玉札」を授かれなかったという方は見当たりませんでした。

入山可能時間は、9:00〜になりますが、例年、早朝から並ばなくても授与していただくことは可能だということでした。

やはり穴場な長谷寺のだだおしですね!

しかし、今後の混雑具合やコロナウィルスの影響によっては、人数制限や2021年同様に無観客での法要になるかもしれないとのことです。

12月現在では、だだおしに有観客での開催は決まっておらず、公式ホームページにて掲載します、とのことでした。

今後のしっかりと動向をチェックしていきましょう!

奈良大和路の花の御寺 総本山 長谷寺
奈良大和路の花の御寺、総本山・長谷寺。真言宗豊山派。由来や寺宝の紹介、行事や四季の花、お祭りの紹介、写真ギャラリー。

牛玉札の取り扱いについて

では、授与していただき持ち帰ったお札の祀り方など気になりますよね。

公式ホームページに記載がありましたので、引用させていただきます。

牛玉札の取り扱いについて

届きました牛玉札は部屋の出入口、玄関、門等、粗末にならない所に貼り付けてお祀りください。方角に決まりはございませんが、日頃から人の通る目の届く場所がよろしいでしょう。

(大本山 長谷寺公式ホームページ)

方角などは気にせず、自分がよく目にする場所にお祀りすれば良いんですね!

よく目にすることによって、災厄を追い払うご利益をより感じられるようになることが大切なのかもしれません。

また、場所に決まりはなくても、ご利益をいただきたいのであればしっかりと敬意を払い、こまめに掃除し、きれいな空間を維持することを心がけましょう。

1年経ったら、お礼の念を込めて返納しお焚き上げしていただくようにしましょう。

災厄を追い払う最強のご利益のある「牛玉札」。

十分にご利益をいただくために、取り扱いにも注意しましょう!

だだおしの見どころ3選とスケジュール

だだおしのお祭りについて、当日の見どころとスケージュールをもう少し詳しく見ていきましょう!

見どころ1:重さ100キロ超えの大松明!三匹の鬼が暴れまくる!

一つ目の見どころは、なんといっても本堂の外側で赤鬼・青鬼・緑鬼がのたうち回るさまです。

「うおお〜〜〜〜〜!!!!」と叫びながら観客へ迫り暴れ回る鬼は、もう迫力満点!!

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