日本人にとって、初詣は一年で最も気合の入る行事のひとつですね。
神社に参拝し、前年を無事に過ごせたお礼と、今年の抱負や願いごとを神様にお伝えすることで、気持ちよく一年のスタートを切ることができます。
例年、年末年始は帰省先などで過ごしていても、コロナ禍の今年は自宅近くで初詣をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?でも、札幌市内にはたくさんの神社があるので、どこに行くべきか迷いますよね。
ここでは札幌近郊にお住まいの方のため、札幌で人気の初詣スポットを5つご紹介します。
札幌在住の私が行ってみた実感や、Twitter・口コミ情報などをもとに、混雑状況やおすすめの参拝時間もまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
札幌人気初詣スポット5選! 1:北海道神宮
まず1つ目の人気スポットは、札幌市中央区の「北海道神宮」です。
北海道の神社といえば、北海道神宮の存在は欠かせませんね。北海道神宮の境内は約18万平方メートルもあり、北海道最大のパワースポットともいわれ人気があります。
普段は自宅近くの神社にお参りしていても、何か大きな出来事がある年は、北海道神宮に参拝するという方は多いのではないでしょうか?
私も受験生のころや厄年に北海道神宮へ参拝した思い出があります。北海道民にとっては、心のよりどころのような、安心感のある神社ですね。
北海道神宮の歴史
明治2年、当時の蝦夷地が北海道と命名され、明治天皇の指示により北海道開拓・発展の守護神として、大国魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)の3柱(開拓三神)を祭ったことが、北海道神宮の始まりです。
昭和4年に「札幌神社」の社殿が建てられ、昭和39年には「北海道神宮」と改名されました。
ご祭神・ご利益
北海道神宮には「大国魂神」、「大那牟遅神」、「少彦名神」の開拓三神と「明治天皇」が祀られており、縁結び、家内安全、商売繁盛、学業成就など、あらゆるご利益があるとされています。
北海道神宮へのアクセス
北海道神宮には2つの駐車場がありますが、元日は開いていないので注意が必要です。元日に初詣に行く場合には、公共交通機関もしくはタクシーを利用しましょう。
公共交通機関を利用する場合のアクセス方法は、以下の2つです。
- JRバス(円14・円15・循環西21)「北海道神宮」下車、徒歩1分
- 地下鉄東西線「円山公園駅」下車、徒歩15分
1月2日以降は駐車場(合計240台収容)が開いているので、車でのアクセスもおすすめです。お正月中は駐車場の混雑が予想されるので、時間に余裕をもって向かいましょう。
開門時間
北海道神宮では、お正月期間中の開門時間が設けられており、以下のホームページ内で確認いただけます。
北海道神宮の神門の開閉時間
おすすめの参拝時間
例年、大みそかから元日にかけて、長い行列ができるほどの人が押し寄せます。お正月期間中は混雑した状況が続きますが、1月2日以降の開門から9時ころまでの早朝の時間帯は、それほど人出が多くないため、ねらい目です。
なお、1月中旬を過ぎれば混雑状況もかなり緩和します。一般的に初詣は2月3日の節分までに行けばよいとされているため、こだわりがなければ時期をずらすのもおすすめです。
詳細情報
住所:札幌市中央区宮ヶ丘474
TEL:011-611-0261
札幌人気初詣スポット5選! 2:白石神社
2つ目の人気スポットは、札幌市白石区の「白石神社」です。
お正月三が日の参拝者数が、北海道神宮に次ぐ規模を誇るとされる神社です。境内から参道を下った場所が緑豊かな庭園になっており、池に鯉が泳いでいたりと、神秘的な雰囲気を感じる癒しスポットとして人気を集めています。
白石神社の歴史
明治5年、「札幌神社(現:北海道神宮)遙拝所」として創立され、その後「白石神社」に改称されました。
ご祭神・ご利益
白石神社のご祭神は「神倭磐余毘古尊(かんやまといわれひこのみこと=神武天皇)」で、国家安泰などのご利益があります。
また、境内にある白石龍宮神社には「豊玉姫命(とよたまひめのみこと)」が祀られており、安産・子孫繁栄・縁結びなどのご利益があります。
白石神社へのアクセス
公共交通機関を利用する場合のアクセス方法は2つあります。
- 中央バス(72南郷線)・JRバス(複数系統あり)「白石神社前」下車すぐ
- 地下鉄東西線「南郷13丁目駅」下車、徒歩約10分
白石神社には収容台数10台ほどの駐車場がありますが、毎年1月1日から3日までは閉鎖されています。元日は例年、白石神社前のスーパー(ダイイチ白石神社前店)が駐車場を解放しているため、こちらに停めるのがおすすめです。※変更となる可能性があるのでご注意下さい。
開門時間
常に開門しているため、参拝はいつでも可能です。
社務所の受付時間は通常9:00~16:00までですが、例年、年末年始は時間が延長されます。
おすすめの参拝時間
三が日は初詣客で混雑が予想されますが、社務所が閉まる16時~17時以降の時間帯であれば、比較的スムーズに参拝できます。
また、1月4日以降は人出が落ち着くため、ゆっくり参拝したい方は4日以降の平日がおすすめです。
詳細情報
住所:札幌市白石区本通14丁目北1番12号
TEL:011-861-2609
札幌人気初詣スポット5選! 3:西野神社
3つ目の人気スポットは、札幌市西区の「西野神社」です。
縁結びや安産のご利益で人気の神社で、普段から若い女性でにぎわっています。安産・育児にご利益がある犬の親子の石像があることでも有名です。
また、お守りやお札の種類が豊富で、約300種類もあります。ちりめんの縁結びお守りや、ハートの形の絵馬など、見ているだけでも楽しめるのでおすすめです!
西野神社の歴史
明治18年に、周辺3地区開拓の守護神としてご祭神3柱を祀る祠が建てられたのが、西野神社の始まりです。
ご祭神・ご利益
ご祭神は、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、鵜茅葺不合命(うかやふきあえずのみこと)、品陀和気命(ほんだわけのみこと)の3柱で、安産、縁結び、厄除け、勝運上昇などのご利益があります。
西野神社へのアクセス
最寄りのJRや地下鉄駅からかなりの距離があるため、公共交通機関としてはバスを利用することになります。JRバス(発42・琴42)に乗車し「平和1条3丁目」で下車、徒歩約1分です。
また、収容台数40台ほどの駐車場があるため、車でのアクセスも便利です。
開門時間
原則として常に開門しているため、参拝はいつでもできます。
社務所の受付時間は通常9:00~16:30までですが、例年、年末年始は時間が延長されます。
おすすめの参拝時間
西野神社は札幌中心部からやや外れた場所にあるため、以前は北海道神宮などと比べると年末年始も空いていることが多かったと思います。しかし、近年は西野神社の人気が高まったこともあり、大晦日から元日にかけては、道路まで続く初詣客の行列ができます。
1月2日の夕方から1月3日になれば混雑状況もかなり緩和されるので、混雑を避けたい方はこの時間帯をねらうのがよいでしょう。
詳細情報
住所:札幌市西区平和1条3丁目1番3号
TEL:011-661-8880
札幌人気初詣スポット5選! 4:彌彦神社
4つ目の人気スポットは札幌市中央区の「彌彦神社」です。
札幌中心部の中島公園内にあり、最寄りの地下鉄駅から徒歩3分のアクセス抜群な場所に立地しているため、人気のある神社です。
彌彦神社の歴史
明治45年、新潟から北海道への移住者たちが、故郷新潟の一宮である彌彦神社の分霊をお祀りしたことが始まりです。
ご祭神・ご利益
彌彦神社には、天香山命(あめのかぐやまのみこと)、菅原道真公(すがわらみちざねこう)が祀られており、学業成就、合格祈願、仕事運向上、商売繁盛、縁結びなどのご利益があります。
彌彦神社へのアクセス
神社に隣接した小さな駐車場がありますが、停められる台数は数台程度と限られています。
地下鉄南北線「幌平橋駅」から徒歩3分の場所にあるため、地下鉄でのアクセスがおすすめです。
開門時間
彌彦神社では、お正月期間中の開門時間が設けられており、以下のホームページ内で確認いただけます。
年末年始についてのご質問
おすすめの参拝時間
元日は多少混雑するものの、三が日をとおして比較的スムーズに参拝できます。
中島公園周辺には彌彦神社のほか、札幌護国神社、多賀神社、札幌水天宮など複数の神社があるため、参拝客が1か所に集中することがないのかもしれません。
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