クリスマス、お正月などイベントが盛り沢山な冬休み。
今年は、サンタさんからどんなプレゼントをもらえるのだろう、お年玉はいくらもらえるのだろう。楽しみが沢山ありますよね。
しかし、小学校の長期休みには大量の宿題がつきものです!そんな、大量の宿題の中でも苦戦するのは作文ではないでしょうか?
作文のテーマが浮かばない。そもそも、作文の書き方がわからない。作文に対してこんなイメージを持っている小学生は多いはずです!
そこで、今回の記事では
- なぜ作文が宿題で出るのか
- 作文の書き方
- おすすめの作文のテーマ
- 作文を素早く書き終えるコツ
をご紹介していきます。
小学生、小学生の子を持つ親御さんは必見ですよ!
冬休みの宿題に作文が出る理由は?
そもそも、なぜ作文が宿題として出るのでしょうか。
それは、表現力を鍛えるためです。
国語の読み取り問題で、選択式で解答する問題はできるのに記述式での解答は間違えてしまう人は多いのではないでしょうか。
私自身、学生時代のテストでは、記述式で解答する問題で点を落としていました。
また、学校の授業では教壇に立っている先生が説明をし、生徒は先生の言ったことを聞くスタイルが一般的です。
そのため、授業内では生徒側が発言をする機会が少なく、自分の伝えたいことを表現できる機会が少ないです。
授業内では「自己表現の時間をとることがなかなかできないため大型連休中に作文で表現力を鍛えてほしい」というのが冬休みの宿題で作文が出る理由です。
作文の基本の書き方は?構成は?
作文の書き方
小学生が守って欲しい作文のルールはたった5つです。
- 題名は上を2~3マスあける
- 名前は姓と名の間を1マス、名前の下を1~2マスあける
- 書き始めは1マスあける
- 段落を変える場合は1マスあける
- 句読点は行の1マス目には書かない
作文は、難しく考えてしまうと手が止まってしまいます。
小学生のうちは、上記5つのルールをおさえておけばいいだけなので難しく考えないでくださいね。
作文の構成
作文の流れはこのようにすると書きやすいです!
- 作文で知らせたいことを書く
- 知らせたいことを詳しく書く
- 知らせたいことに気持ちを付け加えていく
- 一番伝えたいことを書く
まずは、作文で知らせたい出来事を考えましょう。
知らせたい出来事は、冬休み前半に起こった出来事がおすすめです。
今までで一番感動したことや、面白かったことなどは記憶があいまいになってしまい詳しく書くのが難しいため作文が苦手と感じている人には向かないテーマになっています。
出来事が決まったら、2,3を繰り返します。2,3を書き終えたら最後に一番伝えたいことを書いていきます。
低学年向け:冬休みの作文のおすすめテーマ 書き出し・締めの文章例文
低学年向けのおすすめテーマは、冬休み中に観たテレビや映画についてです。
低学年だと、話を時系列にまとめるのが難しいです。しかし、テレビや映画は時系列でまとめられているのでとてもおすすめのテーマですよ。
映画を観た作文の例文(書き出し)
私は、冬休みにお父さんとお母さんと一緒に鬼滅の刃という映画を観に行きました。
最初は、鬼が出てきて怖いと感じましたが主人公の炭治郎が鬼を倒してくれたので、怖さがなくなっていきました。
上記の文を先ほど紹介した作文の構成に当てはめると
1.作文で知らせたいことを書く
私は、冬休みにお父さんとお母さんと一緒に鬼滅の刃という映画を観に行きました。
2.知らせたいことを詳しく書く
最初は、鬼が出てきて
3.知らせたいことに気持ちを付け加えていく
怖いと感じました
2.知らせたいことを詳しく書く
主人公の炭治郎が鬼を倒してくれたので
3.知らせたいことに気持ちを付け加えていく
怖さがなくなっていきました。
あとは、2,3を繰り返していくだけです。作文が苦手でも、これなら書けそうですよね。
映画を観た作文の例文(締め)
炭治郎が家族のために鬼と戦っている姿をみて、私も家族を大切にしようと思いました。
このように、最後は一番伝えたいことを書いてくださいね。
今回の記事では、小学生に大人気の鬼滅の刃で作文をつくりましたが他の映画やテレビでも同じようにつくることができるので試してみてくださいね。
中学年向け:冬休みの作文のおすすめテーマ 書き出し・締めの文章例文
中学年向けのおすすめテーマは、家族でのお出かけです。
家族とのお出かけであれば、登場人物が少ないので内容がゴチャゴチャしにくいですよ。
家族と旅行に行った作文の例文(書き出し)
私は、冬休みに家族で箱根旅行に行きました。
箱根では、神社でお参りもしました。
お参りは寒かったですが、お参り後に食べた海鮮丼がとても美味しかったです。
上記の文を作文の構成に当てはめると
1.作文で知らせたいことを書く
私は、冬休みに家族で箱根旅行に行きました。
2.知らせたいことを詳しく書く
箱根では、神社でお参りもしました。
3.知らせたいことに気持ちを付け加えていく
お参りは寒かった
2.知らせたいことを詳しく書く
お参り後に食べた海鮮丼
3.知らせたいことに気持ちを付け加えていく
とても美味しかったです。
こちらの作文も、低学年の作文と同様に2.3を繰り返していくことで文章が長くなっていきます。
家族と旅行に行った作文の例文(締め)
家族で箱根に行ったことがとても楽しかったので、来年も行きたいです。
お出かけの作文の場合は、楽しかった思い出が多いはずです。
そのため、楽しかった気持ちを締めの文にすると文章が上手くまとまりますよ。
高学年向け:冬休みの作文のおすすめテーマ 書き出し・締めの文章例文
高学年向けのおすすめテーマは、友達と遊んでいる内容の作文です。
友達と遊んでいる作文は、登場人物が家族の人数よりも多い場合があるため少し難しいですが、書き終えたら達成感を得ることができますよ。
友達と遊んでいる内容の作文の例文(書き出し)
私は、冬休みに仲のいい友達5人組で鬼ごっこをしました。
鬼ごっこ中に友達が転んでしまい、とても痛そうでした。私は、転んで泣いている友達をどうしてあげればいいかわからなかったのですが、別の友達が絆創膏を貼ってあげていました。
それを見て、絆創膏をあげた友達はとても優しいなと感じました。
上記の文を作文の構成に当てはめると
1.作文で知らせたいことを書く
私は、冬休みに仲のいい友達5人組で鬼ごっこをしました。
2.知らせたいことを詳しく書く
鬼ごっこ中に友達が転んでしまい
3.知らせたいことに気持ちを付け加えていく
とても痛そうでした。
2.知らせたいことを詳しく書く
私は、転んで泣いている友達をどうしてあげればいいかわからなかったのですが、別の友達が絆創膏を貼ってあげていました。
3.知らせたいことに気持ちを付け加えていく
それを見て、絆創膏をあげた友達はとても優しいなと感じました。
友達と遊んでいる内容の作文の例文(締め)
私も、友達のように困っている人を助けられるようになりたいです。
友達と遊んでいる作文の締めも、他のものに比べると少し難しいですが、その時に自分が一番感じたことを最後に持ってくるときれいな文が書けますよ。
作文が苦手!素早く書き上げるコツは?
素早く作文を書き上げるための方法
作文が苦手と感じている人は、先ほど紹介した型に当てはめていくことで書き上げることができます。
また、お子さんの作文を手伝ってあげたいと思っている親御さんは、代筆をしてあげるのではなく、お子さんの話している内容をメモしてあげてください。
メモを見せてあげることで、お子さんの頭も整理されて作文が書きやすくなりますよ。
作文を書き始めるスケジュール
作文は、冬休み中盤には書き始めるようにしましょう。
冬休みのことを書きたいから、終盤にしようと思っていると急いで仕上げなければいけなくなってしまいます。
焦れば焦るほど、言葉が浮かばなくなってしまうので余裕のある状態で取り掛かってくださいね。
悪用厳禁!作文参考サイト3選
作文を書くために、より多くの例文をみたい。同年代の人がどんな作文か気になる。
そんな人は、以下のサイトもチェックしてみてください!
Z会作文クラブ
こちらのサイトでは、基本的な作文の書き方を紹介してくれています。
段落や句読点についてもわかりやすく説明してくれているので参考にしてみてくださいね。
児童のための生活作文の書き方教室
こちらのサイトでは、テーマ別の作文を紹介してくれています。
原稿用紙の枚数別に作文が用意されているため、自分の書けそうな枚数のものを参考にしてみてください。
「いつもありがとう」作文コンクール
こちらのサイトでは、コンクールで入賞した作文が紹介されているため少し上級者向けのサイトになっています。
文を書くのが好きと感じている人は、チェックしてみてくださいね。
上記3つのサイトは、作文を書くための参考サイトです。
サイト上にある作文をそのまま書き写して提出はしないでくださいね!
まとめ
- 作文で表現力を鍛えることができる
- 小学生が押さえておくべき作文のルールは5つ
- 作文を書き始める時は、知らせたいことを考える
- 作文の締めは、一番伝えたいことを書く
- 子供の作文を手伝う場合は、話している内容のメモをとってあげる
- 作文は、冬休み中盤には書き始める
今回の記事では、冬休みの作文についてご紹介しました。
作文が苦手な人からすると、作文の宿題は地獄ですよね。
苦手なものは、後回しにしたい気持ちもわかりますが、気持ちに余裕のある状態でかくためにも冬休み中盤には作文にとりかかるようにしてください!
作文は、テーマが決まれば構成に当てはめていくだけで完成します!
手が止まってしまった場合は、この記事を読み返してください。きっと、止まっていた手が動き出しますよ。
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・ 冬休みの宿題の詩と作り方の例!小学校1年生~6年生向け
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