中学生の冬休みといえばクリスマス、大晦日、お正月とイベントが盛りだくさん!
友だちと遊ぶのはもちろん、普段は厳しい親の目もちょっとだけ優しくなり、大晦日はちょっと夜更かししてしまったり、お正月はゆっくり過ごしてみたり…楽しい冬休みですね。
そんな冬休みも宿題がでます。
『あとでやればいいや!』と思っていませんか?わかります!ポスター製作はとくに、何を書けばいいか悩んで後回しになってしまいますよね。ですが冬休みは意外とあっという間に終わってしまいます。
冬休みの最終日に真っ白の画用紙が残ってたら気が重いですよね…
今回は冬休みの中学生向けポスター製作のおすすめのテーマとうまく書くコツを紹介します。
実は面倒なポスター製作も、テーマ設定とコツさえつかめればあっという間に書くことができるんです!
何を書けばいいの?どうやって書くの?そんな悩みも解消して冬休みを満喫しましょう!
学生向けおすすめポスターテーマ3選! その1:防火ポスター
なぜ防火ポスターがおすすめかというと『防火』と聞くと、『火、火事』と絵のイメージがつきやすいからです。
ポスターは上手に書くことよりも、伝えることが大切なので絵のうまさは関係ありません。
防火ポスターは、防火・防災意識の向上を目的として書かれるものです。つまり、火災の恐ろしさや火の管理の大切さを伝えるようなポスターを書くことがポイントです。
『防火』でイメージできるもの
- 住宅(火事)
- ガスコンロ
- 花火
- タバコ
- ライター
- 消防車
- 消化器
ポスターには標語(スローガン)も一緒に書きますが、防火ポスターは日本損害保険協会で『全国統一防火標語』が毎年発表されており、令和3年度は
なので、こちらを標語としていれるとテーマが決まりやすいです。
- 住宅
- ガスコンロ
- コンセント
などがイメージしやすそうですね!
また過去の入賞ポスターを参考にすることもおすすめです。まるごとパクるのはNGですが、上手な人の作品を参考にすれば書きやすくなります。
過去の入賞作を参考にのせておきます。
学生向けおすすめポスターテーマ3選! その2:交通安全ポスター
交通安全ポスターも『車、事故』と絵のイメージがつきやすいのでおすすめです。交通安全ポスターの目的は、社会の交通安全意識を高めることで交通事故を減らすことです。
つまり、交通事故の危険性や交通ルールの大切さが伝わるポスターを書くことがポイントです。
交通安全ポスターでイメージするもの
- 車
- 信号
- 横断歩道
- シートベルト
- 運転中のスマートフォン操作
- 自転車
毎日新聞社では毎年、交通安全年間スローガンとポスターデザインが募集されています。
スローガンは秋ごろまでの募集ですが、ポスターは毎年11月下旬から1月末に募集されていているので、冬休みに取り組むのに最適です!
スローガンを使ってポスターを書くので、テーマは決まりやすいです。
詳しい募集要項はHPをチェックしてください。
毎日新聞社

過去の入賞作も載っているので参考にしてください。
学生向けおすすめポスターテーマ3選! その3:SDGs
SDGsとは持続可能な開発目標のことで、最近テレビや新聞でよく耳にしますね。
SDGsには2030年までに達成すべき17の目標があり、その目標がそのまま標語となるのでテーマを決めやすくおすすめです。
SDGsの17の目標
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- ・働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任かう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsのポスターの目的は、SDGsの関心を広げることなので自由な発想で書くことができます。
例えば、『海の豊かさを守ろう』は海、魚、ペンギン、白くまなどを、『陸の豊かさも守ろう』だったら、森、昆虫、動物などが書きやすいと思います。
『人や国の不平等をなくそう』や『平和と公正をすべての人に』だったら、地球やいろんな国の人を書くといいですね。
この中から自分が書きやすいテーマを選べるのでおすすめです。
『SDGs全国子どもポスターコンクール』も行われており、過去入賞作もみれるので参考にしてくさい。

絵が苦手・・・うまく描くポイントやコツは?
テーマが決まったら次はいよいよポスターを書きましょう!
前述で書いたとおり、ポスターはメッセージを伝えることが目的なので、絵を上手に書く必要はありません。
といっても絵を書くとは何からとりかかっていいのかわかりませんよね…
私も絵を書くのは苦手だったので、白い画用紙を目の前にどう書いたらいいのか悩みました。
ポスターを書くポイント
書きやすいテーマを選ぶ
ぜひ上記に書いたテーマを参考にしてください!
メインになる絵はなるべく大きく書く
いろいろ書くのではなく遠くから見ても何を伝えたい絵なのかわかるようにしましょう。
標語は読みやすい字、はっきりとした色で書く
- 直線をひく場合は定規などを使う方いいです。
- 印刷した文字をなぞるのも簡単です!
構図は過去入賞作を参考にする
- パクリはNGですが、参考になるのでどんどん見ましょう。
- 参考の動画でもレイアウトを提案されているのでぜひ確認してみてください。
絵の具はアクリル絵の具にする
- 水彩用より、にじみにくくマットな色合いのアクリル絵の具のほうがポスターにむいています。
- 色は少なく濃い方がはっきりとした仕上がりになります。
動画を載せておくので参考にしてください。
ポスターは基本的にB3判や、四つ切り、八つ切りサイズを指定されます。でも急にそんな大きな紙に絵を書くのは難しいことです!
普段から大きいサイズの絵や字を書く練習をしておくと、大きな画用紙に書くのもスムーズに書けるようになります。
中学生で見ておきたい!アート作品
中学生で嫌いな教科に美術をあげる人は少なくないと思います。『アートを見る』といってもピンとこない人は多いでしょう。
でも、中学生からアートに触れることは物の見方が豊かになっていくのでメリットも豊富です!
アートをみることのメリット
①学力があがる
アートにふれることで創造性が高まり、学力をあげることにもつながります。
②コミュニケーション能力が身に付く
アートにふれることで好奇心が高まり、言葉で通じあえなくても絵や行動で表現できるようになります。
それでも、「どこに見に行けばいいかわからない」「見てもよくわからないし」といざ見にいくにも迷ってしますよね。
今回はアートと縁のなかった私が、アートって面白い!と思えた場所を紹介します。
霧島アートの森
鹿児島県にある霧島アートの森は、霧島地域の自然と調和した芸術性の高い彫刻作品を配置し、豊かな自然の中で優れた芸術作品や自然に親しんでもらう野外美術館です。
屋内のアートホールには草間彌生さん作品の赤い靴が目をひきます。屋外も散策していると様々な彫刻が自然ととけあっていて、アートに詳しくなくてもとても楽しめます。
ぜひ一度訪れてみてください!
遠くていけない!という方はHPに作品がのっているので見てみてください。
同じように自然とアートをモチーフとしている場所はいくつかあります。美術館や博物館に訪れるのもいいですが、広大な自然と一緒にアートを楽しむことでより印象に残ります。
HPと一緒に簡単に紹介するので、気になったらぜひ訪れてみてください。
♦瀬戸内海『直島』・・・草間彌生さんの赤かぼちゃが有名で、島全体が現代アートにあふれています。
♦神奈川県『箱根彫刻の森』・・・四季折々の雄大な自然のなかで大迫力なアートが楽しめる野外美術館です。ピカソ館もあります。

♦奈良県『室生山上公園芸術の森』・・・広大な敷地の中に様々なモニュメントがおいてあります。
♦長野県『美ヶ原高原美術館』・・・高原に展示されている野外彫刻群が見どころです。
まとめ
- 冬休みのポスター制作の宿題、中学生向けのおすすめテーマ3つとうまく書くコツを紹介しました。
- テーマは防火ポスター、交通安全ポスター、SDGsと書きやすいものを紹介しています。
- 絵を書くときはアクリル絵の具で、はっきりとした色を使うことがコツです。
- 迷ったときは過去入賞作を参考にしてください。
- 中学生からアートにふれることで創造力、好奇心が高まり学力向上にもつながります。
今回紹介したテーマとコツを参考にしてもらえれば、ポスター製作も1時間もあれば仕上がります。
当たり前ですが記事を読んだだけではポスターは完成しません。宿題を早めに終わらせて、冬休みを堪能しましょう!
冬休みの予定に迷ったときは、ぜひアートを見にいきましょう。中学生のころからアートにふれることは、その後の人生を豊かにすることにつながります。
紹介した場所は”映え写真”も撮れるので、ぜひお友だちや家族をさそって訪れてみてください!
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