厄年は迷信?やってはいけないこと・やるといいことは?初詣でお祓いは必要?

いよいよ2022ですね! 来年は自分が『厄年』で、「どうしよう!?」と悩んでいる方も多いと思います。

そんな方に向けて、「厄年の過ごし方」や、「厄払いに行った方がいいの!?」「厄除けにおすすめの寺社仏閣はどこ?」などの疑問にお答えします。

また、『厄年』って、そもそも何なのか? についてもご説明していきますね。

これを読めば、厄年について丸わかりです。もう厄年も怖くない! ぜひ最後まで御覧くださいね~!

厄年は迷信?

「ただの迷信でしょ?」と思っていても、なんとなく不安な厄年。そもそも厄年って何なのか?本当にただの迷信なのか?

これがわかれば、漠然とした不安もなくなるはずです! そこで由来や歴史を探ってみました。

基本的な情報と、来年の厄年表も合わせてご紹介するので、ご自分が厄年かどうかまだ知らないという方は、チェックしてみてくださいね。

厄年とは?

数え年で、男性は25歳、42歳、61歳。女性は19歳、33歳、37歳、になる1年間のことを厄年といいます。その前年を前厄、後年を後厄として、その3年の間は災難や病気などに注意を払う年とされています。

厄年の数え方

数え年とは「生まれた年を1歳」として数え、それ以降は「お正月がくるごとに、1歳ずつ年を重ねる」という、年齢の数え方です。

ちょっとわかりにくいですよね。自分が厄年かどうか、実際に2022年の厄年早見表で確かめてみましょう!

2022年(令和4年)厄年早見表
男性 厄年 女性 厄年
前厄 本厄 後厄 前厄 本厄 後厄
1999年
平成11年生
(24歳)
うさぎ
1998年
平成10年生
(25歳)
とら
1997年
平成9年生
(26歳)
うし
2005年
平成17年生
(18歳)
とり
2004年
平成16年生
(19歳)
さる
2003年
平成15年生
(20歳)
ひつじ
1982年
昭和57年生
(41歳)
いぬ
1981年
昭和56年生
(42歳)
とり
1980年
昭和55年生
(43歳)
さる
1991年
平成3年生
(32歳)
ひつじ
1990年
平成2年生
(33歳)
うま
1989年
平成元年生
(34歳)
へび
1963年
昭和38年生
(60歳)
うさぎ
1962年
昭和37年生
(61歳)
とら
1961年
昭和36年生
(62歳)
うし
1987年
昭和62年生
(36歳)
うさぎ
1986年
昭和61年生
(37歳)
とら
1985年
昭和60年生
(38歳)
うし

この中でも、男性42歳と女性33歳は「大厄」と呼ばれ、特に大きな災いが起こる年齢といわれているので要注意です。

厄年の風習はいつから?歴史は?

厄年の風習が始まったのがいつからなのか、はっきりとは解明されていません。

平安時代にはすでに貴族たちが厄払いを行っていた、江戸時代には庶民にまで定着していた、など大昔から日本の文化に根付いていたことが文献に示されています。

江戸時代の平均寿命は50歳ほどだったので、男性の40代前半や女性の30代半ばなどは、今で言うお年寄りです。老化や病気など体に特に気をつけなければいけない節目の年齢を、昔の人は経験的に厄年と考えたそうです。

そして、老いや死を恐れた人々は、お参りをして『厄』を払ってもらい、無事その年を乗り越えようとしたんですね。

厄年は本当にあるの?迷信?

あらためて言うまでもなく、科学的な根拠はありません。ですから、厄年は迷信ともされています。

ですが、現代人においても厄年の年齢は『ライフスタイルが変わる時期』『肉体的・精神的に大きく変化する時期』にあてはまります。

進学・就職・転職・昇進・退職・結婚・出産・老化など、人生の変化や転機が訪れる時期とかさなると思いませんか? そんな時こそ、予期せぬ災難が起こったり、体調や精神的にしんどくなってしまう可能性が高いのです。

実際、30代から60代の男女2000人を対象としたアンケートでは、『厄年対策で厄払いをしたことがある、もしくはしようと思っている』と答えた方が全体の49.7%も!

現代においても、約2人に1人は、厄年を心のどこかで恐ろしく思っているのですね。

厄年にやってはいけないこととは?

1 新しいことを始めてはいけない

厄年には運気が弱まるとされています。そんな時に、大きな変化を重ね合わせると災いをもたらすと言われています。

例えば、新しい家を建てる、引っ越しする、事業を始める、転職するなど。何事も、新たなことをするには、リスクを伴いますよね。大きなリスクを伴うことを災厄の起きやすい時にするのはやめたほうがいい、という考えです。

2 「やってはいけないこと」はない

実は一方で、「結婚や引越しなどの大きなことをすると厄落としになるからいい」とも言われています。

「えっ!一体どっちなの!?」と思いますよね。

昔は確かに、新しいことを始めてはいけないと言われて来ました。それは、昔は短命だったので、体に不調が起きやすい『厄年』には無理はしてはいけないという戒め(いましめ)の意味も込められていたからでした。

しかし、寿命が延びた現代では、事情が異なりますよね。そのため、今では『やってはいけないこと』ではないのです。しかし、実際は気にされる方もいますので、ご自分次第ということになりますね。

厄年にご結婚やお引越しなどの予定がある方も、安心してくださいね。

厄年にやったほうがいいこととは?

1 お祓いに行く 

有名な寺院・神社に参詣して厄除け祈願をしてもらうと、やっぱり安心ですよね。

「そんなの意味ない!」という方も、『お祓いのお金を払える自分でありましょう』という意味合いもあるので、行ったほうがいいとのこと。

私個人的にも、神聖な場でお清めをしてもらうことは、背筋が伸びる思いがするので、人生の節目にはそういった気の引き締めが必要だなぁ、と感じます。

ちなみに、お寺では「厄除け」、神社では「厄払い」と言い方に違いがありますよ。

2 お守りを買う 

お守りも、お祓いと同じで気休めだと言う人もいますが、要はそれで自分の気持ちが前向きになればいいんです!

お守りを身につけることで、なんとなく安心だなと思えたり、ポジティブになれるなら、それがいちばんの効果なんですよ。

もちろんご利益のあるありがたいお守りなら、なおさらですよね。

3 体に負担をかけないように一年過ごす   

先ほどもお伝えしたように、厄年は人生の転機や体の変化も色々と起こる年代です。例えば40代男性はマイホーム購入や昇進など、30代女性は妊娠や出産、育児など、あらゆるストレスや不安が増える頃です。

そんな時期はついつい無理をして体調を崩してしまうことが増えますよね。そんな時だからこそ、健康面に注意することが大切です。

バランスの取れた食生活、適度な運動、ストレス発散などを心がけて、体に負担をかけ過ぎないようにすごしましょう。

4 友人や知人を招いて、ごちそうを振る舞う 

全国各地には『お餅やお金、お菓子などを配って厄を落とす』という風習が伝えられています。ではなぜ、ごちそうする事が厄払いにつながるのでしょう?

財産の一部を贈与する事が、厄落としにつながると考えられた為のようです。現代では食事会を開いて、友人や知人にごちそうすれば、立派な厄払いになりますよ!

~女性向け~  妊娠出産  

妊娠や出産などの予定が厄年で心配という方、ご安心くださいね。昔から、『子を授かれば厄を落としてくれる』と言われていて、とても縁起の良いことなんですよ。

~男性向け~  厄年を飛躍の年に 

「ピンチがチャンスだ!」と、逆境をはねのける精神力みなぎる男性にも朗報です。まさしく、厄年を飛躍の年とする考え方も昔からあるようです。

逆転の発想で、後に大きく飛躍する事を願って厄年に独立や起業をしてみては!?

厄年に初詣はいってもいいの?

喪中のようにお参りなどを控えた方がいいと思ってしまいそうですが、そんなことはありません!

1月1日から厄年が始まるので、初詣と一緒に厄払い・厄除けをするのがおすすめです。お正月から節分までの間に行くのが良いとされていますが、それを過ぎても大丈夫ですよ。

厄年の人の初詣まいりで行うことは?

お祓いを希望する場合も、一般の初詣と同じように、まずは手水舎で手を洗い身を清めましょう。そして、社務所などでご祈祷の申込みをします。厄払いは基本的には予約を入れる必要はありませんので、当日申し込みで大丈夫です。

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