日本の大晦日は、実家に帰省して家族と年越しそばを食べながらのんびりするのが一般的ですよね。
一方で、海外の大晦日の過ごし方にはどんなものがあるのでしょうか?
わたしも実際に海外生活での大晦日の過ごしましたが、日本との大きく違うのでかなり戸惑ってしまった記憶があります。
今回はそんな様々な海外の大晦日の過ごし方について、私の体験談とともにご紹介します。
この記事を読むと、世界一周グルッとサクッ知ることができるので、お友達やご家族との会話に、今後の海外旅行計画に役立ちますよ。
海外の大晦日はどのように過ごしている?
アメリカの大晦日はカウントダウンと同時にキス?
アメリカでは特にこれといって特別な大晦日の風習はないようですが、毎年恒例で話題になるのがニューヨークのタイムズスクエアで行われるカウントダウンライブ。
毎年100万人もの人が集まるようですよ。
ミュージックライブは20時から始まり、カウントダウンまで止まることなく盛り上がりをみせます。
そしてアメリカでは、カウントダウンと同時に恋人とキスするというのが恒例で、街のそこら中でカップルたちがキスしているのが見れます。
恥じらいの国日本ではなかなか見られない光景ですよね。
ドイツの新年を占う恒例行事とは?
ドイツは大晦日を【シルベスター(Silvester)】と呼び、西暦335年12月31日に死去された聖人であるローマ法王シルウェステル1世の命日というのが由来だそうです。
ドイツでは少し変わった風習があり、それは「ブライギーセン(Bleigießen)」という新年占いです。
どうするかはとても簡単で、スプーンの上に鉛をのせ、それをロウソクの炎で溶かし冷水に流します。
それでどんな形になったかを見て新年を占う、日本の神社でおみくじと似ていますね。
最近は環境保護の問題から、鉛は販売禁止されて代わりにワックスのものが販売されています。
そしてドイツでは友達と一緒に過ごす人が多く、【プロセッコ(Prosecco)】という、イタリアンスパークリングワインで乾杯するのが恒例です。
家庭で大晦日を過ごす人たちは、「Dinner for one(一人でディナーを)」コメディー番組を見るということが大晦日の醍醐味となっています。
日本でいう「紅白歌合戦」のような、長年続く大晦日恒例番組だそうです。
そのほかにも、マジパンで出来た幸運のブタや、四つ葉のクロバーをプレゼントするのも恒例です。
イタリアの大晦日恒例の大晩餐会「チェノーネ」
イタリアの大晦日はレストランで大晩餐会「チェノーネ(cenone)」というのも恒例です。
20時頃から年明けまで、前菜からデザートまでのフルコースをゆっくり時間をかけて食べます。
チェノーネの定番料理は主に3つ【ザンポーネ(Zampone)】、【コテキーノ(Cotechino)】、【レティッキエ(lenticchie)】があります。
ザンポーネとコテキーノは豚肉や脂を詰めたソーセージで、コテキーノは腸に詰められていて、ザンポーネは豚足の皮に詰められています。
初めて見る人はお皿に足の形が乗っているので驚かれるかもしれませんが、脂がのって美味しいですよ。
イタリアでは、「豚は幸運を呼ぶ縁起物」として特別な日に食べるという風習があります。
レティッキエは、レンズ豆の煮込み料理です。
レンズ豆は小銭の形に似ていることから、繁栄や金運の象徴として新年の特別な日に食べます。
豆が縁起物というのは、日本と共通していますね。
そのほかにも、「大晦日に赤い下着を身につけると幸運がやってくる」という言い伝えがあり、12月のお店には赤い下着がずらっと並びます。
なかなかセクシーな大晦日ですよね。
ブラジルは白い服で新年を祝う?
ブラジルはの街では特設ステージが設けられ、音楽ライブなどで新年を踊り明かすのが恒例のようです。
さすがは情熱の国ブラジル!
日本では新年になると同時に除夜の鐘が鳴り響きますが、ブラジルは街の至る所から花火が次々に上がります。
あと、ブラジルでは新年に「平和の象徴の白を服」を着る風習があり、1年何事もなく平和に過ごせることを願って大晦日から着ている人がほとんどです。
そのため、12月になると街のショーウィンドウは白一色に染まります。
中国は年越し餃子?
中国は旧暦のお正月を祝うので、旧暦の大晦日で説明します。
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