年が明けたらまず初めに出かけるところは初詣、という方は多いのではないでしょうか?
中でも女性は振袖を着て初詣へ行くという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、初詣の時期とても寒く、寒いのが苦手な女性は生理中だと体調への影響が気になりますよね。
そこで、この記事は20代の女性で初詣の参拝と女性の体調の関係について調べている方向けに解説します。
お正月に生理になったら初詣に行くのはNGなの?
生理と初詣の関係
古来より神社では血は穢れたものとされていたので、そのようなものを神聖な場所である神社に持ち込んではいけないという考えがあったようです。
「穢れ(けがれ)」という言葉を聞いて、「汚れ」を連想する方が多いかもしれません。しかし、この「けがれ」、実は「気枯れ(けがれ)」のことを表しているという説があります。
気枯れは気が枯れる、つまり元気のない状態の事を指していて、気分が落ち込んだり病気などで体力が落ちてしまったことを言っているのです。
そのような状態で寒い中無理に初詣に行くと余計体調を崩してしまうかもしれません。
安静にして、元気な状態になってから改めて神様にお目通りするために、参拝に行かずにお休みする期間を設定したと考えられています。
ところで、神社に勤める巫女さんは女性ですが、体調がひどくない限りは生理中も働いています。
では、生理中はどのような勤務をしているかというと、「本殿のような神聖な場所には入らない」、「祭典や神楽舞などは行わない」ことに注意しているそうです。
これは、体への負担や粗相がないようにするための配慮だそうです。
しかし、人数の少ない神社では勤務内容の交代も出来ない場合があるため、そのような場合は無理のない範囲で勤務をすることになるようです。
鳥居をくぐってはいけない?
ご年配の方から生理の時に神社にいったり鳥居をくぐったりしてはいけないと注意された方がいるかもしれません。
こちらも「気枯れ」の考えが元になっています。
体力や気持ちの落ち込んでいる中で出かけるということは心身への負担が出てしまい、そのような状態で神様にお会いすることは避けるべきだと考えられています。
気になる場合は鳥居をくぐらずに参拝する方法もあります。
鳥居の外から神様に向かって手を合わせることで、「遥拝(ようはい)」することが可能です。
遥拝は神社仏閣を遠くから神仏を拝むことで、気持ちさえあればどこからでもお祈りすることができます。
鳥居の外や自宅からでもお祈りすることが出来ますので、古くからの言い伝えが気になる方は、遥拝することで神様への感謝や敬意を伝えることができます。
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