本格的に寒い日が始まる中、今年一年も終わりに近づいてるなと感じますね。
今年最後のビックイベントといえばクリスマス。
毎年ゆっくりする暇もなく、クリスマス会の準備に追われて頭を抱えている幼稚園・保育園の先生もいらっしゃるのでは?
- 「何をしたらいいのか?」
- 「どうやったら楽しんでもらえるのか?」
- 「クリスマス会の挨拶やおたよりって何を話したらいいの?」
そんな悩みを抱える園長先生を含めた保育園・幼稚園の先生方の参考になる情報を子供への声掛けと併せてご紹介していきます!
クリスマス会がうまくいけば先生自身もよい年末年始を迎えられますよね。ぜひこの記事を参考にして素敵なクリスマス会にしてください。
保育園・幼稚園のクリスマス会!クリスマス会の意義とは?子どもたちにとってどんな意味がある?
保育園・幼稚園でのクリスマス会の意義を見直していきましょう。
子どもたちにとって、園にとってどんなメリットがあるのかを明確にしておくことでクリスマス会のプランを考える中で悩んだ時があっても指針になります。
- イベントを楽しんでもらう
- 海外の文化に興味をもつ
- 合唱や演奏劇などができるのであれば目標に向かってみんなで頑張ることを学ぶ
楽しいクリスマス会を通してたくさんの学びを得るチャンス。この機会を活かして子どもたちに様々なことを伝えていきましょう。
クリスマスってなに?
クリスマスは「キリストの生誕をお祝いする日」。新約聖書ではキリストの生まれた日を特定していないのでキリストの誕生日ではなく「キリストの生誕をお祝いする日」です。
神が人間を救うために人の姿となって現れたのがイエス・キリスト。つまり、人を思う愛が生まれた日をお祝いする日がクリスマスです。
日本では家族や恋人とおいしくご飯を食べたり、プレゼント交換をして楽しく過ごす日、というのが一般的ですね。
子供に説明するには
と伝えるといいでしょう。
メリークリスマスってどういう意味?
英語表記だと「Merry Christmas」、日本語にすると「楽しいクリスマスを!」という意味になります。
大人にとってはなんとなくにしていたメリークリスマスという言葉も子どもからすれば疑問の対称です。
と教えてあげましょう。
サンタクロースって?
サンタクロースはキリスト教の聖人ニコラウスがモデルになっています。
愛情深いニコラウスは貧しい家の人を救うために煙突から金貨を投げ入れました。
それがたまたま靴下の中に入ったことから
- 「サンタは靴下にプレゼントを入れてくれる」
- 「サンタは煙突から入ってくる」
という文化が根付いたのです。
と伝えるといいですね。
クリスマスやハロウィンなどの海外のイベントを取り入れることで海外に興味を持つきっかけにもなります。
保育園・幼稚園のクリスマス会の進行やプログラムは?園長挨拶はいつ?
クリスマス会の進行やプログラムは園によってちがいます。
キリスト系の保育園であれば讃美歌を歌ったり、生誕劇をやったりとキリスト教の宗教に合わせたことをやるかと思います。
一般の保育園や幼稚園であれば、クリスマスにまつわる歌を歌ったり絵本を読んだり、プレゼント交換をすることが多いでしょう。
クリスマス会の装飾を子供たちにお願いするのもいいですね。自分で飾りつけをすればより一層クリスマス会が楽しみになります。
今年から始めるわけではないのであれば、前年度のクリスマス会を参考にしてやるかと思いますが1つの例をあげておきます。
- はじめの挨拶
- クリスマスの歌
- 0歳児から順番に 出し物・合唱・演奏など
- 保育士の出し物 手品や歌、ダンス等
- サンタさんからプレゼント
- サンタさんにお礼の手紙
- おわりの挨拶
時間にすると1時間半~2時間ほどになります。長丁場になると飽きてくる子がいたり、お手洗いも心配ですね。
適宜対応できるように人数を調整したり休憩を挟めば安心でしょう。園によってはクリスマス仕様の給食の用意があるかもしれないですね。
給食の時間があればサンタの登場はそのあとに調整しましょう。
クリスマスのプログラム
1.はじめの挨拶
クリスマス会の始まりの挨拶を園長先生からお話しましょう。子どもはいつもと違う雰囲気を敏感に察します。そわそわした雰囲気が現場に流れるかもしれません。
先生たちも今日のために頑張ってきたのですから緊張感があるかもしれません。
ひとつ挨拶があると意識が集中しますよ。
2.クリスマスの歌
クリスマスの歌を歌いましょう。歌があると子供たちも盛り上がりますし、みんなで歌うことで一体感も味わえます。
序盤に歌を入れるのがおすすめです。
■クリスマスソングはこちらの動画を参考してください!
3.0歳児から順番に 出し物・合唱・演奏など
0歳児から順番に出し物をしていきましょう。小さい子はやはり集中力がもたないので先にやるのがいいでしょう。
他のクラスの出し物を見ている間は「上手だね」「すごいね」などの声かけをしてあげるのがいいでしょう。
終わった後には頑張った子どもたちに対して惜しみない拍手を送ります。
4.保育士の出し物 手品や歌、ダンス等
先生たちの普段見れない姿をみれるのはイベントならではのこと。クオリティを気にするよりも楽しんでやること。ここは子供と変わらないですね。
手品をやる場合も難しく考える必要はありません。
YouTubeで「手品 初心者向け」「手品 簡単 子供ウケ」などで検索すれば、たくさん見つかりますよ。
衣装は凝ったものを用意できると盛り上がります。クオリティより楽しむことが大事!
つまらなそうな雰囲気というのは子供は敏感に察します。先生方も楽しむ気持ちを持ってクリスマス会に臨みましょう。
5.サンタさんからプレゼント
司会の先生が声をかけてみんなでサンタさんを迎え入れましょう。クリスマス会で一番盛り上がるところですが司会の先生もそんなに堅くなる必要はありません。
みんなサンタさんに会いたい気持ちを抱えたままここまでクリスマス会を過ごしてるはず。声を揃えてあげる気持ちで声掛けしてみてくださいね。
みんなに拍手~(全員:拍手。)
そしてみんなとってもいい子に お友達の発表を聞けたね。
いい子にしていたみんなにはもしかしたらサンタさんが
プレゼントをくれるかもしれないね。
みんなでサンタさんを呼んでみようか。
せーのっ!「「サンタさーん」」」
サンタクロースに登場してもらいましょう。
年長さんくらいになると、声や特徴で誰か気づいてしまうもの。可能であれば外部の人にお願いするのがいいでしょう。
外部の方であってもあんまり現実的なことをサンタがペラペラと喋ってしまうと子どもの夢を壊しかねません。
サンタは基本しゃべらないようにしてほうがいいですね。「メリークリスマス!」や笑い声のみにするなど対応を決めておきましょう。
一番子供たちがサンタの正体だと疑われやすい園長先生がサンタの通訳になるのもいいですね。
「サンタさんは日本語が難しいから園長先生が通訳するね」と言いながらサンタの登場後に園長先生が現れたらほんとに信じてもらえるかも?
純粋な子供たちは好奇心旺盛。サンタさんに聞いてみたいこともたくさんあるはず。
サンタさんへの質問コーナーを設けても盛り上がりますよ!
ここは通訳係の腕の見せ所です!
サンタの登場時には普段と驚いて怖がって泣いてしまうお子さんもいるかもしれません。フォローを忘れないようにしましょう。
6.サンタさんにお礼
サンタのプレゼントの後には子供たちからも手紙や歌でお礼を伝える場面があるといいですね。
感謝の気持ちを伝える事を学べます。
7.おわりの挨拶
最後に園長先生でしめましょう。
ここまでも長い時間座っていたはずなのであまり長々と話す必要はありません。おわりの挨拶は簡単に済ませましょう。
保育園・幼稚園のクリスマス会のはじめの園長挨拶例文!園児向け
園長先生の挨拶、何を話したらいいのか悩みますよね。
”園長先生の挨拶”と項目を設けられると堅く考えちゃいますが、子どもたちを意識をクリスマス会に向けられればOK。
みんなクリスマス会を楽しみにしていたはずですから「盛り上げなきゃ!おもしろい話をしなきゃ!」と意気込む必要はありませんよ。
パターン①
「おはようございまーす。(子供たち:おはようございまーす。)
みなさん、今日は何の日ですかー?(子供たち:クリスマス会~)
そうですね、今日はたのしいクリスマス会の日です。
みんなが一生懸命飾りつけしてくれたから
こんなにきれいできらきらしてるね。
ありがとう!
先生は今日までみんなが練習してきたお歌や
劇をみれることが楽しみです。
みんなもお友達の発表いい子にみようね。
良い子にしている子には
もしかしたらサンタさんがプレゼントをくれるかもしれないよ…?
今年最後の大きなイベント、クリスマス会一緒に楽しもうね!」
コメント