楽しい冬休みの始まり!
年末年始は楽しいイベントが盛りだくさんで、勉強どころではなくなってしまうのが子どもの本音です。でも親からしたら、宿題や自由研究を休み中に終わらせなければ…という心配もでてきますね。
とくに自由研究は「自由」なだけにどうしたら良いの?と悩みます。
- 「夏休みはギリギリに終わったから、冬休みこそは早く終わらせたい…」
- 「そもそも冬休みは2週間しかないのに、自由研究って何をすれば良いの?」
- 「親はどこまで手伝えば良いの?」
小学生2年生の子どもがいる親なら、このような悩みや疑問をお持ちではありませんか?
私は冬休みに自由研究をした経験はありませんが、夏休みはもちろんありました。いつも親や祖母が必死になって「これはどう?」と、私に課題を与えてくれたのを今でも覚えています。笑
なかなか自由研究に手をつけようとしない我が子を見ていると…
「このままだとうちの子だけ自由研究の宿題を終えずに新学期を迎えてしまう…」という心配が耐えませんよね。
この記事では以下のポイントを動画や画像を交えて解説します。
- 小2女の子向け自由研究アイディア5選を紹介
- 親はどこまで手伝うべきか
- なぜいつもギリギリになるのか
- スケジュールはどう組み立てるべきか
- 子どもにやる気を出させるポイントとは
5分くらいで読める記事です。
読み終えた時には、自由研究の課題や方法をお子様とスイスイ決めることが出来て、楽しい冬休みになることでしょう。
それではさっそくいきましょう。
小2の女の子向け自由研究アイデア5選!その1:クレヨンメルトアート(図画)
お絵描きやアートが大好きな女の子にはクレヨンメルトアートがおすすめです。普段は図工の時間にお絵描きで使うクレヨン。
冬休みは特別に、そのクレヨンを溶かして独創的なアートを楽しみましょう。普段は出来ないことをやるから、ワクワクすること間違いなし!
家庭にドライヤーさえあれば、その他の必要な材料や道具は100均で揃います。
準備から片付けまで、子どもの楽しみ具合にもよりますが、1回45分もあれば終わります。
必要な材料・道具
- クレヨン1式 ※水に溶けるタイプのクレヨンだと飛び散った際の掃除も楽です♪
- 画用紙
- グルーガンまたはボンド
- 新聞紙など周りを保護するもの ※クレヨンが溶けて飛び散るため。
基本のやり方
- キャンパスのような板などに画用紙を固定する
- 画用紙の上にグルーガンまたはボンドを使ってクレヨンを並べる
※クレヨンの並べ方でグラデーションの色合いが変わります! - 板ごと画用紙を壁に立てかける
- クレヨンにドライヤーをあてる
※あてる角度によってクレヨンの溶け具合が変わります!
応用編
- クレヨンのかけらを画用紙中央に置く
- 上からドライヤーをあててクレヨンを溶かす
- 画用紙を乾かす
- その画用紙に絵を描き足す
実践例
実際にクレヨンメルトアートをした方の画像です。
この方は右端に猫が傘をさしているようにアレンジしています。
クレヨンメルトした後に絵を描き足すと、更に素敵な作品に仕上がります♪
クレヨンメルトアートを実践している様子が見れる動画です。※説明は英語です。
研究方法
何度か繰り返し行い、毎回写真を撮ります。
クレヨンの配置や溶け方など、1回ごとに変化をつけて実践してみることをおすすめします。毎回「何に見えるか?」「前回とどこを変えたらどうなったか?」という感想をつけます。
大人には毎回同じ絵に見えても、子どもは柔軟な発想で毎回見えてくるものが違うでしょう。
その記録をノートやフォトアルバム、大きめの模造紙などにまとめると立派な自由研究の出来上がりです。
片付けが大変…という難点が挙げられます。冬は外でやるのはさすがに寒いです。そこで、水に溶けるクレヨンを使用して、お風呂でやることをおすすめします。
小2の女の子向け自由研究アイデア5選!その2:スノードーム(工作)
冬の飾り物といえば、大人気のスノードーム!工作が好きな女の子におすすめです。
工作自体は30分もあれば終わります。一見難しそうに見えますが、とても簡単です。洗濯のりや水、100均で売っている好きな材料で手軽に工作できますよ!
もし時間に余裕があれば、100均での買い物も研究の一貫にするのはどうでしょうか?
近所の100均の品揃えを比べるなど…社会勉強にもなるし、面白い自由研究になりそうです。いつも買う店を選んだり、節約したりしているお母さんの気持ちを理解してくれるきっかけにもなるかも…?!
必要な材料
- 洗濯のり(下の動画ではグリセリンとなっていますが、洗濯のりがおすすめです。)
- 水
- ガラスびん(家庭で使用したジャムびんでもOK)
- ビーズ、ホログラム、スパンコール、マスコットなどの装飾
- ペットボトルのフタ(底上げ用)
- グルーガン
作り方
作り方は簡単5ステップ!
- 洗濯のりと水を混ぜておく
※この割合で浮き具合が変わる。おすすめは洗濯のり6:水4の割合です。 - びんのフタにメインマスコットやビーズなどをグルーガンでつける
- びんにスパンコールやラメなどを入れる
- 洗濯のりと水を入れる
- グルーガンでびんとふたを固定する
実践例
本格的なのに簡単なスノードームの作り方が分かる画像です。
びんの中身はビーズやスパンコールのみのシンプルなスノードームを作る動画です。
こちらの動画ではグリセリンを使用していますが、簡単に手に入る洗濯のりがおすすめです!
研究方法
工作は大きめの模造紙にまとめることをおすすめします。必要な材料や道具を分かりやすく写真に撮り、それを貼り付けます。詳しい作業手順を書きます。
研究として大切なポイントは「工夫したところ」「難しかったところ」「感じたこと」をまとめることです。
必ずしも成功した例のみではなく、失敗したことを書くのも大切です。
- 「グルーガンがまだ温まってないのに何度も使おうとしてしまった」
- 「使い終わったグルーガンをテーブルに置いたままにしたらろうがテーブルにくっついた」
- 「洗濯のりを適当に入れたら、全然ラメが浮かばなかった」
などなど…
大人からしたら少しくだらなくてクスっと笑えることも、子どもにとったら新しい発見や学びです。
買い物も研究の一貫に入れるなら、近所の100均にノートやメモを持っていって、品揃えを比べるのが良いでしょう。
お店で子どもが字を書くとスペースと時間が必要以上にかかってしまいます。一緒に行く大人が携帯メモをしてあげて、後で子どもがそれをノートに書き出すと良いですね。
もうまとめる時間も無い!
そんな方は、作り方をノートに簡単に箇条書きする、工夫ポイントや感じたことをまとめる、でもOKです。
写真はスマホで撮影して、コンビニの写真プリントで簡単に出来ますよ。
小2の女の子向け自由研究アイデア5選!その3:・町の中のマークを探そう!
お出掛けが大好きな親子には町の中のマーク探しがおすすめです。この研究の良いところは、道具や材料を新たに買う必要が無いことです。カメラとメモがあればすぐに始められますよ。
町の中にはたくさんのマークがあります。
道路の標識、トイレのマークなどが一般的ですが、実はそれ以外にもたくさんの種類のマークが溢れています。
子どもだけでなく、大人も一緒に「へぇ~!」となることでしょう。そしてマークは日本語を話せない外国人にも分かりやすい世界共通のものも多いです。
グローバルな視点も養える良い題材です。
研究方法
- 町中で見つけたマークを撮る
※子ども用カメラがあると良い。撮影時の安全確保を忘れずに! - マークの意味を図鑑やネットで調べる
※どんな人のためにあるマークなのかも考える。 - 大きな模造紙または大きめのフォトブックや画用紙にまとめる
※それぞれのマークの写真と意味、誰のためのマークなのかを書き出す。 - マーク探しで感じたことや大変だったことなど、子どもの感想や学びも書き入れる
応用編
町内の地図を描いて、それぞれのマークがどの位置にあったのかを書き表すのも良いですね。自分が住んでいる町を地図に表すことで、住んでいる土地への興味・関心も引き出せます。
マーク探しを自由研究に取り入れる方法が書いてあるサイトです。参考にしてみて下さい。
ベネッセ教育サイト

キッズネット

すぐに始められるマーク探しの研究、お出掛け好きの親子にはぜひおすすめします。
小2の女の子向け自由研究アイデア5選!その4:動物園の動物を観察しよう!
せっかくなら家族で思い出作りをしながら、自由研究を楽しみたい親子におすすめです。
植物観察とは違い、動きの多い動物!
下調べ~まとめまで丸3日あれば終わる研究です。植物は数週間かけて変化を見ますが、生きている動物は1日だけでも動きが多いです。
飽きずに観察を楽しめますよ。
※日中は動きがあまり無い動物もいるので注意!
実践例
自由研究用に夜の動物園の動物を観察出来るオンラインツアーもありますよ。
★ナイトアドベン オンライン自由研究プログラム 開催中★
オリジナル教材セットを使って、#夜の動物なにしてる?をテーマに夜行性の動物たちを観察しながら飼育スタッフがナビゲートします♪お申込みはこちら▷https://t.co/teNq6otmr9 pic.twitter.com/EdkthA9Q8X
— アドベンチャーワールド 公式 (@aws_official) August 9, 2021
研究方法
- 事前に動物園の動物について調べて、観察したい動物の特徴を知る
- 実際に動物園を歩き、観察したい動物を最終決定
- 観察開始&スケッチをする
- あらかじめ「目」「耳」「鼻」など観察する部位を決めて、比べてみる
- それぞれの動物の特徴やスケッチ、観察して感じたことをまとめる
スケッチや絵を描くのが苦手という子もいますよね。そんな子には写真撮影することをおすすめします。いろんな角度から撮影することで、たくさん発見出来ますよ。
家族で動物園を楽しみながら自由研究も出来るなんて、一石二鳥ですよね!
思い出作りも兼ねた自由研究、ぜひおすすめです。
小2の女の子向け自由研究アイデア5選!その5:家族の観察
え?家族の観察?と疑問に思った方もいるでしょう。これぞまさに準備は全くいりません!
今すぐ家で開始出来ます。準備をする暇もない!すぐに始めたい!という親子におすすめです。身近な家族の1日を観察する研究なんて、思いつく人はなかなかいないですよね。
ユニークなアイディアとして注目を浴びることでしょう。面白いこと、家族が大好きな女の子にもおすすめです。
ご自宅にペットがいるなら、家族同然のペットの観察も良いですね。冬休みで自宅にずっといるからこそ、家族のことを知るいい機会にもなりますよ。
実践例
お母さんの観察を自由研究にした女の子について、お母さん目線でツイッター投稿があります。
参考にしてみて下さい。
研究内容の一部分だけでも、親子愛が深まっているのが伝わってきますね♪
ユニークな発想の観察系の自由研究があります。少し前に世間で話題にもなりました。
「宿題を最後の日まで残しておいた時の家族と自分の反応」という研究です。
斬新でとても面白いです。
冬休みは短いし、低学年のお子様には向かない題材かもしれません。しかし、この研究からは「自由研究とは本当に何でも自由で良いのだ!」と背中を押されます。
ぜひご覧になって下さい。
家族大好き&面白いこと大好きなお子様には「家族の観察」はぜひおすすめです!
親はどこまで手伝う?いつもギリギリに宿題をする子供の心理は?
自由研究は題材だけではなく、その他にも心配事や疑問はたくさんありますよね。
まずは「親のサポートはどこまで必要?」ということです。小学1~2年生は親のサポートが必要です。
テーマを決めるところ~まとめるところまで、サポートしてあげましょう。
ただ、せっかくの子どもの自由研究ですので、親がすべて決めてしまわないように。いくつかの選択肢から子どもが最終的に決めるようにします。
子どもの興味や関心を見極めて、選択肢を与えることも意識して下さい。
子どもがやりやすい、取り組みやすいもの、または情報が入りやすいテーマなど、ある程度の誘導はしても構いません。
2つ目の心配事は、「スケジュール」について。
冬休みは全国で平均的に2周間ほどです。夏休みに比べたらとても短いですね。自由研究の他にドリルやプリントもあり、今の小学生は忙しいです。
テーマが工作系でも観察系でも、だいたい3日以内でまとめまで終えられるようにしましょう。
工作も観察も子どもが一度やってみて、またやりたいと思うかもしれません。さらに、まとめの時間も必要です。
遅くとも冬休み最終日の一週間前には始めましょう。
3つ目は「なぜいつもギリギリなの?そうなる子どもの心理は?」ということです。
結論から言うと、「自由」とはどうしたら良いか分からないからです。普段の学校では、そのような学習をしていません。
普段は授業で先生から教えてもらえる「答えがある学習」がほとんどです。普段していないことを突然やれと言われても、大人も困りますよね?
どうしたら良いか分からないと、始めることも出来ません。結果として、そのまま放置してしまうのです。
これは誰が悪いわけでもありません。
ですから、お子さんを責めたり、「どうしてうちの子は…」と頭を悩ませないで下さい。なかなか子どもが自由研究に手をつけないのは「当たり前」ということです。
しかし、自由研究のように自分で調べて考える学習も学びとして重要とされています。普段の学校ではカリキュラムで精一杯のため、実行できません。そこで長期休みの課題として与えられることが多いのです。
では、どうしたら自発的に子どもが始めるようになる?どう声をかけたら良いの?
まずは、楽しいものであることを伝える。
「もしお母さん(お父さん)だったら、大好きなジャニーズの嵐の研究をしたい」
もし自分だったらこんな研究をする、と楽しいことが出来て羨ましいな~と声を掛けてみましょう。
身近な大人が楽しんでいることは、一番のやる気に繋がります。
普段から子どもとの会話の中にヒントがあります。
子どもの「なんでだろう?」「あれはすごいなー」「嫌だなー」という発言を逃さないようにします。
そこから自由研究につなげていきましょう。
- 「なんでだろう?」→ 理由が分かるような研究する。
- 「あれはすごいなー」→ なぜすごいのか研究する。
- 「嫌だなー」→ 嫌なことを解決するためにはどうしたら良いか研究する。
子どもからの発言がきっかけで始めるなら、やる気向上すること間違いなしです!
まとめ
○小2女の子向けの自由研究アイディアを5つ紹介しました。
- クレヨンメルトアート(図画)
- スノードーム(工作)
- 町の中のマーク探し
- 動物園の動物の観察
- 家族の観察
○親がどこまで手伝う?
- 小学2年生は題材決めからまとめまでサポートが必要。ただし、選択肢を与えて、最終決定は子どもがする。
○スケジュールの立て方は?
- 準備からまとめまで3日以内で終わるように。
- 始めるのは、最終日の1周間前。
○なぜいつもギリギリなの?子どもの心理は?
- 今まで「自由」に研究をするという学習を経験していないから。どうしたら良いのか子どもも悩んでいる。
○どうしたら自発的にやるようになるのか?どんな声掛けが必要?
- 自由研究が楽しいものであることを言葉と態度で身近な大人(父母)が示す。
- 普段の子どもとの会話の中にヒントがある。子どもの言葉を研究に繋げよう!
今回ご紹介したアイディアや子どもへのサポートの仕方を参考にすれば、冬休みの自由研究はスイスイと進めることが出来ますよ。
当たり前ですが、この記事を読んだだけでは自由研究は進まないし、子どもは動きません。
まずは、お子様と自由研究についてお話してみて下さい。
ポイントはお母さん、お父さんが自由研究について楽しそうに話し始めることです。ご自身の自由研究の経験をお子様に話すことも良いですね。そこから、会話を広げたり、インターネットを一緒に検索してみたりしましょう。
きっと夏休みには見られなかった自発的に取り組む姿を見ることが出来ますよ。
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