冬休みの恒例の宿題といえば、書き初めがありますよね。毎年、どのような四字熟語を書くのか迷ってしまいませんか?
- 簡単な四字熟語はないかな?
- うまく書くコツはあるの?
- 名前はどこに書くの?
と悩んでしまいますよね。
私も子どもの頃は、書き初めが苦手でうまく書けずにとても苦労しました。
この記事で紹介する『書き初めをうまく書くコツ』を実践すると、簡単に解決することが可能です。
この記事では、書き初めで悩んでいる方に、うまく書くコツや名前の書き方、おすすめの四字熟語5選を紹介していきます。
小学5年生向け書き初めの四字熟語5選 その1:温故知新
『おんこちしん』と読み、前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し、自分のものとすることという意味です。
書き初めでは、定番の言葉に入る位、有名な言葉です。小学校で習う漢字ばかりなので、比較的書きやすい四字熟語です。
この字を書くポイントは、字のバランスに注意して書くことです。「故」と「知」は潰れやすく、小さくなりがちです。逆に「新」は大きくなりがちなので、文字のバランスに注意して書きましょう!
小学5年生向け書き初めの四字熟語5選 その2:正正堂堂
有名な言葉なのでご存知かもしれませんが、正正堂堂(せいせいどうどう)は態度や手段が正しく立派なさまという意味です。
漢字や響きだけでなく、意味もかっこいい言葉ですよね!
小学校で習う漢字ばかりなので、書きやすい四字熟語です。
小学5年生向け書き初めの四字熟語5選 その3:独立独歩
『どくりつどっぽ』と読み、他人に頼らず、自分で自分の考えを実行するという意味です。
小学校の高学年になり、自分のことはもちろん、低学年の世話をする機会も増えてきます。しっかりと自分の考えを持って行動するという一年の抱負にもピッタリです。
難しい字に見えますが、バランスをとりやすい文字ですので、書き初めが苦手な方も書きやすい四字熟語です。
小学5年生向け書き初めの四字熟語5選 その4:一刀両断
『いっとうりょうだん』と読み、物事を速やかに処理・決断するという意味です。
今までだらだらと日々を過ごしてきた悪い習慣を一刀両断し、新年から目標を持って生活するという一年の抱負としてしても使いやすい四字熟語です。
前半の「一刀」は画数が少なく、後半の「両断」は画数が多いので、文字のバランスを考えて書くときれいに書けます。
小学5年生向け書き初めの四字熟語5選 その5:有言実行
有名な言葉なので、ご存知かもしれませんが、有言実行(ゆうげんじっこう)とは、口にしたことは、何が何でも成し遂げるという意味です。
宿題をやると言いながらついつい後回しにしてしまう人も多いですよね!
今年からは頑張りたいと一年の抱負としてもおすすめです。
書き初めをうまく書くコツは?名前を書く場所は?
書き初めが苦手だという方のために、うまく書くコツや名前の書き方を紹介していきます。
書き初めをうまく書くコツ
- 『止め』、『はね』、『はらい』をしっかりと書く。
- 全体のバランスを整える。
書き初めをうまく書くコツはこの2点だけです。
『止め』、『はね』、『はらい』がしっかりと書かれていないと、メリハリのない字になってしまいます。
お手本通りに、止めやはね、はらいを書くことで、一気に字のきれいさが上がります。また、全体のバランスを整えることで、全体がまとまって見えるようになります。
バランスを整えるためには、用紙を半分に折って中央ラインを揃えたり、4等分に折って一文字一文字の大きさを揃える方法がおすすめです。
中央ラインを揃えることで、文字を真っすぐ書く事ができますし、4等分にすることで一文字一文字のバランスが取りやすくなります。
バランスを整えると仕上がりが一気にきれいになります。また、名前を書く場所ですが、基本的に用紙の左端です。
左端の半分より少し上から、名前を書きます。名前の一番下は余白が必要ですので、バランスを意識して名前を書いていきましょう!
そもそもなぜ宿題で書き初めをする?歴史は?
書き初めは、平安時代の宮中で行われていた儀式『吉書始め』が起源とされています。
元旦の朝に汲んだ神聖な水を使って墨を刷り、その年の恵方に向かって歌詞を書くというものでした。
時代を経て、寺子屋が普及した江戸時代頃から庶民に広まったとされています。
では、なぜ宿題で書き初めをするようになったのでしょうか?
書き初めは、決められた四字熟語や学校で習う文字を書くことが大きな目的となっています。
今年一年の抱負を文字に書くことで、新しい一年が良い年になるようにといった願いや、文字がきれいに書けるようにという願いも込められています。
せっかく『書き初め』をするので、しっかりとやる意味を理解して取り組んでいきましょう!
まとめ
小学5年生向け書き初めの四字熟語5選とうまく書くコツなどのまとめ!
- 『温故知新(おんこちしん)』
前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見出し、自分のものとすることという意味。書き初めの定番の言葉に入るくらい有名な言葉。
- 『正正堂堂(せいせいどうどう)』
態度や手段が正しく立派なさまという意味。小学校で習う漢字ばかりなので、書きやすい四字熟語。
- 『独立独歩(どくりつどっぽ)』
他人に頼らず、自分で自分の考えを実行するという意味。しっかりと自分の考えを持って行動するという一年の抱負にもピッタリ。
- 『一刀両断(いっとうりょうだん)』
物事を速やかに処理・決断するという意味。前半の「一刀」は画数が少なく、後半の「両断」は画数が多いので、文字のバランスに注意が必要。
- 『有言実行(ゆうげんじっこう)』
口にしたことは、何が何でも成し遂げるという意味。宿題をついつい後回しにしてしまったけど、今年からは頑張りたいという人にピッタリ。
- 書き初めをうまく書くコツと名前を書く場所
『止め』、『はね』、『はらい』をしっかり書き、全体のバランスを整える。名前は、用紙の左端に書く。
- 書き初めの歴史
平安時代の宮中で行われていた儀式『吉書始め』が起源とされ、江戸時代頃から庶民に広まった。
せっかく『書き初め』をするなら、しっかりとやる意味を理解して取り組みましょう!
書き初めが苦手で、嫌だという気持ちはすごく分かりますが、コツさえ掴めばうまく書くことができるので、楽しく書き初めができます。
筆を持ち、気持ちを落ち着かせて、新しい1年の目標を定めてみてはいかがでしょうか。
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