お子様が中学入学を控えたお母様方!準備は順調にすすんでいますか?
小学校と違い、中学では制服になるところが多いですよね。指定用品があったり、部活動のユニフォームを購入したり、色々お金もかかりますよね。そんなとき、上の子が卒業するから、そのまま制服を使いまわそうかしら?
ご近所の方がお下がりをくれると言っているけど、いただいてもいいかしら?
でも・・・
お下がりの制服を着せるのはかわいそう!?
と、気になりますよね。まだ着られるのにまた新しいものを購入するのも何だか腑に落ちない。決して安くないものだし、着られるなら着てほしい!と思う反面、
毎日着用するものだし、すでに3年(もしくは、それ以上)着ているものを、わが子に着せるのも・・・と、日々、脳内会議が開催されているのではないでしょうか?
そんなお母様方に向けて、お下がり制服のメリット・デメリット、お手入れ方法やお下がりをいただいたときのお礼の相場をご紹介していきたいと思います!
学生服のお下がりはかわいそう?
まず、はじめに、なぜお下がりはかわいそうだと言われがちなのでしょうか?
新品購入された制服特有のパリッと感や色味など、どうしても見た目に違いが出てきやすいですよね。新品同様、見た目でわからなければ、自分から新品だ、お下がりだということはないでしょうけれど、ほつれや日焼けなどしていると、見た目でも新品でないことは明らかです。
そういう点からかわいそうだと言われがちなのです。
ですが、自分たちの学生時代を振り返っても、クラスには1~3人はお下がりの学生服の人がいたはずです。同性の兄弟姉妹がいるところはそのまま使えますが、意外とお下がりを探すのも大変なようです。
最近では制服のリユースショップも増えてきているので、お下がりに対しての悪いイメージも薄れてきています。
お下がりのメリット・デメリットは?
お下がりの学生服を検討しているものの、どんなメリット、デメリットがあるかご存知ですか?
メリット1 金銭面
お下がり制服のメリットはなんといっても金銭面ですね。制服の相場をご存知ですか?
- 男子 50,000円~80,000円
- 女子 60,000円~100,000円
(夏服・冬服合わせて)
若干女子の方が高い傾向にありますね。また、セーラー服かブレザーかによっても値段が異なります。ブレザーの女子の制服が高い傾向にあります。
3年間の洋服代だと思えば安いかもしれませんが、お下がりですませられるなら、これだけのお金が他のところに回せるわけですから、大きいですよね。
メリット2 予備として置いておける
1着では汚れた時の洗い替えがありませんよね。週末に汚れてしまったならまだよいですが、もし、月曜に汚れてしまったら、汚れが落とせるか、乾かせるかわかりません。そんなときは、いただいたお下がりを予備で置いてあると安心ですね。
新品で2着買うのはお金もかかるし、本当に必要かどうかわかりません。そんな時は洗い替えとして、もう1着あると安心ですね。
メリット3 成長したら買い替えられる
1年生~3年生までの間に成長期で制服のサイズが合わなくなっても新しく買いなおすことに抵抗がすくないのではないしょうか。
新品で2着目を買うよりもお下がりからの買い替えであれば1着目を買うのと同様の金額ですみますよね。
メリットがある一方、デメリットも当然あります。
デメリット1 見た目が違う
パリッとした感じや新品特有の香りなどはありません。
しかし、周りの子は新品だろうとお下がりだろうと気にする人がいるでしょうか?新品かどうか気になるのも4月のうちだけ。だんだん着用しているうちにみんな新品感は薄れてきます。
着用する本人が問題なければ気にする必要はないでしょう。
デメリット2 サイズがぴったりではないかも
お下がりということは、前に着ていた人のサイズに合わせて購入されたもの。
同じ背丈でも同じように成長するとは限りません。最初は良くても、3年間着られるかどうかは成長してみないと分かりませんよね。特に男子は3年間で30㎝背が伸びる子や女子では胸のふくらみで胴回りのサイズが合わなくなることも。
3年後の子供の体型に合わせて制服を購入するのは至難の業。お下がりに限ったことではないので、こちらもそれほど気にしなくてもよいでしょう。
デメリット3 自分の前に誰か袖を通している
これは精神論になってしまいますが、やはり新品にこだわる子もいますよね。
すでに袖を通した制服を着るわけですから、自分のために用意してもらったというのが薄れてしまいます。高額な制服ですし、親から「おさがりでいいよね?」なんて言われたらいいよと答える子が多いでしょう。
ここは着用する本人ときちんと話し合って決めてあげましょう。決めつけた言い方ではなく、「おさがりがあるけど、どうする?」など、本人が選択しやすい環境にしてあげましょう。
お下がり制服を着ることに子供は抵抗があるの?
制服に限ったことではありませんが、上にお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる子たちはお下がりに慣れている為、それほどお下がりに対して抵抗はありません。
ものすごく汚れが目立つ、ほつれがひどいなどでない限り、着られれば大丈夫と考える子が多いでしょう。
少し気になるのは、長子や一人っ子でお下がりに慣れていない子たちです。常に自分の為に新品を用意されていることが多いため、制服のお下がりは少し抵抗があるかもしれません。
これは、本人としっかり話し合う必要がります。抵抗なく受け入れられる子はお下がりを貰いましょう。抵抗がある場合は、新品を購入し、お下がりは予備としておいておくなどで対応するとよいでしょう。
学生服のお下がりをいただいた!お礼はいくら払う?
実際購入すると10万円近くするというのは先ほどご紹介しました。
その制服をいただいたわけですから、お礼をしないというのも気が引けますよね。相手が見返りを求めていないとしても、やはり礼儀としてお礼を渡す方がほとんどです。
現金で渡すとちょっと生々しい・・・ということで、Quoカードや図書カードを渡す方が多いです。もしくは、好きなお菓子や食べ物などをお渡しする傾向にあります。
金額の相場は3,000円~5,000円程度。新品で制服を購入することを考えたら安いですよね。親しき中にも礼儀あり。今後のお付き合いのことも考えて、なるべくお礼は渡した方がよいでしょう。
お下がり学生服のお手入れ方法は?
制服はクリーニングに出すものだと思っていませんか?実は、最近の制服は自宅で洗えるものも増えてきているんです!制服の洗濯表示を確認してみましょう。
まず、洗濯する前に穴が開いていたり、ほつれていたりしないか確認しましょう。もし、補修が必要ならば、洗濯前に行いましょう。補修せずに洗濯をしてしまうと、穴が広がったり、よけいほつれてしまう可能性があります!ここは慎重に確認しておきましょう。
自分で修正できる程度の穴やほつれならば、自分で行いましょう。裁縫に自信がない人は販売元に連絡をして補修してもらいましょう。補修に出す場合は納期などもあるため、お下がりをいただいたらなるべく早い段階で確認しておいた方がよいでしょう。
修繕がおわったらいよいよ洗濯の準備です。手洗い、洗濯機どちらで洗えるか確認しましょう。
こちらでは洗濯機での洗濯方法をご紹介していきます。
洗濯機での洗濯方法
- 汚れやほこりを落とす
- ファスナーやボタンをしめてネットに入れる
- 表示ラベルにあった洗濯コースで洗う
- 洗濯が終わったらすぐに取出し、しわをのばす
- 陰干しする
詳しい洗い方はこちらをご覧ください。
参考:体操服の黄ばみや汚れの落とし方は?
中学に限らず、幼稚園・保育園、小学校では体操服を着用しますよね。
学生服に限らず、体操服のお下がりをいただくこともあるでしょう。制服よりも汚れやすいため、念入りに洗濯が必要かもしれません。でもあきらめる必要はりません!白さを取り戻す方法をご紹介します。
特に目立つ汚れとしてあげられるのは黄ばみ汚れ。
黄ばみ汚れの主な原因は皮脂汚れです。皮脂汚れには弱アルカリ性の洗剤を使うのが効果的です。洗濯用固形石鹸と食器用洗剤での洗い方をご紹介します。
1.洗濯用の固形石鹸で洗う
- 固形石鹸を黄ばみに直接こすり付けてもみ洗いする
- 弱アルカリ性の洗濯洗剤で通常通り洗濯をする
2.食器用洗剤で洗う
- 40度程度のお湯に黄ばみ部分を浸す
- 黄ばみ部分に直接食器用洗剤を薄くかける
- 洗剤をかけた部分を擦りあわせてもみ洗いする
- お湯で洗剤をすすぎ落して弱アルカリ性洗剤で通常通り洗濯をする
自分の家の洗剤は弱アルカリ性なのかどうかはパッケージの成分表に書いてあるので確認してみましょう。
少し手間はかかりますが、新しく買うよりもコストがかかりません。ここは手間をおしまず、1度挑戦してみてください
まとめ
- 学生服のお下がりはかわいそう?
- おさがり学生服のメリット・デメリットは?
- お下がり学生服を着ることに子供は抵抗あるの?
- 学生服のお下がりをいただいた!お礼はいくら払う?
- お下がり学生服のお手入れ方法は?
- 参考:体操服のお下がりのきばみや汚れの落とし方は?
お下がりの学生服について、ご紹介してきました。
決して安くない制服ですから、お下がりをいただけるならありがたい話ですよね。ですが、着用する本人が納得していることが1番重要です。3年間着用するものですから、嫌な気持ちを抱えて通わせるのは親としても辛いですよね。
お下がりでも、少しでも綺麗にしてあげられるよう、ホームクリーニングの方法や補修方法もご紹介しました。洋服と違い、作りや扱い方が少し複雑ですので、無理せず業者にお願いすることも視野に入れましょう。
お下がりをいただいた場合は、なるべくお礼を渡しした方がよいでしょう。譲った本人は見返りを求めていなくても、今後のお付き合いを考えると、お互いのためにもなるべくお渡しすることをおすすめします。
自分が中学生だった頃は誰がお下がりか、新品の制服かなど、全く気にしたことがなかったので、普通に着られるようならば、お下がりでも特に問題はないでしょう。
お下がりであることで、陰口を言う、いじめてくるような子がいるなら、その子との関係は考え直した方がいいでしょう。
最近では制服のリユースショップも増えてきていますし、フリマアプリの普及で、人が一度着た物=お下がりに対して抵抗感がある人も少なくなってきているのではないでしょうか。
何度も繰り返しますが、着用する本人の意思を大切にしてあげてくださいね。
お下がりの制服のことで悩んでいた気持ちが、この記事を読むことで手助けできたなら幸いです。これから楽しい中学生活が送れますように!
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